眼科用医薬品で国内最大手の参天製薬(4536)、配当は安定推移です。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
- 配当は安定推移、今後の安定期待も高め
- 株価は上昇から再び下落推移に
株価情報と配当状況について
参天製薬の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年2月10日終値時点)
株価:1,408円
予想PER:15.21倍
PBR:1.69倍
予想EPS:92.57円
時価総額:4,886億円
最新の株価参考:参天製薬(株)【4536】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。また、配当金による利益還元を基本方針としています。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:36円
予想年間配当利回り:2.56%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2025年3月期は増配予定としています。
2024年3月期の配当性向が45.5%、2025年3月期の予想配当性向が約38%です。
配当方針について
配当方針は「半期17円を配当下限値として、中期的な利益成長に合わせて増配していく累進配当を継続」としています。
業績推移と株価推移について
参天製薬の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は減損損失計上により大きく減益で着地。2022年3月期は大きく回復しましたが、2023年3月期は赤字となりました。
2024年3月期は大きく黒字回復、2025年3月期は増益見通しとしています。
参考:業績推移|参天製薬
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年11月から減損損失・中国展開の先行き不安などで下落。2022年は証券会社の格下げや業績警戒感などから更に下落しました。
2023年以降は業績回復期待もあり、上昇推移していましたが、2024年11月から下落推移しています。
事業内容と財務状況について
参天製薬の事業内容と財務状況を確認していきます。
参天製薬(4536)の概要
参天製薬株式会社(さんてんせいやく、Santen Pharmaceutical Co., Ltd.)は日本の製薬会社である。主に眼科向け・大衆向けの目薬、眼科薬、点眼薬などを製造・販売している。
日本において医療用目薬ではシェア1位。一般用目薬ではロート製薬に次いで2位のシェアを持つ。
2015年に抗リウマチ薬事業を他社へ事業譲渡したことで、眼科領域に特化した製薬会社
参天製薬 – Wikipediaより抜粋
緑内障、網膜疾患、角膜疾患などの医療用眼科薬で国内トップシェアです。
売上収益の大半が「医療用医薬品」です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

営業CFは比較的安定した推移です。2024年3月期は大きくプラスです。
配当について
配当推移は比較的安定しており、利回りも平均水準より高めです。累進配当方針としており、今後の安定期待がありますが、利益は大きく減少する時もあり、株価が大きく下落推移する場面もあります。