TDKの株価分析。配当推移は問題なく株価に割高感はないが短期的には難しい【6762】

電子部品大手メーカーのTDK(6762)の株価について、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。短期的には新型コロナウイルスの影響による業績悪化が考えられますが、技術力があり長期的には需要が望めます。

TDKの株価POINT
  • 株価指標に目立った割高感、割安感はなく配当利回りも平均的
  • 配当金の推移は良好で減配する可能性は低い
  • 短期的な不透明感は強めだが技術力は高い
スポンサーリンク

TDKの事業内容と株価指標

はじめにTDKの事業内容と株価指標を確認していきます。

TDK(6762)とは

TDK株式会社(ティーディーケイ、英: TDK Corporation)は、日本の電気機器製造会社である。フェライトなどの電子部品に加え、過去にはビデオテープ、アナログオーディオテープ、デジタルオーディオテープ、フロッピーディスクなどの各種記録メディア(磁気、光など)も製造販売していたが、現在ではフェライトやコンデンサを始めとする電子材料・電子部品・磁気ヘッド・二次電池などを製造販売する大手メーカー。

1980年代以降、記録メディア、磁気ヘッド、電子部品、リチウムイオン二次電池と、積極的に主力事業のポートフォリオを入れ替えており、海外を含むM&Aを繰り返して事業を成長させている。経営のグローバル化も進んでおり、海外売上比率は9割を超え、海外株主比率も4割に達する。

wikipediaより一部抜粋

主なセグメントは二次電池やLED用電源の「エナジー応用製品」(38.9%)、ノイズを抑えるキーデバイスやコンデンサの「受動部品」(31.4%)、発電用マグネットや磁気ヘッドなどの「磁気応用製品」(19.7%)です。

参考:どんなセグメントがあるの?|TDK株式会社

株価指標と配当利回り

下記はTDKの2020年4月28日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:8,900円

予定年間配当:180円

年間配当利回り:2%

予想PER:19.4倍、PBR:1.24倍

株価指標に目立った割安感、割高感はないです。配当利回りも平均的な水準です。

TDKの業績推移と株価チャート

次にTDKの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高・経常利益の推移

下記はTDKの売上高と経常利益の推移です。

2017年3月期は譲渡益(営業利益1,490億円)の計上したことで大きく利益が上昇しています。それを除いても売上・利益ともに比較的順調に推移していましたが、2020年3月期は減損損失と新型コロナウイルスの影響があり減収・減益の見通しです。

参考:連結経営成績|TDK株式会社

株価チャートの推移

下記はTDK5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は新型コロナウイルスの影響により大きく下落しましたが、今後の不透明感を考えるとまだ株価は耐えていると見ることもできます。過去の株価と業績を考えると5,000円台前半まで下落する可能性考えられます。しかし、ポテンシャルを考えると株価1万円以上に上昇する力は持っています。

TDKの配当推移と決算内容

次にTDKの配当金の推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記はTDKの配当金の推移です。年2回、中間配当と期末配当を実施しています。

TDKの年間配当金推移

2015年3月期:90円
2016年3月期:120円
2017年3月期:120円
2018年3月期:130円
2019年3月期:160円
2020年3月期:180円(予)

配当は増配傾向です。

配当方針として「連結ベースの株主資本利益率(ROE)や株主資本配当率(DOE)の水準、事業環境の変化等を総合的に勘案して配当を行う」としています。2019年3月期の配当性向は24.6%、2020年3月期の予想配当性向は業績下方修正により約39%と上昇しているのは気になる点ですが、DOEの水準も配当目安としている点である程度安心感があります。

参考:配当・株主還元について|TDK株式会社

決算内容について

2020年1月31日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は1,098億円と発表、また、2020年3月25日に業績修正を発表し2020年3月期の連結経常利益を従来予想の1,180億円から930億円に下方修正しました。

TDKの今後の株価について

最後にTDKの今後の株価上昇ポイントと下落ポイントを考えてみました。

TDKの株価上昇ポイント

エナジー応用製品をはじめ、多くの製品が5G関連での需要増により今後も好調が見込めます。現在の株価指標には割高感もなく、確かな技術力があるため景気が上向けば業績が上向く可能性は高いです。現状では株式分割については「慎重に検討」としていますが、株価が上昇すれば分割を行う可能性もあります。

TDKの株価下落ポイント

自動車向け製品が軟調に推移していることやグローバル化により為替レートが大きく業績に影響します。もちろん、円安になればプラスですが円高が進行すれば利益減少要因になります。短期的な業績では新型コロナウイルスの影響により操業停止、需要減少などの影響から厳しいのが想定されます。

タイトルとURLをコピーしました