イオンの株価分析!株主優待のラウンジはどうなる?株価は下落推移【8267】

大手流通企業のイオン(8267)。2020年4月以降、株価が大きく上昇していましたが、2021年以降は下落しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

イオンの株価POINT
  • 割高で年間配当利回りは低め
  • 配当は30年減配していないが、配当性向は高い推移
  • 短期株価は下落推移
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イオンの株価指標と事業内容

はじめに、イオンの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:2,610.5円
予定年間配当:36円
年間配当利回り:1.38%
予想PER:88.3倍
PBR:2.26倍
時価総額:2兆2,762億円

2021年10月7日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒イオン(株)【8267】:Yahoo!ファイナンス

PERはかなり割高です。年間配当利回りは平均より低めです。

イオン(8267)とは

イオン株式会社(英: AEON CO., LTD.)は、日本国内外300余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社である。

世界11カ国に事業展開しており、売上総収入約8兆円規模の小売業世界第12位、日本第1位の業界首位となる。

イオン – Wikipediaより抜粋

売上比率は「総合スーパー」が大きいですが、利益の多くは「総合金融事業」と「ディベロッパー事業」が生み出しています。ミニストップ、マックスバリュ、ウエルシア、イオンフィナンシャルなど多くの企業で構成されています。

イオンの業績推移と株価チャート

次に、イオンの業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

2021年2月期は大きく減益です。しかし、2021年2月期の当初の経常利益見通しは1,000億円-1,200億円でしたので、想定より悪化しなかったとも言えます。2022年2月期の経常利益は1,900億円-2,000億円見通しの回復予想です。

参考:業績ハイライト(通期)|イオン株式会社

株価チャートの推移

下記はイオン5年分の週足株価チャートです。

2018年年末に大きく株価が下落。相場全体の動きが悪いのに加えて、海外ファンドが保有株を手放したことによる下落ですが、その後もやや不安定な動きをしていました。しかし、2020年4月以降は大きく株価が上昇、2021年2月に過去最高値をつけましたが、その後は下落しています。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは3,000円、下落した場合のメドは2,400円辺りと見ることが出来そうです。

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イオンの配当推移と株主優待制度

次に、イオンの配当推移と株主優待制度を見ていきます。

配当金の推移

下記はイオンの配当金推移です。年2回、中間配当(8月)と期末配当(2月)を実施しています。

イオンの年間配当金推移

2017年2月期:30円
2018年2月期:30円
2019年2月期:34円
2020年2月期:36円
2021年2月期:36円
2022年2月期:36円(予)

イオンは30年減配していませんが、配当性向は2020年2月期が112.9%、2021年2月期が最終赤字、2022年2月期の予想が約100-150%です。

利益配分方針の確認

中長期的な基本方針として配当は「前年以上を維持しつつ、連結配当性向30%を目標」です。安定配当を重視し30年減配していないですが、この先も配当性向が高いままだと、減配する可能性も想定されます。

参考:配当状況|イオン株式会社

株主優待制度について

イオンの株主優待は、「株主優待カード(イオンオーナーズカード)」です。半期100万円までのお買上金額に対し、保有株に応じた返金率でキャッシュバックがあります。

保有株式数優待内容
100株以上3%キャッシュバック
500株以上4%キャッシュバック
1,000株以上5%キャッシュバック
3,000株以上7%キャッシュバック

さらに、3年以上継続保有するとイオンギフトカードがいただけます。

保有株式数優待内容
1,000株以上2,000円相当のギフトカード
2,000株以上4,000円相当のギフトカード
3,000株以上6,000円相当のギフトカード
5,000株以上10,000円相当のギフトカード

また、株主優待カードにはキャッシュバック以外の特典もあります。

参考:株主優待制度|イオン株式会社

株主優待のイオンラウンジ

イオンの「株主優待カード(イオンオーナーズカード)」は、キャッシュバックに加えてカードを保有していると「イオンラウンジ」を利用することができます。そのため、イオンラウンジを利用したい人が保有していることが多いです。

イオンラウンジに対する反応、廃止の可能性

株主優待カードでイオンラウンジを利用できることについては株主総会で「不公平ではないか」、「ラウンジ混雑の原因ではないか」と問題視されている事が何度かあり、今後は取り巻く環境の変化もあり、なんらかの変更が行われる可能性はあると考えられます

とはいえ、ラウンジ目的で保有している人が一定数いることを考えると、廃止という判断も難しいと言えそうです。

イオンラウンジの現状

なお、イオンラウンジは密閉された空間であるため、しばらく閉鎖しています。今後は、環境面や運用面などを見直し新しい生活様式に切り替えた上で再開予定としていますが、具体的な時期は明示されていません。

参考:株主さまからいただいたご質問・ご意見|イオン株式会社

イオンの決算内容と今後について

最後に、イオンの決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2021年10月6日の決算にて、2022年2月期2Q累計(3-8月)の連結経常利益は779億円と発表。通期計画の2,000億円(1,900億円-2,100億円)に対する進捗率は39%となりました。

今後について

イオンの売上比率はスーパーが大きいですが、利益の多くは総合金融事業とディベロッパー事業です。スーパーマーケット事業は落ち込んでおり、高い配当性向や自己資本比率の低さ、金融業を行っているとはいえ有利子負債の多さは気になり、まだまだ読めない部分が多く不安材料は多いです。

イオンの公式サイトに記載の注意事項

株式投資では配当金や株主優待などのメリットがある反面、値下がりというリスクもともないます。その責任は投資判断を行った株主ご自身が負担することになります。

イオン公式サイトより抜粋

株式投資に限らず投資全般に言えることですが、この通りです。リスクのない株式や投資はないです。イオンは多くの企業で構成されており、大きく成長している分野もある反面、苦戦している分野もあります。

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