明和産業の配当が高い利回り・株価は緩やかなレンジで推移【8103】

三菱系商社の明和産業(8103)、株主優待制度を廃止して、配当重視に。高めの配当性向方針もあり高い配当利回りです。配当状況に加え、株価指標と業績推移、株価チャートを確認していきます。

明和産業のPOINT
  • 株主優待制度を廃止し、配当重視に
  • 高めの配当性向方針で高い利回り
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株価情報と株主優待

株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年7月5日終値時点)

株価:726円
予想PER:11.6倍
PBR:0.79倍
予想EPS:62.58円
時価総額:303億円

最新の株価参考:明和産業(株)【8103】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について(廃止)

明和産業は株主優待制度で「QUOカード」を実施していましたが、2020年9月末を最後に廃止しています。

中期経営計画にて「配当性向を引き上げ、配当重視の株主還元」としているため、優待が復活する可能性は低いと考えられます。

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:32円
予想年間配当利回り:4.41%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。

2022年3月期に大きく増配しましたが、2023年3月期に大きく減配しています。

配当性向は2024年3月期が51.4%、2025年3月期の予想が約50%です。

参考:配当状況|明和産業

配当方針の確認

株主還元の基本方針は「連結配当性向50%を基本として機動的な株主還元を行う」としています。以前は「連結配当性向15~20%」でしたので大きく引き上げています。

2022年3月期の高配当は特別と考えられそうです。

参考:株主還元策|明和産業株式会社

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業績推移と株価推移

業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期、2021年3月期は厳しくなりましたが、2022年3月期に大きく回復。2023年3月期は営業増益、2024年3月期は営業減益となりました。

2025年3月期は減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|明和産業株式会社

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年8月31日に大幅増配を発表するとストップ高まで大きく急上昇

その後も大きく下落・上昇していましたが、2022年5月以降は比較的落ち着いて緩やかなレンジで推移しています。

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事業内容と財務状況

事業内容と財務状況を確認していきます。

明和産業(8103)の概要

明和産業株式会社(めいわさんぎょう、英: Meiwa Corporation)は、化学産業をはじめとしたさまざまな業界と接点を有し、幅広い分野で事業を展開する三菱グループの商社である。

電池材料、資源・環境関連、樹脂・難燃剤、石油製品、高機能素材、機能建材を取り扱う商社である。

明和産業 – Wikipediaより抜粋

筆頭株主は三菱商事の中堅商社です。

化学品、樹脂が主力で中国にも事業を展開しています。

キャッシュフロー

下記はキャッシュ・フロー推移です。

2022年3月期の営業CFはマイナスですが、2023年3月期、2024年3月期は大きくプラスです。

配当・優待について

2021年8月末に大幅増配発表で株価が大きく上昇した後は、権利落ち・大幅減配発表で大きく下落するなど動きが激しくなっていましたが、落ち着いてレンジ推移しています。

株主優待制度を廃止して配当重視としたこともあり配当利回りが高いです。

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