TDKの配当は連続増配推移・株価は大きく上昇推移から下落場面も【6762】

電子部品大手メーカーのTDK(6762)、連続増配当で推移していますが、株価が上昇した影響もあり利回りは高くはないです。配当状況に加え、株価指標と業績推移、株価チャートを確認していきます。

TDKのPOINT
  • 連続増配当で推移、利回りは高くはない
  • 株価は上昇推移から下落場面も
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株価情報と配当情報

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年9月6日終値時点)

株価:9,142円
予想PER:27.1倍
PBR:1.86倍
予想EPS:337.36円
時価総額:3兆5,542億円

最新の株価参考:TDK(株)【6762】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

配当情報

2025年3月期の予定年間配当:120円
予想年間配当利回り:1.31%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は増配推移、2025年3月期も増配予定です。

配当性向は2024年3月期が35.3%、2025年3月期の予想が約36%です。

株主還元方針の確認

配当方針は「連結ベースの株主資本利益率(ROE)や株主資本配当率(DOE)の水準、事業環境の変化等を総合的に勘案して配当を行う」としています。

参考:配当・株主還元について|TDK株式会社

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は減益見通しでしたが増益で着地、2022年3月期は大きく増収・増益に。

2025年3月期は増益見通しとしています。

参考:連結経営成績|TDK株式会社

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月から上昇、業績上振れ期待などもあり2021年1月には20年ぶりとなる過去最高値を更新。

その後は材料出尽くし感から下落しレンジで推移していましたが、2023年中旬から更に大きく上昇。2024年7月からは下落場面も出ています。

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事業内容と財務状況

事業内容と財務状況を確認していきます。

TDK(6762)の概要

TDK株式会社(ティーディーケイ、英: TDK Corporation)は、日本の電気機器製造会社である。

フェライトなどの電子部品に加え、過去にはビデオテープ、アナログオーディオテープ、デジタルオーディオテープ、フロッピーディスクなどの各種記録メディア(磁気、光など)も製造販売していたが、現在ではフェライトやコンデンサを始めとする電子材料・電子部品・磁気ヘッド・二次電池などを製造販売する大手メーカーである。

海外を含むM&Aを繰り返して事業を成長させている。経営のグローバル化も進んでおり、海外売上比率は9割を超え、海外株主比率も4割に達する。

TDK – Wikipediaより一部抜粋

主な事業セグメントは二次電池やLED用電源の「エナジー応用製品」、ノイズを抑えるキーデバイスやコンデンサの「受動部品」、発電用マグネットや磁気ヘッドなどの「磁気応用製品」です。

3か月決算の実績

下記は各決算期における連結営業利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結営業利益は1,800億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フローの推移です。

2022年3月期の営業CFはやや減少、2024年3月期は営業CFが大きく増加しています。

配当について

配当は連続増配当で推移していますが、株価が大きく上昇した影響もあり利回りは高くないです。

また、2021年10月1日に1株を3株に株式分割を実施していますが、株価が上昇して買いにくさが出ています。


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