長谷工コーポレーションの株価が上昇中!高めの配当利回りだが今後どうなるのか分析【1808】

バブル崩壊後は厳しい状況が長く続いた建築業ですが、アベノミクス・東京オリンピック、そしてこの先のリニア開通などさまざまなイベントにより近年盛り返しています。

今回は、マンション開発・建築を行う長谷工コーポレーション(1808)の今後の株価がどうなるのか。業績推移・株価チャートを分析してみました。

長谷工コーポレーションの株価POINT
  • 2020年3月期はやや落ちるものの、業績は比較的好調
  • 株価に割高感はなく、配当利回りも高い
  • 配当金はやや特殊な形なので上下する可能性は高い
スポンサーリンク

長谷工コーポレーションの事業内容と業績推移

はじめに長谷工コーポレーションの事業内容と業績の推移を確認していきます。

長谷工コーポレーション(1808)とは

株式会社長谷工コーポレーション(はせこうコーポレーション)は、大手ゼネコン。関東地方でのマンション開発を中心とした建設会社・デベロッパーでマンション建築では業界トップ。

wikipediaより抜粋

マンション建築最大手で計画から施工まで一貫して行っており、独自のノウハウを持っています。マンション分譲の他、ホテルやオフィスビルなどの一般工事や土木工事なども行っています。

バブル崩壊・リーマンショックなどかなり厳しい時代もありましたが、現在は持ち直しています。

売上と利益の推移について

売上・利益ともに順調に右肩上がりでしたが、2020年3月期は減収・減益の見通しです。ここ5年ほど当初の利益予想よりも上方修正している点や、現時点の利益状況から上方修正して減益幅が小さくなる可能性は高いです。

参考:業績ハイライト|長谷工コーポレーション

長谷工コーポレーションの株価指標と株価チャート

次に長谷工コーポレーションの株価指標と株価チャートの動きを確認していきます。

株価指標と配当利回り

現在の株価:1,536円

予定年間配当:60円

年間配当利回り:約3.91%

予想PER:7.6倍、PBR:1.22倍

※株価は2020年1月23日終値

株価は割安ですが、建設関係はPER10倍以下、PBR1倍以下の割安銘柄が多いので、ものすごく割安という感じでもないです。配当利回りは高いです。

長谷工の財務状況

時価総額:4,604億円

自己資本比率:48.8%

ROE:16.5%、ROA:11.1%
(2020年3月期予想)

株価チャートについて

下記は長谷工コーポレーション5年分の週足株価チャートです。

ここ最近は順調に株価が上昇しています。

上値のメドは1,800円、下値のメドは1,100円あたりと見えます。相場全体が上昇しているというのもあり、現在の株価は利益予想や過去の株価と比較するとやや高い位置です。

長谷工コーポレーションの配当推移と株主優待

次に長谷工コーポレーションの配当推移と株主優待を確認していきます。

配当金の推移

下記は長谷工コーポレーションの配当推移です。現在の配当は中間配当(9月末)と期末配当(3月末)の年2回実施しています。

長谷工の年間配当金の推移

2015年3月期:10円
2016年3月期:15円
2017年3月期:30円
2018年3月期:50円
2019年3月期:80円
2020年3月期:60円(予)

長谷工の配当金ですが、若干特殊な形になっています。

2019年3月期は普通配当が20円、特別配当が60円。2020年3月期は普通配当20円、特別配当が40円の予定としています。あくまでも特別配当として実施する額が多いです。

中期の経営計画(2018年3月期~2020年3月期)にて株主還元を「1株当たり20円の株主配当金を安定的な配当として、連結配当性向20%を目指す」としています。

参考:中期経営計画|長谷工コーポレーション

株主優待について

長谷工コーポレーションの株主優待は「お米の割引券」と「自社サービス利用割引券」です。

保有株式数優待内容
100株以上
<9月末>
コシヒカリ 20%割引
(長谷工あんしんデリ栽培)
100株以上
<3月末>
リフォーム代金 3%割引
不動産仲介手数料 5%割引 等

内容としては微妙ですね。株主優待狙いで保有する人はあまりいなさそうです。

参考:株主優待制度|長谷工コーポレーション

長谷工コーポレーションの最近の決算と今後の見通しについて

最後に長谷工コーポレーションの最近の決算と今後について見ていきます。

最近の決算を確認

2019年11月8日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は434億円と発表、通期計画の850億円に対する進捗率は51.1%となりました。

前年同期比では6.3%減ですが、2020年3月期の会社計画を考えると十分な数値です。今後、多少の上方修正が考えられます

今後について

長谷工コーポレーションは2019年12月19日に同じく建設業の細田工務店(1906)をTOBにて完全子会社化をすると決定しました。今後も必要とする事業分野への事業・資本提携やM&Aを進めていくとしています。

現在の業績は分譲マンション関連事業の割合が高いですが、今後は戸建て・賃貸・高齢者住宅をはじめ海外へも展開して将来の収益源となるものを模索しています。

もちろん、それぞれ投資に伴うリスクもありますが、しっかりと先の事を考えているという印象も受けます。今回のTOBは決して悪いものではなく、細田工務店は賛同の意見も表明しています。

タイトルとURLをコピーしました