イオンの株価分析!株主優待のラウンジはどうなる?業績悪化も株価は上昇【8267】

2018年末に株価が大きく下落したイオン(8267)。その後の株価も不安定な動きをしていましたが、2020年4月以降は大きく株価が上昇しています。果たして今後のイオンの株価はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度のイオンラウンジは廃止するのかについても確認していきます。

イオンの株価POINT
  • 株価はやや割高で年間配当利回りは低め
  • 配当は30年減配していないが、配当性向は100%超えで推移している
  • 業績悪化も株価は大きく上昇
スポンサーリンク

イオンの事業内容と株価指標

はじめにイオンの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:3,117円
予定年間配当:36円
年間配当利回り:1.15%
予想PER:105倍
PBR:2.72倍

2021年4月13日終値時点のデータ

株価指標は割高です。年間の配当利回りは平均より低めです。

イオン(8267)とは

イオン株式会社(英: AEON CO., LTD.)は、日本国内外300余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社である。東京証券取引所第一部上場。世界11カ国に事業展開しており、売上総収入約8兆円規模の小売業世界第12位、日本第1位の業界首位となる。

イオン – Wikipediaより抜粋

売上比率は総合スーパーが大きいですが、利益の多くは総合金融事業とディベロッパー事業が生み出しています。ミニストップ、マックスバリュ、ウエルシア、イオンフィナンシャルなど多くの企業で構成しています。

参考:セグメント情報|イオン株式会社

イオンの配当推移と株主優待制度

次にイオンの配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

配当金の推移

下記はイオンの配当金の推移です。年2回、中間配当(8月)と期末配当(2月)を実施しています。

イオンの年間配当金推移

2017年2月期:30円
2018年2月期:30円
2019年2月期:34円
2020年2月期:36円
2021年2月期:36円
2022年2月期:36円(予)

イオンは30年減配なしの企業ですが、配当性向は100%以上で推移しています。

中長期的な基本方針として配当は「前年以上を維持しつつ、連結配当性向30%を目標」としています。安定配当を重視し30年減配していないですが、この先も配当性向が高いままだと減配しないとは言い切れないです。

参考:配当状況|イオン株式会社

株主優待制度について

イオンの株主優待は、「株主優待カード(イオンオーナーズカード)」です。半期100万円までのお買上金額に対し、保有株に応じた返金率でキャッシュバックがあります。

保有株式数優待内容
100株以上3%キャッシュバック
500株以上4%キャッシュバック
1,000株以上5%キャッシュバック
3,000株以上7%キャッシュバック

さらに、3年以上継続保有するとイオンギフトカードがいただけます。

保有株式数優待内容
1,000株以上2,000円相当のギフトカード
2,000株以上4,000円相当のギフトカード
3,000株以上6,000円相当のギフトカード
5,000株以上10,000円相当のギフトカード

また、株主優待カードにはキャッシュバック以外の特典もあります。

参考:株主優待制度|イオン株式会社

イオンラウンジの今後について

イオンの株主優待カード(イオンオーナーズカード)ですが、キャッシュバックに加えてカードを保有しているとイオンラウンジを利用することができます。そのため、イオンラウンジを利用したい人が保有していることが多いです。

しかし、株主優待カードでイオンラウンジを利用できることについては株主総会で「不公平ではないか」、「ラウンジ混雑の原因ではないか」と問題視されている事が何度かあり、なんらかの変更が行われる可能性はあると考えられます。とはいえ、ラウンジ目的で保有している人が一定数いることを考えるといきなり廃止という判断も難しいと言えそうです。

※なお、イオンラウンジ自体しばらく閉鎖しています。今後は、環境面や運用面などを見直し新しい生活様式に切り替えた上で再開予定としていますが、具体的な時期は明示されていません。

スポンサーリンク

イオンの業績推移と株価チャート

次にイオンの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます

売上高と経常利益の推移

売上・経常利益ともに比較的順調に推移していましたが、2020年2月期は減益に。2021年2月期は大きく減益となりました。しかし、1,000億円-1,200億円見通しでしたので想定より悪化しなかったとも言えます。

株価チャートの推移

下記はイオン5年分の週足株価チャート推移です。

2018年年末に大きく株価が下落、相場全体の動きが悪いのに加えて海外ファンドが保有株を手放したことによる下落ですが、その後もやや不安定な動きをしていました。しかし、2020年4月以降は厳しい業績が想定される中、大きく株価が上昇し過去最高値を更新しています。

イオンの決算内容と今後について

最後にイオンの決算内容の確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2021年4月9日の決算にて2021年2月期の連結経常利益は1,388億円と発表。2022年2月期は2,000億円見通し、年間配当は据え置きの36円予定としています。

今後について

イオンの売上比率はスーパーが大きいですが、利益の多くは総合金融事業とディベロッパー事業です。スーパーマーケット事業は落ち込んでおり、高い配当性向や自己資本比率の低さ、金融業を行っているとはいえ有利子負債の多さは気になり、まだまだ読めない部分が多く不安材料は多いです。また、株価が上昇したことで割高感もあります。

イオンの公式サイトには下記文言が大きく載っています。

株式投資では配当金や株主優待などのメリットがある反面、値下がりというリスクもともないます。その責任は投資判断を行った株主ご自身が負担することになります。

イオン公式サイトより抜粋

株式投資に限らず投資全般に言えることですが、この通りです。リスクのない株や投資はないです。多くの企業で構成されており、大きく成長している企業もある反面、苦戦している企業もあります。

タイトルとURLをコピーしました