カルビー(calbee)【2229】配当安定推移・株価は下落からレンジ推移に

スナック菓子メーカーのカルビー(2229)、配当は安定的な推移をしています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

カルビー(calbee)のPOINT
  • 配当は安定的な推移
  • 株価は下落からレンジ推移に
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カルビーの株価情報と配当・優待

カルビーの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月9日終値時点)

株価:3,087円
予想PER:21.42倍
PBR:2.07倍
予想EPS:144.11円
時価総額:4,134億円

最新の株価参考:カルビー(株)【2229】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定配当:54円
予想年間配当利回り:1.75%

配当金の推移について

下記はカルビーの配当金推移です。配当は期末(3月末)の一括配当を実施しています。

配当は増配傾向で推移、2024年3月期は増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が45.2%、2024年3月期の予想が約37%です。

配当方針の確認

配当方針は、中期経営計画(2020年3月期~2024年3月期)にて「総還元性向50%以上、DOE4%を目途に安定的な増配を目指す」としています。

参考:配当金|カルビー

株主優待について

多くのお菓子メーカーが株主優待制度を実施していますが、カルビーは実施していません。

公式サイトの「株主優待制度はありますか?」という質問には「現在のところ、実施する予定はありません」としています。そのため、現状では株主優待制度を実施する可能性は低いと考えられます。

参考:よくいただくご質問|カルビー

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カルビーの業績推移と株価推移

カルビーの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はカルビーの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は減益、売上は「収益認識に関する会計基準」等適用もあり減収に。

2023年3月期は減益に、2024年3月期は増益見通しとしています。

参考:業績・財務データ|カルビー

株価のチャート

下記はカルビー5年分の週足株価チャートです。

株価は長期で下落し厳しい推移をしていましたが、2022年7月以降で見るとレンジ気味の推移をしています。

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カルビーの事業内容と財務状況

カルビーの事業内容と財務状況を確認していきます。

カルビー(2229)の概要

カルビー株式会社(英: Calbee, Inc.)は、日本のスナック菓子メーカー。シリアル食品(グラノーラ)なども製造・販売している。

1955年、現在の会社名のカルビーに変更。カルビーは、当時の日本人に不足しているとされたカルシウムの「カル」と、ビタミンB1の「ビー」を組み合わせた造語である。

カルビー – Wikipediaより抜粋

スナック菓子最大手でシリアル製品も扱っています。

売上は国内のスナック菓子事業が多くを占め、中長期計画では海外事業を大きく伸ばすことを目標の一つとしています。

3カ月決算の実績

下記はカルビーの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は285億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はカルビーのキャッシュ・フロー推移です。

カルビーについて

国内では物流費・原材料費の高騰、人口減少などの影響もあり、既に周知された商品で売上・利益を大きく伸ばすのは困難です。

そのため、新商品の開発・既存商品の値上げ・容量を減らす他、海外展開などで利益確保を目指しています。

伸びしろ

長期的に見ると海外でしっかり利益を伸ばすことができれば、まだまだ伸びしろはあります。もちろん、海外進出はどの業界・業種でも当然リスクがあります。

リスク要因

多くの食品メーカーで商品値上げを実施、カルビーも商品の値上げを実施しており収益力向上期待から株価が上昇する場面もありますが、その見極めは非常に難しいです。

また、原料や燃料費などのコスト上昇がどこまで業績に影響するか見えにくい部分もあります。

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