マンション開発・建築を行う長谷工コーポレーション(1808)、配当が安定に期待が持てて高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと株主優待制度を確認してみました。
- 株主還元を拡充、安定配当に期待でき高い利回り
- 株主優待制度はさまざまな割引を実施
長谷工の株価情報と配当・優待
長谷工コーポレーションの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年4月22日終値時点)
株価:1,835.5円
予想PER:9.02倍
PBR:1.02倍
予想EPS:203.49円
時価総額:5,521億円
最新の株価参考:(株)長谷工コーポレーション【1808】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当:80円
予想年間配当利回り:4.36%
配当金の推移について
下記は長谷工コーポレーションの配当金推移です。配当権利月は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/hasekohaitou202306.png)
2022年3月期は80円に増額修正、2024年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2023年3月期が37%、2024年3月期の予想が約39%です。
配当方針の確認
株主還元方針は中期経営計画(2021年3月期~2025年3月期)で「1株当たりの年間配当金80円を下限、総還元性向40%程度」としています。
2022年5月に下限を70円から80円に変更しており、安定配当に期待が持てます。
株主優待について
株主優待制度は「お米の割引券」と「自社サービス利用割引券」を実施しています。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 <3月末> | ANAカレーとたなかみ米のコラボ商品 25%割引 リフォーム代金 3%割引 不動産仲介手数料 10%割引 等 |
100株以上 <9月末> | ANAカレーとたなかみ米のコラボ商品 25%割引 |
お得度の算出は難しく、株主優待狙いで保有する人は少なそうです。
長谷工の業績推移と株価推移
長谷工コーポレーションの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は長谷工の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/hasekouriage202306.png)
2020年3月期、2021年3月期は連続で減収・減益、2022年3月期は回復もまだ厳しさが見えます。
2023年3月期は増益も、2024年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は長谷工コーポレーション5年分の週足株価チャートです。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/hasekochat202404.png)
株価は大きく下落するタイミングもあり不安定な推移でしたが、2021年3月から比較的レンジで推移。
2023年は上昇していましたが、2023年10月以降で見るとレンジで推移しています。
長谷工の事業内容と財務状況
長谷工コーポレーションの事業内容と財務状況を確認していきます。
長谷工コーポレーション(1808)の概要
株式会社長谷工コーポレーション(はせこうコーポレーション)は、大手ゼネコン。
関東地方でのマンション開発を中心とした建設会社・デベロッパーでマンション建築では業界トップ。
長谷工コーポレーション – Wikipediaより抜粋
マンション建築最大手で計画から施工まで一貫して行っており、独自のノウハウを持っています。
マンション分譲の他、ホテルやオフィスビルなどの一般工事や土木工事なども行っています。
3カ月決算の実績
下記は長谷工コーポレーションの連結経常利益の推移と前期との比較です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/hasekokesan202404.png)
2024年3月期の連結経常利益は830億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記は長谷工コーポレーションのキャッシュ・フロー推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/hasekocf202306.png)
2020年3月期、2023年3月期の営業CFはマイナスです。
長谷工の配当について
下限配当を70円から80円に変更するなど、安定配当に期待が持て高い利回りです。また、仮に3,4年前と同水準の利益となれば年間配当100円以上の配当も期待できます。
しかし、あくまでも理論値です。資材高騰・人件費などによるコスト上昇による業績警戒感もあります。