水産国内最大手のマルハニチロ(1333)、配当は増配推移で高利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と配当情報
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年8月20日終値時点)
株価:3,148円
予想PER:7.21倍
PBR:0.73倍
予想EPS:436.8円
時価総額:1,592億円
最新の株価参考:マルハニチロ(株)【1333】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について(廃止)
株主優待制度は「自社グループ商品」を実施していましたが、2022年3月末を最後に廃止しています。廃止後は配当重視とし増配しています。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:100円
予想年間配当利回り:3.18%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。2024年3月期から中間配当(9月)を導入しています。
配当は2022年3月期以降、増配推移。2025年3月期も増配予定としています。
配当性向は2024年3月期が20.6%、2025年3月期の予想が約23%です。
配当政策の確認
配当方針は「安定的な株主還元の継続を基本方針」としています。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
厳しめの利益推移でしたが、2022年3月期は利益が大きく回復して、2023年3月期も増益となりました。
2024年3月期は減益も、2025年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は業績悪化・警戒感もあり、一時は2,000円以下まで大きく下落しました。
2021年以降はゆるやかなレンジで推移。2023年末頃から上昇場面が出ています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
マルハニチロ(1333)の概要
マルハニチロ株式会社(英:Maruha Nichiro Corporation)は、日本の大手食品会社。
1880年創業の遠洋漁業・捕鯨・水産加工大手のマルハ(旧・大洋漁業)と1906年創業の北洋漁業・水産加工大手のニチロ(旧・日魯漁業)を起源とする。
2007年に両社が経営統合し、2008年の事業再編を経て、2014年4月1日の合併により誕生した。
マルハニチロ – Wikipediaより抜粋
マルハニチロは水産最大手の企業で、冷凍食品・缶詰などの「加工食品」も事業展開しています。
遠洋漁業・水産加工大手の「マルハ」、北洋漁業・水産加工大手の「ニチロ」が経営統合して誕生した企業です。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の連結経常利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結経常利益は320億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。
2023年3月期の営業CFはマイナスですが、2024年3月期は大きくプラスです。
配当について
2022年3月期は業績回復し増配推移、2025年3月期も増配予定で高めの利回りです。株価は上昇場面が出ていますが、割安感があります。