セイコー(SEIKO)の株価分析!上昇後はレンジ推移・配当は完全回復予定【8050】

腕時計で国内首位級のセイコーホールディングス(8050)。今後の株価・配当はどうなるのか、株価指標・業績推移・株価チャートを分析してみました。

セイコー(SEIKO)の株価POINT
  • 業績回復で株価上昇しレンジ推移に
  • 配当は完全回復予定
  • 伸びしろとコスト高騰の不安材料がある
スポンサーリンク

SEIKOの株価情報と業績推移

セイコーグループの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:3,050円
予想PER:14.8倍
PBR:0.96倍
予想EPS:206.02円
時価総額:1,263億円

2023年3月9日終値時点のデータ。
最新の株価参考:セイコーグループ(株)【8050】:Yahoo!ファイナンス

目立った割高感・割安感は無いです。

業績の推移

下記はセイコーグループの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

インバウンド需要が大きく減少し、2021年3月期は大きく減益となりました。2022年3月期は大きく回復、2023年3月期は増収・増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|セイコーグループ

株価の推移

下記はセイコーグループ5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落し、その後も厳しめでしたが、2021年から大きく上昇するタイミングもあり。短期で見るとやや下落する場面も出ていますが、比較的レンジで推移しています。

スポンサーリンク

SEIKOの配当情報と株主優待

セイコーグループの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2023年3月期の予定年間配当:75円
予想年間配当利回り:2.46%

配当金の推移

下記はセイコーの配当金推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

セイコーの年間配当金推移

2018年3月期:75円
2019年3月期:75円
2020年3月期:75円
2021年3月期:37.5円
2022年3月期:50円
2023年3月期:75円(予)

2021年3月期は大きく減配も2022年3月期にやや回復、2023年3月期は完全回復予定としています。

配当性向は2022年3月期が32.1%、2023年3月期の予想は約36%です。

配当方針の確認

第7次中期経営計画(~2021年度)にて「安定配当の維持」としていましたが、2021年3月期に減配。第8次中期経営計画(~2026年度)では、成⻑投資、財務体質改善、株主還元の⼀層の拡充を⽬指すとしています。

参考:配当情報|セイコーグループ

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

スポンサーリンク

SEIKOの事業・決算内容と今後について

セイコーグループの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

セイコーグループ(8050)とは

セイコーグループ株式会社は、セイコーグループの中心会社である。

ブランド名はSEIKOの他複数を保有しており、高級実用腕時計であるグランドセイコーや高級・宝飾腕時計としてクレドールなどを展開している。日本初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを製品化し、現在も時計関連で著名な企業である。

セイコーグループ – Wikipediaより抜粋

セイコーグループは「電子デバイス事業」、「システムソリューション事業」なども展開していますが、中心事業は「ウォッチ事業(時計事業)」です。

決算内容を時系列に確認

2022年3月期の連結経常利益は99.3億円と発表。2023年3月期の同利益は105億円見通し、年間配当は75円予定としています。(2022年5月10日の決算発表にて)

2023年3月期1Q決算

2023年3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は40.5億円と発表、前年同期比126.4%増となりました。(2022年8月9日の決算発表にて)

2023年3月期2Q決算

2023年3月期2Q累計(4-9月)の連結経常利益は95.6億円と発表。また、通期の同利益を105億円予想から130億円予想に上方修正しています。(2022年11月8日の決算発表にて)

2023年3月期3Q決算

2023年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は127億円と発表、前年同期比76.7%増となりました。(2023年2月14日の決算発表にて)

今後の見通しについて

急速な環境の変化でインバウンド需要が大きく減少。2021年3月期はかなり厳しくなりました。しかし、その後は大きく業績が回復し株価も上昇しました。

短期的な動き

ウオッチ事業は海外市場の売り上げ増加、電子デバイス事業では医療分野で好調な需要で、急速に業績が回復しています。

事業について

セイコーは中・高価格帯やスポーツ時計、海外での売上拡大を狙っています。高価格帯の販売が拡大すれば、まだまだ業績が伸びる可能性がありますが、部品・材料や輸送費などのコスト上昇によるマイナス影響も想定されます。

タイトルとURLをコピーしました