山崎製パンの株価分析!業績回復も警戒感から上昇せず【2212】

日本最大の製パン企業の山崎製パン(2212)。今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

山崎製パンの株価POINT
  • 業績は回復傾向、株価は長期下落推移
  • 配当・優待に目立ったお得感は無し
  • 国内で高いシェアだが警戒感あり
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山崎製パンの株価情報と業績推移

山崎製パンの株価情報と業績推移を見ていきます。

株価指標

株価:1,571円
予想PER:21.85倍
PBR:0.9倍
予想EPS:71.9円
時価総額:3,461億円

2023年2月17日終値時点のデータ。
最新の株価参考:山崎製パン(株)【2212】:Yahoo!ファイナンス

PBRはやや割安ですが、目立つ感じでは無いです。

業績の推移

下記は山崎製パンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

利益は厳しめで推移していましたが、2021年12月期、2022年12月期は回復。2023年12月期は更に増益見通しとしています。

参考:山崎製パン|連結指標

株価の推移

下記は山崎製パン5年分の週足株価チャートです。

株価は2018年7月や2020年4月のように急落・急上昇する場面もあります。2022年以降の株価は比較的落ち着いていますが上昇はしておらず、長期で見ると下落気味に推移しています。

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山崎製パンの配当情報と株主優待

山崎製パンの配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2023年12月期の予定配当:22円
予想年間配当利回り:1.4%

配当金の推移

下記は山崎製パンの配当金推移です。期末(12月)の一括配当を実施しています。

2023年12月期の配当は据え置き予定としています。

配当性向は2022年12月期が37.2%、2023年12月期の予想が約31%です。

配当政策の確認

配当方針は「連結配当性向30%を目標に株主の皆様への安定した配当を継続する」としています。

参考:山崎製パン|配当政策

株主優待について

山崎製パンの株主優待制度は1,000株以上保有で「3,000円相当の自社製品詰め合わせ」です。優待権利月は12月です。

優待利回り

1,000株保有で3,000円相当とした場合、優待利回りは約0.2%です。

参考:山崎製パン|株主優待

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山崎製パンの事業・決算内容と今後について

山崎製パンの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。

山崎製パン(2212)とは

山崎製パン株式会社(やまざきせいパン 英: YAMAZAKI BAKING CO.,LTD.)は、日本の製パン企業。製パン業界で日本国内最大であり、世界では第2位の規模である。

「デイリーヤマザキ」、「ニューヤマザキデイリーストア」のブランドでコンビニエンスストアも運営する。

山崎製パン – Wikipediaより抜粋

パンで国内シェア約4割、売上・利益の大半が食品事業です。子会社には「不二家」、「東ハト」、「サンデリカ」などがあります。

決算内容を確認

2022年12月期の連結経常利益は261億円と発表。2023年12月期の同利益は310億円見通し、年間配当は22円予定としています。(2023年2月14日の決算発表にて)

今後について

人件費や物流費の増加に加え、パン材料の小麦価格、砂糖やチョコレート原料などの原材料価格やエネルギーコストの増加など厳しい状況もありながら、業績は回復しています。

高いシェアを生かせるか

国内では圧倒的なシェアがあり、売上は比較的安定しています。コスト増を商品価格の値上げ・効率化などで吸収していますが、商品価格の見極めは非常に難しいです。業績が回復しているものの、株価が上昇してこないというのはそれなりの警戒感があるとも言えます。

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