オリックス(orix)の株価分析!配当減配や優待見直しの可能性は低い?【8591】

総合リース大手で金融業も行うオリックス(8591)ですが、配当が高いのに加えて人気の株主優待も実施しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

オリックスの株価POINT
  • 株価指標は割安で年間の配当・優待利回りは高くなる可能性あり
  • 現状では配当が大きく減る可能性は低いがあくまでも未定
  • 株主優待を廃止する可能性は低い
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オリックスの事業内容と株価指標について

はじめにオリックスの事業内容と株価指標を確認していきます。

オリックス(8591)とは

オリックスとは日本の大手総合リース企業である。祖業であるリースをはじめ、不動産、銀行、クレジット、ベンチャーキャピタル、プロ野球球団(オリックス・バファローズ)など多くの事業を手掛けており、グループを通して多角的金融サービス業を提供している。

オリックス – Wikipediaより抜粋

オリックスの事業は国内だけでなくアメリカやヨーロッパなど諸外国でも展開しています。部門としては法人金融サービス事業・メンテナンスリース事業・不動産事業・事業投資事業・リテール事業・海外事業があります。

参考:セグメント情報|オリックス株式会社

株価指標と配当利回り

2020年6月30日終値時点のオリックスの株価指標と配当利回りです。

株価:1,328.5円
予定年間配当:未定
年間配当利回り:—
予想PER:—、PBR:0.55倍

PBRはかなり割安です。2021年3月期の業績、配当は未定としています。仮に年間配当を据え置きの76円とした場合の配当利回りは 約5.7%です。

オリックスの業績推移と株価チャート

次にオリックスの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記はオリックスの売上高と経常利益の推移です。

順調に右肩上がりだった売上・利益ですが、2019年3月期は減収・減益。2020年3月期は減収・増益となりました。

株価チャートの推移

下記はオリックス5年分の週足株価チャートの推移です。

やや上昇気味に推移していた株価が、2020年に入り大きく下落。現在の株価も過去の水準と比較すると安めです。ここ数カ月の出来高は大きくなっています。

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オリックスの配当推移と株主優待制度

次にオリックスの配当推移と株主優待制度について確認していきます。

オリックスの配当金の推移

下記はオリックスの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

オリックスの年間配当金推移

2016年3月期:45.75円
2017年3月期:52.25円
2018年3月期:66.00円
2019年3月期:76.00円
2020年3月期:76.00円
2021年3月期:未定

配当は増配傾向ですが、2021年3月期の配当は中間配当35円、期末配当を未定としています。

配当方針として「配当性向30%を目安」としていますが、2021年3月期は特別に配当性向50%予定としています。2019年3月期の配当性向は30%、2020年3月期の配当性向は32%。2021年3月期の業績悪化は避けられないですが、安定配当を意識している方針です。

参考:配当方針・配当状況|オリックス公式サイト

株主優待制度について

オリックスの株主優待は「カタログギフト」と「株主カード」です。カタログギフトの権利月は3月末。100株以上保有で対象です。

優待カードはさまざまな割引につかえますが、カタログギフトの優待が人気です。内容は5,000円相当で、3年以上継続保有している場合は1万円相当にグレードアップします。

100株保有で5,000円相当なので優待利回りは約3.7%です。扱うのが取引先の商品なので無くなりにくい優待ですが、将来的に長期保有限定になるなどの変更可能性はどの優待にもありえます。

参考:ふるさと優待|オリックス公式サイト

オリックスの決算内容と今後について

最後にオリックスの決算内容と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2020年5月21日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は4,125億円と発表。2021年3月期の業績見通しは非開示、年間配当は未定としています。

今後について

オリックスは保有株主に信託銀行が多く、国内アナリストの多くは「安定の成長企業」と評価していました。しかし、2020年6月に入りみずほ証券が「買い」から「中立」に、ゴールドマン・サックス証券が「買い」から「売り」に投資判断を下げています

金融事業では信用リスクや市場性リスク、海外事業は地政学上のリスクなど。事業の多角化はリスクの分散になりますが、それらリスクが一度に出現すると大きなダメージとなるケースもあります。

株価指標に割安感があり、配当・優待利回りは高くなる可能性がありますが、配当はあくまでも未定です。想定以上の減益となれば当然、減配となる可能性はあります。最近は株価下落により出来高増加、配当・優待狙いが増えていると考えられますが、長期的な成長期待値をしっかりと分析することが重要です。

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