総合リース大手で金融業・プロ野球球団など多くの事業を行うオリックス(8591)、株主優待制度を廃止して配当などへ集約としています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 株主優待廃止で配当重視、増配推移
- 株価は上昇推移
ORIXの株価情報と配当・優待
オリックスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年5月21日終値時点)
株価:3,358円
予想PER:9.94倍
PBR:0.98倍
予想EPS:337.89円
時価総額:4兆798億円
最新の株価参考:オリックス(株)【8591】:Yahoo!ファイナンス
配当情報
2025年3月期の予定年間配当:98.6円
予想年間配当利回り:2.94%
配当金の推移について
下記はオリックスの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
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2025年3月期の配当は据え置き予定としています。
配当性向は2024年3月期が33%、2025年3月期の予想が約29%です。
配当方針の確認
配当方針は「2025年3月期につきましては、1株当たりの年間配当金の予想額は、配当性向39.0%もしくは当期と同額の98.60円のいずれか高い方」としています。
株主優待について(廃止)
株主優待制度は「カタログギフト」、「株主カード」を実施していました。
カタログギフトは5,000円相当で、3年以上継続保有している場合は1万円相当。利回りが高めで人気の優待でしたが、2024年3月を最後に廃止しています。
「今後は配当等による利益還元に集約する」としています。
ORIXの業績推移と株価推移
オリックスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はオリックスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/orixuriage202405.png)
2021年3月期は環境の悪化もあり最終利益は1,923億円とやや厳しめに。2022年3月期は回復しましたが、2023年3月期の最終利益は減益に。
2025年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記はオリックス5年分の週足株価チャートです。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/orixchat202405.png)
株価は2020年3月に下落しましたが、2021年から業績回復・日経平均採用観測などの影響から大きく上昇。
2022年は優待廃止発表や不透明感などから緩やかに下落しましたが、2023年4月以降は再び上昇しています。
ORIXの事業内容と財務状況
オリックスの事業内容と財務状況を確認していきます。
オリックス(8591)の概要
オリックス株式会社(英: ORIX Corporation)は、日本の大手総合金融サービス企業である。
祖業であるリースをはじめ、不動産、銀行、クレジット、事業投資、環境エネルギー投資、プロ野球球団(オリックス・バファローズ)など多くの事業を手掛けており、グループを通して多角的金融サービス業を提供している。
オリックス – Wikipediaより抜粋
オリックスは国内だけでなく、アメリカやヨーロッパなど諸外国にも展開しています。
法人金融サービス事業・メンテナンスリース事業、不動産事業、事業投資事業・リテール事業、海外事業など多くのセグメントがあります。
キャッシュフロー
下記はオリックスのキャッシュ・フロー推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/orixcf202405.png)
営業CFは安定した推移です。
オリックスの配当・優待について
配当は増配傾向で推移し平均より高めの利回りです。
また、2024年3月を最後に株主優待を廃止しており、配当等に利益還元を集約としているため、今後の配当にも期待が持てます。