国内製薬会社大手の大塚ホールディングス(4578)、株主優待制度は自社商品を実施しています。株主優待に加え、業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
大塚ホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年11月1日終値時点)
株価:9,207円
予想PER:20.81倍
PBR:1.98倍
予想EPS:442.42円
時価総額:5兆1,360億円
最新の株価参考:大塚ホールディングス(株)【4578】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「自社製品の詰め合わせ」を実施しています、優待権利月は12月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 自社グループ製品詰め合わせ 3,000円相当 |
100株保有で年間3,000円相当とした場合、優待利回りは約0.3%です。
配当金の情報
2024年12月期の予定年間配当:120円
予想年間配当利回り:1.3%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。
配当は年間100円で推移していましたが、2023年12月期に増配、2024年12月期も増配予定としています。
配当性向は2023年12月期が49.1%、2024年12月期の予想が約27%です。
利益還元方針の確認
利益還元方針は「必要な内部留保資金を確保しつつ、利益の成長に応じた株主の利益還元を継続的に行う」としています。
業績推移と株価推移
大塚ホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
利益は減少推移しています。2023年12月期は過去最高益を更新予定でしたが減益で着地。
2024年12月期は大きく増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2023年4月にアルツハイマー型認知症の治療薬の試験結果の影響などで大きく上昇。
その後も医療関連事業の動きから大きく上昇推移しています。
事業内容と財務状況
大塚ホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。
大塚ホールディングス(4578)の概要
大塚ホールディングス株式会社(おおつかホールディングス、Otsuka Holdings Co.,Ltd.)は、大塚製薬、大塚製薬工場、大鵬薬品工業をはじめとする「大塚グループ」の持株会社である。
武田薬品工業・アステラス製薬・第一三共・エーザイと共に国内5大医薬品メーカーのひとつである。
大塚ホールディングス – Wikipediaより抜粋
売上・収益の柱は「医療関連事業」で世界中に工場があります。
一般には「ポカリスエット」、「カロリーメイト」などの「ニュートラシューティカルズ関連事業」が知られています。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の連結営業利益の推移と前期との比較です。
2024年12月期の連結営業利益は3,200億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
営業CFは比較的安定した推移です。
配当・優待について
株主優待制度は自社商品を実施していますが利回りは低めです。
配当は据え置き推移から増配しています。株価が上昇しているのもあり、利回りは高くないです。