セブン銀行(8410)の株価はどうなる?銀行銘柄では珍しい業績好調

メガバンク3行が業績の伸び悩みから人件費削減・業務効率化を進める中、比較的業績が良くPBRも他の銀行銘柄と比較すると割安ではないセブン銀行。

今回は銀行銘柄では珍しいセブン銀行(8410)について今後の株価がどうなるか、各指標、業績推移や最近の動きから考えてみました。

  • 現在の株価、各指標と配当利回りを確認
  • 株価チャート、業績の推移を確認
  • これからの動向を最近の業績などから確認

セブン銀行の株価と各指標を確認

まずは現在の株価と各指標、配当利回りを確認します。

各指標と配当利回り

セブン銀行の現在の株価は286円。 年間配当は11円の予定なので年間配当利回りは約3.8%です。PERは12.6倍、PBRは1.6倍。銀行銘柄では一番高いPBRですが、いい方向に捉えると銀行銘柄の中では期待値が高いとも言えます。

※株価は2019年9月10日終値

過去の配当推移を確認

セブン銀行の過去の配当推移です。

2015年2016年2017年2018年2019年2020年(予)
8円8.5円9円10円11円11円

配当は増配傾向です。セブン銀行の株主還元方針は「現金による継続的な安定配当の実現ができるよう努力」、「配当性向については年間40%以上を最低目標」としています。

参考:配当・株主還元方針|セブン銀行公式サイト

セブン銀行の株価チャートと業績推移を確認

次に株価チャートと業績推移を見ていきます。

株価チャートを確認

下記、直近3年の週足チャートです。

ここ最近の株価は下落傾向です。業績や過去の株価を考えると下がりすぎている感はありますが、ここから更に下がらない保証はないです。銀行銘柄にしてはPBRが高いため、まだ下落する可能性はあります。

過去の売上と利益の推移

過去5期分+今期の予想の売上高・経常利益の推移です。

大手金融機関が苦戦している中、善戦しているという印象です。

最近の業績と今後の動きを確認

最近の業績と今後の動きについて確認していきます。

セブン銀行とは

株式会社セブン銀行(セブンぎんこう、英称:Seven Bank, Ltd.)は、大手流通企業グループ「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の日本の銀行。コンビニATM事業最大手である。旧商号は株式会社アイワイバンク銀行。日本国内のほかにアメリカ合衆国やインドネシアにもATMを展開して事業を行っている。
主な収益源は、セブン&アイのグループ各店舗に設置した現金自動預け払い機(ATM)により、提携先金融機関や利用者から得られる利用手数料である。また、セブン&アイHLDGS.を始めとする事業者と個人から受け入れた自社預金は、国債・政府保証債など信用リスクの低い商品に限定して運用する。同社はATMによる決済(現金出納サービス)専業銀行という新しいビジネスモデルといえる。

wikipediaより一部抜粋

セブンイレブンに設置してあるATMは非常に便利で私も良く利用します。

最近の業績を確認

2019年8月2日の決算にて2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は111億円と発表。上期計画の206億円に対する進捗率は53.9%、通期計画の397億円に対する進捗率は28%。過去の同期間と比較しても好調です。

今後の動きについて

セブン銀行の収益の柱は「ATMプラットフォーム事業」です。セブンイレブン店舗数がそのままATM設置台数につながります。現在のセブンイレブンの店舗数ですが年々増え続けて国内では2万店舗を超えています。

まだまだ勢いは止まらないですが、いつまでも国内で増え続けるというのも考えにくいです。また、この先で一番気になる点としてはスマホ決済・電子マネーなどによる現金以外を利用する人が増えることです。

日本人は特に現金が好きです。現状ではどこまでキャッシュレスが普及するのか見えにくい部分がありますが、仮に現金を使う人が減ることでATMを利用する人が減った場合、銀行全体への影響は大きく、特にATMに収益の柱を置いているセブン銀行への影響は大きいです。

参考:事業等のリスク|セブン銀行公式サイト

しかし、セブン銀行は何もしていないわけではないです。PayPayとのATM連携サービスをはじめさまざまな提携をすすめ、今後に備えています。

参考:セブンペイとのATM連携サービスを開始|セブン銀行公式サイト

さいごに

大手金融機関は有人店舗数を減らしたり、人員整理などで規模を圧縮し効率化を進めている中、セブン銀行はいい意味で銀行らしくなく、この先の業績も良好とみられています。

しかし、現状の株価は下落気味です。株価というのはあくまでも先の業績や将来の期待値が大きく反映されます

今の業績は問題なく、しばらくは好調とみられていますが、セブンイレブンの店舗数がこの先どうなるか、キャッシュレス決済の影響がどこまであるのか不透明な部分があり、それが株価に出ていると考えられます。

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