ジーンズを中心にカジュアル衣料チェーン店を展開するライトオン(7445)。今後の株価と配当がどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度も確認していきます。
- 株価は長期下落から抜け緩やかに上昇
- 配当は無配継続予定
- 方向転換がうまくいかず見直し
ライトオンの株価情報と事業内容について
ライトオンの株価情報と事業内容を見ていきます。
株価指標
株価:691円
予想PER:399.42倍
PBR:1.26倍
時価総額:205億円
2022年4月14日終値時点のデータです。
最新の株価参考サイト:(株)ライトオン【7445】:Yahoo!ファイナンス
PERはかなり割高です。
ライトオン(7445)とは
株式会社ライトオン(英: Right-on Co., Ltd.)は、ジーンズを中心に販売する衣料品チェーン店を運営する日本の会社である。
「Right-on」(ライトオン)の他に、「Right-on ex」(ライトオンイーエックス)・「FLASH REPORT」(フラッシュリポート)・「BACK NUMBER」(バックナンバー)・「CHIME」(チャイム)・「BACK NUMBER KIDS」(バックナンバー キッズ)「Naughty Dog」(ノーティードッグ)の7業態を手掛ける。
ライトオン – Wikipediaより抜粋
ジーンズカジュアルチェーン大手で、アウトドアテイストのプライベートブランドを積極展開しています。
不採算店舗、ブランドの撤退が一通り完了し業績復活を目指しています。
ライトオンの業績推移と株価推移
ライトオンの業績推移と株価推移を見ていきます。
売上高と経常利益の推移

2017年8月期、2019年8月期、2020年8月期は赤字でかなり厳しいです。
2021年8月期の経常利益は黒字回復、2022年8月期は更に回復を見込んでいます。
参考:業績推移|ライトオン
株価の推移
下記はライトオン5年分の週足株価チャートです。

2020年3月以降は株価の下落がおさまり、緩やかに上昇していますが勢いは弱いです。
更に下落する可能性も考えられますが、悪材料が既にある程度出ているため、下落しても限定的と考えることもできます。
ライトオンの株主優待制度と配当情報について
ライトオンの株主優待制度と配当情報を見ていきます。
株主優待制度について
ライトオンの株主優待はオンラインショップ以外の全店舗で利用できる「優待券」です。
優待権利月は8月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 3,000円相当 (1,000円券3枚) |
500株以上 | 5,000円相当 (1,000円券5枚) |
1,000株以上 | 7,000円相当 (1,000円券7枚) |
100株保有で年間3,000円相当のため優待利回りは約4.3%と高いです。
配当金の推移
下記はライトオンの配当金推移です。

2017年8月期:20円
2018年8月期:20円
2019年8月期:10円
2020年8月期:0円
2021年8月期:0円
2022年8月期:0円(予)
配当金は無配が続いており、2022年8月期も無配継続予定としています。
これまで赤字の中でも配当を実施、配当性向が100%を超えることもありましたが、2020年8月期に無配転落となりました。
ライトオンの決算内容と今後について
ライトオンの決算内容確認と今後について考えていきます。
決算内容について
2022年4月12日に決算発表。
2022年8月期2Q累計(9月-2月)の連結経常損益は4.3億円の赤字と発表。
また、通期の同損益を7億円の黒字予想から5億円の黒字予想に下方修正しています。
今後について
「低価格ジーンズ量販店」から「高価値ジーンズセレクトショップ」への転換を図っていましたが、上手く進まず、商品・価格の見直しを改めて進めています。
今後はプライベートブランド強化、デジタルシフトの加速を進めるとしています。
復活可能性もあるが厳しさも
不採算店舗の撤退が一通り完了、利益は改善が進んでおり、株価も緩やかに上昇しています。
「しばらくは厳しいが将来復活するだろう」と考えるならばまだ安い株価です。
不透明感あり
2021年8月期は期初に経常利益6億円見通しと大きく回復を見込んでいました。
しかし、時短営業の影響もあり下方修正を行い、大きく下振れて着地。
2022年8月期も下方修正を行っており、まだまだ不透明感は強いです。