佐川急便グループの持株会社SGホールディングス(9143)、配当が高めの利回りです。配当状況に加え、株価指標と業績推移、株価チャートを確認していきます。
- 高めの配当利回りだが、配当性向は高め
- 株価は下落場面も
株価情報と配当情報について
SGホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年12月27日終値時点)
株価:1,518.5円
予想PER:15.83倍
PBR:1.7倍
予想EPS:95.93円
時価総額:9,724億円
最新の株価参考:SGホールディングス(株)【9143】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施しておらず、実施予定無しとしています。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:52円
予想年間配当利回り:3.42%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は2022年3月期以降、据え置き気味の推移です。
配当性向は2024年3月期が54.9%、2025年3月期の予想は約54%です。
株主還元方針の確認
配当方針は「連結配当性向30%以上、増配を目標」としています。
業績推移と株価推移について
SGホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上・利益ともに好調に推移し、2022年3月期は過去最高益を大きく更新しましたが、2023年3月期は営業減益、2024年3月期は大きく減益となりました。
2025年3月期は微増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月から宅配業の需要増により大きく上昇も、2021年9月以降は割高感・材料出尽くし感から下落。
2023年は緩やかなレンジで推移していましたが、2024年は下落場面も出ています。
事業内容と財務状況について
SGホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。
SGホールディングス(9143)の概要
SGホールディングス株式会社(エスジーホールディングス、英語: SG Holdings Co.,Ltd.)は、佐川急便グループの純粋持株会社。国内宅配便ではヤマトホールディングスに次ぐ国内2位でシェアは33%。
2006年、佐川急便グループの経営戦略・管理機能と執行機能を分離する目的で純粋持株会社のSGホールディングス株式会社が設立。
2017年、東京証券取引所市場第1部に上場。創業60年で株式公開を行う。
SGホールディングス – Wikipediaより一部抜粋
SGホールディングスは佐川急便を中心とした「デリバリー事業」のほか、「ロジスティクス事業」、「不動産事業」を展開をしています。
3か月決算の実績
下記は2025年3月期の各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結経常利益は910億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CF、投資CFともに変動が大きいです。
配当について
配当金は2021年3月期、2022年3月期に大きく増配。その後は緩やかに推移しています。
高めの配当利回りですが、配当性向が高めで、株価は下落場面が出ています。