オリックスが株主優待廃止で配当重視・株価は上昇推移【8591】

総合リース大手で金融業・プロ野球球団など多くの事業を行うオリックス(8591)、株主優待制度を廃止して配当などへ集約としています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

オリックスのPOINT
  • 株主優待廃止で配当重視、増配期待
  • 株価は上昇推移
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株価情報と配当情報

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年8月27日終値時点)

株価:3,573円
予想PER:10.54倍
PBR:1.01倍
予想EPS:339.04円
時価総額:4兆3,411億円

最新の株価参考:オリックス(株)【8591】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「カタログギフト」、「株主カード」を実施していました。

カタログギフトは5,000円相当で、3年以上継続保有している場合は1万円相当。利回りが高めで人気の優待でしたが、2024年3月を最後に廃止しています。

「今後は配当等による利益還元に集約する」としています。

参考:株主優待について|オリックス公式サイト

配当情報

2025年3月期の予定年間配当:98.6円
予想年間配当利回り:2.76%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2025年3月期の配当は据え置き予定としています。

配当性向は2024年3月期が33%、2025年3月期の予想が約29%です。

配当方針の確認

配当方針は「2025年3月期につきましては、1株当たりの年間配当金の予想額は、配当性向39.0%もしくは当期と同額の98.60円のいずれか高い方」としています。

参考:配当方針・配当状況|オリックス公式サイト

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は環境の悪化もあり最終利益は1,923億円とやや厳しめに。2022年3月期は回復しましたが、2023年3月期の最終利益は減益に。

2025年3月期は最終増益見通しとしています。

参考:財務データ|オリックス株式会社

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に下落しましたが、2021年から業績回復・日経平均採用観測などの影響から大きく上昇。

2022年は優待廃止発表や不透明感などから緩やかに下落しましたが、2023年4月以降は再び上昇しています。

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事業内容と財務状況

事業内容と財務状況を確認していきます。

オリックス(8591)の概要

オリックス株式会社(英: ORIX Corporation)は、日本の大手総合金融サービス企業である。

祖業であるリースをはじめ、不動産、銀行、クレジット、事業投資、環境エネルギー投資、プロ野球球団(オリックス・バファローズ)など多くの事業を手掛けており、グループを通して多角的金融サービス業を提供している。

オリックス – Wikipediaより抜粋

オリックスは国内だけでなく、アメリカやヨーロッパなど諸外国にも展開しています。

法人金融サービス事業・メンテナンスリース事業、不動産事業、事業投資事業・リテール事業、海外事業など多くのセグメントがあります。

3か月決算の実績

下記は3か月決算の連結最終利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結最終利益は3,900億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは安定した推移、2024年3月期は増えています。

配当・優待について

配当は増配傾向で推移し高めの利回りです。

また、2024年3月を最後に株主優待を廃止しており、配当等に利益還元を集約としています。2025年3月期の年間配当は下限を98.6円としており、利益次第ですが増える期待も十分あります。

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