低価格うどんの「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス(3397)、株主優待制度は自社店舗で利用できる優待食事券を実施。株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認していきます。
トリドールの株価情報と配当・優待
トリドールホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年2月19日終値時点)
株価:4,220円
予想PER:76.57倍
PBR:4.74倍
予想EPS:55.11円
時価総額:3,717億円
最新の株価参考:(株)トリドールホールディングス【3397】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年3月期の予定年間配当金:7.5円
予想年間配当利回り:0.18%
配当金の推移について
下記はトリドールの配当金推移です。期末(3月末)の一括配当を実施しています。
2019年3月期は大きく減配、2024年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2023年3月期が18.9%、2024年3月期の予想が約14%です。
配当政策の確認
トリドールの配当方針は「業績に応じて安定した配当、原則配当性向20%以上を目標、調整後配当性向2%を下限」としています。
株主優待について
株主優待制度は「自社店舗で使える優待券」を実施、優待権利月は、3月と9月の年2回です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 200株未満 | 100円割引券 30枚綴り (3,000円相当) |
200株以上 1,000株未満 | 100円割引券 40枚綴り (4,000円相当) |
1,000株以上 2,000株未満 | 100円割引券 100枚綴り (10,000円相当) |
2,000株以上 | 100円割引券 150枚綴り (15,000円相当) |
また、200株以上を1年以上保有した場合、3,000円相当が追加されます。
優待利回りについて
100株保有で年間6,000円分とした場合、優待利回りは約1.4%です。
トリドールの業績推移と株価推移
トリドールホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はトリドールホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期は取り巻く環境の悪化もあり大きく赤字で着地、2022年3月期は時短協力金の計上もあり大きく回復しました。
2023年3月期は補助金が大幅に減少した影響もあり減益、2024年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記はトリドールホールディングス5年分の週足株価チャートです。
株価は2021年以降大きく上昇推移。強い割高感から調整的に下落する場面もありますが、好業績もあり上昇しています。
2023年以降も上昇場面が目立つ動きをしています。
トリドールの事業内容と財務状況
トリドールホールディングスの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。
トリドールホールディングス(3397)の概要
株式会社トリドールホールディングス(TORIDOLL Holdings Corporation)は、レストラン及びショッピングセンター等における飲食店舗の開発と運営を行う企業グループの持株会社。
売り上げの8割以上が丸亀製麺となっており、新規出店もほぼ丸亀製麺のみに絞り込まれている。丸亀製麺の影響を受け、店舗設計、製麺機の導入、価格、メニューを模倣したうどん店が展開されたり、大手の外食チェーンがうどん市場に参入している。
トリドールホールディングス – Wikipediaより抜粋
トリドールホールディングスは低価格のセルフ式うどんチェーンの「丸亀製麺」を展開する企業です。
焼き鳥店(とりどーる)が発祥ですが、「丸亀製麺」にシフトし海外にも積極的に展開しています。
3カ月決算の実績
下記はトリドールの連結税引前利益の推移と前期との比較です。
2024年3月期の連結税引前利益は93億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はトリドールのキャッシュ・フロー推移です。
営業CFが増加しています。
トリドールの配当・優待について
株主優待制度は自社店舗で利用できる優待券を実施、過去に何度か拡充をしています。
200株以上保有している場合、1年以上の長期保有で追加で優待券がいただけます。200株保有で年間トータルで14,000円相当となります。
配当金は不安定な推移で利回りも低いです。