江崎グリコ(グリコ)の株価が下落。配当・優待の利回りや今後について分析【2206】

江崎グリコ(2206)の株価が下落トレンドで推移しており、底値圏から抜け出せていません。今回は、江崎グリコについて、今後の株価はどうなるか。業績推移・株価チャート・配当推移・株主優待を分析してみました。

江崎グリコの株価POINT
  • 株価に割高感はないが、配当・優待の利回りはそこまで高くない
  • 配当金は比較的安定的に推移し、特に問題ない水準
  • 株価下落の要因は利益の減少、先行きの不透明感によるものか
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江崎グリコの事業内容と株価指標

まず初めに、江崎グリコの事業内容と株価指標を確認していきます。

江崎グリコ(2206)とは

江崎グリコ株式会社(えざきグリコ、英語:Ezaki Glico Company, Limited)は、食品メーカーである。

2015年10月1日に完全子会社だったグリコ乳業株式会社と経営統合し、菓子・食品・乳製品・健康食品などを製造・販売する総合食品メーカーとなった。

チョコレート、スナック菓子、ガム、アイスクリームなどの菓子類と子会社の旧・グリコ乳業から継承した乳製品が主な商品だが、レトルト食品も多数発売している。また、後発ではあるが、カレールーや炊き込みご飯の素、各種サプリメントといった食品事業も行っている。

wikipediaより抜粋

売上の比率ですが、主なセグメントは菓子・食品部門が約27%、冷菓部門が約24%、乳業部門が約26%です。海外比率も約15%あります。

参考:セグメント別売上高の概況|江崎グリコ

株価指標と配当利回り

現在の株価:4,845円

予定年間配当:60円

年間配当利回り:約1.65%

PER:19.7倍、PBR:約1.47倍

※株価は2020年1月23日終値

お菓子メーカーで株主優待を実施している企業は割高なものが多いですが、株価下落の影響もあり、そこまで割高にはなっていません。配当利回りは平均より若干低いです。

江崎グリコの業績推移と株価チャート

次に江崎グリコの業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記は江崎グリコの売上高・経常利益の推移です。

2019年12月期は決算月変更のため、9カ月決算になります。

2019年12月期の予想は置いといたとしても、ここ数年の経常利益が減少しているのは気になる点です。

株価チャートについて

下記は江崎グリコの5年分の週足株価チャートです。

ここ数年の株価はレンジで推移していましたが、業績下方修正などを受け、レンジを抜けて下落しました。現在はレンジの位置まで戻るかどうかという位置です。

中々厳しい株価の推移です。近くの下落メドは4,500円辺り、上昇メドは5,200円辺りと見ることができます。

江崎グリコの配当推移と株主優待

次に江崎グリコの配当推移と株主優待制度を確認していきます。

配当推移について

下記は江崎グリコの配当金の推移です。 現在の配当は中間配当と期末配当の年2回実施しています。

江崎グリコ年間配当金の推移

2015年3月期:40円
2016年3月期:40円
2017年3月期:50円
2018年3月期:50円
2019年3月期:60円
2019年12月期:60円(予)

配当はやや増配傾向です。2019年12月期は9カ月決算ですが配当は据え置きとしました。

配当の基本方針は「配当性向25%以上を目安」としています。2019年3月度と2019年12月期の予想配当性向は約33%となっているため、増額修正・増配の可能性は低いですが、減配する可能性も低そうです。

参考:株式の状況|江崎グリコ

参考:2019年3月期末決算説明会資料|江崎グリコ

株主優待制度について

江崎グリコの株主優待は「自社商品の詰め合わせ」です。6月末が権利日です。

保有株式数優待内容
100株以上Glico グループ商品詰合せ
3年未満:1,000円相当
3年以上:1,500円相当
500株以上Glico グループ商品詰合せ
3年未満:2,000円相当
3年以上:3,000円相当
1,000株以上 Glico グループ商品詰合せ
3年未満:4,000円相当
3年以上:6,000円相当

100株保有(484,500円)で1,000円相当なので優待利回りは約0.2%です。利回りは低いですね。

参考:株主優待のご紹介|江崎グリコ

江崎グリコ最近の決算と今後の見通し

最後に江崎グリコの最近の決算と今後について考えていきます。

最近の決算を確認

2019年10月31日の決算にて2019年12月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は117億円と発表、通期計画の176億円に対する進捗率は66.7%となりました。

ここ数年の経常利益は前年同期比でマイナスが続いており、中々厳しい状況です。

今後について

原材料価格や物流コストが上昇していたものを、合理化・効率化でコストの吸収を図っていました。しかし、吸収することが困難になり、2019年3月に一部商品の値上げを行いました。

これは江崎グリコだけではなく、多くの食品メーカーが悩まされている問題です。グリコの場合、値上げによる採算改善の期待から値上げ発表後に株価が少し上昇しました。他メーカーでは値上げ発表で株価が上がるもの、株価が下がるものがあります。

独自のブランドを築き上げているメーカーの場合、多少の値上げでは売り上げに大きな影響はなく利益改善が期待できます。もちろん、大きな値上げをすると売り上げが落ちる可能性もありますが。

グリコの場合、国内の市場では競合他社も多く売り上げを伸ばすのが苦戦していますが、インドネシアやアメリカをはじめ外国では大きく成長しているのはプラスポイントです。

現在の株価に割高感は出ていませんが、業績の不透明感はあります。

参考:2019年3月期末決算説明会資料|江崎グリコ

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