メディアドゥの株価が警戒感から大きく下落推移【3678】

電子書籍取次で国内首位のメディアドゥ(3678)。

今後の株価と配当がどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

メディアドゥの株価POINT
  • 株価下落も割安感は無し
  • 厳しめの業績推移
  • 成長期待値は高いが、警戒ポイントも
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メディアドゥの株価情報と業績推移

メディアドゥの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:1,520円
予想PER:21.31倍
PBR:1.4倍
予想EPS:71.34円
時価総額:235億円

2023年4月14日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)メディアドゥ【3678】:Yahoo!ファイナンス

指標に目立った割安感・割高感は無いです。

業績の推移

下記はメディアドゥの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

市場が大きく成長しているのもあり、好調な業績推移で2022年2月期は過去最高売上・利益を更新。

2023年2月期は減収・減益、2024年2月期はさらに減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|株式会社メディアドゥ

株価のチャート

下記はメディアドゥ5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年に巣ごもり需要による業績好調で大きく上昇。出版業界のDX支援を展開する米企業、漫画アプリ開発を手掛ける企業の株式を取得し子会社化したこともプラスに働きました。

その後は強い割高感に加え、LINEマンガ(LDF)がイーブックイニシアティブジャパンと業務提携すると発表したことなどもあり、2021年以降で見ると大きく下落しています。

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メディアドゥの配当情報と株主優待

メディアドゥの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2024年2月期の予定年間配当:22円
予想年間配当利回り:1.45%

配当金の推移について

下記はメディアドゥの配当金推移です。期末の一括配当(2月)を実施しています。

2023年2月期は10億円の自己株式を取得した為、無配に。2024年2月期は22円予定としています。

2024年2月期の予想配当性向は約31%です。

配当方針の確認

中期経営計画にて、これまで総還元性向20%以上を目標としていましたが、2023年2月期以降では30%以上を目標とし、段階的に総還元性向を引き上げるとしています。

参考:決算説明資料|株式会社メディアドゥ

株主優待について

現在は株主優待制度を実施していないです。

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メディアドゥの事業内容と今後について

メディアドゥの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

メディアドゥ(3678)の概要

株式会社メディアドゥ(英語: MEDIA DO)は、日本の企業。著作物のデジタル流通を営む。電子書籍取次大手。

メディアドゥの電子書籍事業は、紀伊國屋書店などの電子書店へのシステム提供をしないファイルベースでの取次販売、LINEマンガなどのシステム提供をベースとした取次販売とパートナー企業との電子書店の共同運営、コミなびなどの自社電子書店の3つにサービス形態に分れる。

メディアドゥ – Wikipediaより抜粋

主な事業は「電子書籍流通事業」です。

出版社及び電子書店間の調整、電子書籍データ・売上・販売実績の一元管理などを行っています。

3カ月決算の実績

下記はメディアドゥの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年2月期の連結経常利益は20億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はメディアドゥのキャッシュ・フローの推移です。

投資CFが大きくなるタイミングがあります。

参考:メディアドゥ|Google Finance

株価上昇ポイント

電子書籍市場は拡大しており成長余地は大きく、電子書籍取次で国内首位の強みがあります。

2021年4月にトーハンと資本業務提携、2022年7月にはクレディセゾンと資本業務提携するなど、今後もさまざまな動きが想定されます。

株価下落ポイント

新たな収入源の確保を目標に資本業務提携、M&Aやブロックチェーン技術への投資を行っています。

成長には投資が欠かせませんが、高い技術力が必要となり費用が重くなる可能性も想定されます。

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