三井物産【8031】累進配当方針で安定増配・株価上昇推移

総合商社の三井物産(8031)、累進配当方針で増配推移です。配当状況に加え、株価指標と業績推移、株価推移を確認してみました。

三井物産のPOINT
  • 株価が大きく上昇したことで、配当利回りは高くない
  • 配当方針を考えると安定期待値が高い
スポンサーリンク

三井物産の株価情報と配当・優待

三井物産の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年4月19日終値時点)

株価:7,125円
予想PER:11.33倍
PBR:1.51倍
予想EPS:628.92円
時価総額:10兆7,843億円

最新の株価参考:三井物産(株)【8031】:Yahoo!ファイナンス

配当情報

2024年3月期の予定年間配当:170円
予想年間配当利回り:2.39%

配当金の推移について

下記は三井物産の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当金は増配推移、2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が19.4%、2024年3月期の予想は約27%です。

株主還元方針の確認

三井物産の株主還元方針は中期経営計画2026にて「年間配当の下限を150円とした配当維持または増配を行う累進配当」としています。

下限が150円で累進配当方針なので安定配当に期待が持てます。

参考:中期経営計画|三井物産株式会社

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

スポンサーリンク

三井物産の業績推移と株価推移

三井物産の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は三井物産の売上高・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期、2021年3月期と連続減益で厳しくなりましたが、2022年3月期は大きく増収・増益。2023年3月期も増優・増益で過去最高益を更新。

2024年3月期は最終減益予想としています。

参考:財務ハイライト – 三井物産株式会社

株価のチャート

下記は三井物産5年分の週足株価チャートです。

株価はレンジ気味に推移していましたが、2021年以降は大きく上昇。2022年6月にやや下落しましたが、その後さらに大きく上昇しています。

2024年以降も上昇しています。

スポンサーリンク

三井物産の事業内容と財務状況

三井物産の事業内容と財務状況を確認していきます。

三井物産(8031)の概要

三井物産株式会社(みついぶっさん、英: MITSUI & CO., LTD.)は、三井グループの大手総合商社。

三井不動産、三井銀行(現:三井住友銀行)と並ぶ『三井新御三家』の一つ。鉄鉱石、原油の生産権益量は商社の中でも群を抜いている。

三井物産- Wikipediaより抜粋

三井物産は三井グループ中核の総合商社です。鉄鉱石、原油の生産権益量、インフラに強みがあります。トヨタグループとの繋がりが深く、カナダや中南米の一部の国におけるトヨタの販売会社に出資する等の関係を継続しています。

また「セブン&アイ・ホールディングス」とも親密で、物流やショッピングセンター開発などの面で提携しています。

3カ月決算の実績

下記は三井物産の各決算期における連結最終利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年3月期の連結最終利益は9,500億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は三井物産のキャッシュ・フローの推移です。

営業CFが増加しており好調です。

三井物産の配当について

配当は中期経営計画にて下限を定め、累進配当方針としているため安定配当に期待が持てます。

株価が大きく上昇した影響もあり、過去の4%を超えていた配当利回りと比較すると低い利回りです。

タイトルとURLをコピーしました