クラレ(kuraray)の株価分析!長期の株価下落で配当利回り上昇・業績回復見通し【3405】

化学品大手のクラレ(3405)。米工場で発生した火災事故の特別損失が大きく2019年12月期は最終赤字となりました。果たして今後の株価・配当・株主優待はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

クラレの株価POINT
  • 配当利回りは高めだが配当性向はかなり高めで推移
  • 業績悪化で株価は長期で下落推移
  • 株主優待のお得度は現状では低め
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クラレの株価指標と事業内容

はじめに、クラレの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,014円
予想年間配当:40円
年間配当利回り:3.94%
予想PER:10.6倍
PBR:0.66倍
時価総額:3,598億円

2021年8月20日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒(株)クラレ【3405】:Yahoo!ファイナンス

指標は割安、年間配当利回りは高めです。

クラレ(3405)とは

株式会社クラレ(英: KURARAY CO.,LTD)は、高機能樹脂や繊維製品などを製造販売する日本の大手化学メーカーである。東京証券取引所第一部上場。日経平均株価構成銘柄。

クラレ – Wikipediaより抜粋

クラレは大手化学品メーカで、機能性樹脂など多数製品で高いシェアを持っています。2018年5月に米工場で火災事故が発生、2019年7-9月期に140億円を特別損失として計上した後、新たに340億円を特別損失として計上しています。

クラレの業績推移と株価チャート

次に、クラレの業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

2021年12月期は増収・増益予想ですが、それまでの利益は減少推移です。最終損益は2019年12月期が約20億円の赤字、2020年12月期は約26億円の黒字です。

参考:セグメント情報|kuraray

株価チャートの推移

下記はクラレ5年分の週足株価チャートです。

株価は長期で下落しています。2018年に業績見通しが悪くなったことで株価の下落が始まり、2019年には業績下方修正に加えて買収に伴うのれん償却、プランティック事業や米国工場火災に係る損失を計上したことでさらに株価が下落しました。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは1,300円、下落した場合のメドは850円辺りまで見えてきます。

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クラレの配当推移と株主優待

次に、クラレの配当金の推移と株主優待制度を見ていきます。

配当金の推移

下記はクラレの配当金推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

クラレの年間配当金推移

2016年12月期:41円
2017年12月期:42円
2018年12月期:42円
2019年12月期:42円
2020年12月期:40円
2021年12月期:40円(予)

配当は年間40円を維持予定です。配当性向は2020年12月期が約533%、2021年12月期の予想が約42%です。

利益配分方針の確認

配当方針は「総還元性向を35%以上、一株当たり配当金40円以上を目標」です。2019年12月期は特別損失額が大きく最終損益が赤字でしたが配当を維持しています。

参考:株主還元|kuraray

株主優待制度について

クラレの株主優待は「オリジナルカタログギフト」です。1,000株以上保有で12月末が権利日です。

保有株式数優待内容
1,000株以上
3年未満
オリジナルカタログギフト (3,000円相当)
1,000株以上
3年以上
オリジナルカタログギフト (10,000円相当)

1,000株保有で年間3,000円分なので優待利回りは約0.3%です。1,000株保有は少しハードルが高いです。株主優待制度を導入して日が浅いので、将来拡充や変更があると、おいしい優待となる可能性はあります。

参考:株主優待制度の導入に関するお知らせ

クラレの決算内容と今後について

最後に、クラレの決算内容確認と今後について考えてみます。

決算内容を確認

2021年8月12日の決算にて、2021年12月期2Q累計(1-6月)の連結経常利益は284億円と発表。あわせて通期の同利益を500億円予想から610億円予想に上方修正しています。

今後について

2019年12月期の最終損益は特別損失の影響で赤字となりました。

事故か事件か

株式投資では会社に問題のあった事件の場合、しばらくは手を出さないほうが良いですが、事故の場合は過去を見ると買い時であるケースもあります。いわゆる「事故は買い、事件は売り」と言うものです。もちろん、事故原因をしっかり把握するという難しさはあります。

プラス材料

割安感があり樹脂事業で世界トップシェア。新素材で高い競争力と独自性を持っているので潜在的な能力は高いです。また、2021年12月期の業績は想定以上の回復を見せています。

リスク要因

株価は長期下落トレンド、利益が減少しており不透明感はあります。配当は年間40円以上を目標としていますが、配当性向が高く今後も続くかは分かりません。訴訟に関してはほぼ和解したのはプラスポイントですがまだ全て解決したわけではないです。

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