イオンの株価分析!株主優待のラウンジ廃止?業績悪化も配当維持予定【8267】

2018年末に株価が大きく下落したイオン(8267)ですが、その後の株価もやや不安定な動きをしています。ここ最近では株価が上昇していますが、果たして今後のイオンの株価はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度のイオンラウンジについても確認していきます。

イオンの株価POINT
  • 株価はやや割高で年間配当利回りは低め
  • 配当は30年減配していないが、配当性向は100%超えで推移している
  • 短期的な業績はかなり悪化する見通し
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イオンの事業内容と株価指標

はじめにイオンの事業内容と株価指標を確認していきます。

イオン(8267)とは

イオン株式会社(英: AEON CO., LTD.)は、日本国内外300余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社である。東京証券取引所第一部上場。世界11カ国に事業展開しており、売上総収入約8兆円規模の小売業世界第12位、日本第1位の業界首位となる。

イオン – Wikipediaより抜粋

売上の比率は総合スーパーが大きいですが、利益の多くは総合金融事業とディベロッパー事業が生み出しています。

参考:セグメント情報|イオン株式会社

株価指標と配当利回り

2020年7月13日終値時点のイオンの株価指標と配当利回りです。

株価:2,454円
予定年間配当:36円
年間配当利回り:1.47%
予想PER:—、PBR:2.08倍

PBRはやや割高です。年間の配当利回りは低いです。

イオンの配当推移と株主優待制度

次にイオンの配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記はイオンの配当金の推移です。年2回、中間配当(8月)と期末配当(2月)を実施しています。

イオンの年間配当金推移

2016年2月期:28円
2017年2月期:30円
2018年2月期:30円
2019年2月期:34円
2020年2月期:36円
2021年2月期:36円(予)

イオンは30年減配なしの企業ですが、配当性向はここ5年ほど100%以上で危険水準です。

中長期的な基本方針として配当は「前年以上を維持しつつ、連結配当性向30%を目標」としています。30年減配していないので減配する可能性は低いですが、この先も配当性向が高いままだと減配しないとは言い切れないです。

参考:配当状況|イオン株式会社

株主優待制度について

イオンの株主優待は、「株主優待カード(イオンオーナーズカード)」です。半期100万円までのお買上金額に対し、保有株に応じた返金率でキャッシュバックがあります。

保有株式数優待内容
100株以上3%キャッシュバック
500株以上4%キャッシュバック
1,000株以上5%キャッシュバック
3,000株以上7%キャッシュバック

さらに、3年以上継続保有するとイオンギフトカードがいただけます。

保有株式数優待内容
1,000株以上2,000円相当のギフトカード
2,000株以上4,000円相当のギフトカード
3,000株以上6,000円相当のギフトカード
5,000株以上10,000円相当のギフトカード

また、株主優待カードにはキャッシュバック以外の特典もあります。

参考:株主優待制度|イオン株式会社

イオンラウンジの今後について

イオンの株主優待カード(イオンオーナーズカード)ですが、キャッシュバックに加えてカードを保有しているとイオンラウンジを利用することができます。そのため、イオンラウンジを利用したい人が保有していることが多いです。

しかし、株主優待カードでイオンラウンジを利用できることについては株主総会で「不公平ではないか」、「ラウンジ混雑の原因ではないか」と問題視されている事が何度かあり、なんらかの変更が行われる可能性があると考えられます

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イオンの業績推移と株価チャート

次にイオンの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます

売上高と経常利益の推移

下記はイオンの売上高と経常利益の推移です。

売上・経常利益ともに割と順調に推移していましたが、2020年2月期は減益に。2021年2月期もかなり厳しくなるのが想定されます。

株価チャートの推移

下記はイオン5年分の週足株価チャートの推移です。

順調に上昇していた株価ですが、2018年年末に大きく株価が下落しました。相場全体の動きが悪いのに加えて海外ファンドが保有株を手放したことによる下落ですが、その後も業績下方修正などにより下落しています。ここ最近ではやや上昇し、下落前の水準を目指しています。

イオンの決算内容と今後について

最後にイオンの決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2020年7月8日の決算にて2021年2月期第1四半期(3-5月)の連結営業損益は120億円の赤字、経常損益は160億円の赤字と発表、2021年2月期の連結営業利益は500-1000億円の見通しとしており、ある程度想定されていたとはいえ、かなり厳しい出だしです。

今後について

イオンの売上比率はスーパーが大きいですが、利益の多くは総合金融事業とディベロッパー事業です。スーパーマーケット事業は落ち込んでおり、高い配当性向や自己資本比率の低さ、金融業を行っているとはいえ有利子負債の多さは気になり、まだまだ読めない部分が多く不安材料は多いです。

また、イオンの公式サイトには下記文言が大きく載っています。

株式投資では配当金や株主優待などのメリットがある反面、値下がりというリスクもともないます。その責任は投資判断を行った株主ご自身が負担することになります。

イオン公式サイトより抜粋

株式投資に限らず投資全般に言えることですが、この通りです。リスクのない株や投資はないです。

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