インターネット証券最大手のSBI証券を傘下にもつSBIホールディングス(8473)、株主優待制度は自社子会社商品かXRP(リップル)を実施。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と株主優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年6月14日終値時点)
株価:4,006円
予想PER:—
PBR:0.96倍
予想EPS:—
時価総額:1兆2,094億円
最新の株価参考サイト:SBIホールディングス(株)【8473】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は「子会社が販売する商品、またはXRP(リップル)」を実施しています、優待権利月は3月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 健康補助食品など12,690円分 またはXRP 2,000円相当分 |
1,000株以上 かつ1年以上保有 | 健康補助食品など33,040円分 またはXRP 8,000円相当分 |
100株保有の場合、子会社販売商品の場合は優待利回りが約3.2%と高いですが、XRPの場合は約0.5%です。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:未定
予想年間配当利回り:—
配当金の推移
下記は配当金の推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
配当金は増配傾向で推移しています。
配当性向は2023年3月期が112%、2024年3月期が50.6%です。
配当方針の確認
配当方針は「金融サービス事業において定常的に生じる税引前利益の30%程度を目安として総還元額を決定する」としています。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期は取り巻く環境の影響もあり増益に。2022年3月期は新生銀行子会社化に伴うのれん益などで、大きく伸ばしています。
2023年3月期は反動で大きく減益となりましたが、2024年3月期は増益となっています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年3月に大きく下落しましたが、直ぐに株価が戻り緩やかな推移に。
比較的レンジで推移していましたが、2024年以降は上昇しています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
SBIホールディングス(8473)の概要
SBIホールディングス株式会社(エスビーアイホールディングス、英: SBI Holdings, Inc.)は、日本の金融持株会社。
商号のSBIは、元々ソフトバンクグループの金融関連企業として設立されたため「SoftBank Investment」の略であったが、その後同グループを離脱し「Strategic Business Innovator(戦略的な事業の革新者)」の略(バクロニム)に変更した。
ネット銀行や私設取引システム運営、ブロックチェーンなど新しい領域での事業開発に強みを持っている。また、新生銀行に対するTOBを宣言するなど「第4のメガバンク」を目指し拡大路線を採っている。
SBIホールディングス – Wikipediaより一部抜粋
SBIホールディングスの主な事業内容はSBI証券や住信SBIネット銀行などの「金融サービス事業」、投資に関する事業、海外における金融サービス事業などを行う「アセットマネジメント事業」です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
営業CF、投資CFは大きく上下しています。
配当・優待について
配当は増配傾向で推移しており、仮に据え置きとしても年間配当利回りは約4%と高いです。
株主優待制度は自社子会社製品ならば高い利回りですが、リップルの場合は低く、お得度の判断は難しいです。
また、証券事業を行う企業の多くは業績見通しを出しません。環境に左右される可能性が高く、配当も含め良くも悪くも不透明感が強いと言えます。