SGHD(佐川急便)の株価が下落推移・連続増配当【9143】

佐川急便グループの持株会社SGホールディングス(9143)。

今後の株価と配当どうなるのか、株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認してみました。

SGホールディングスの株価POINT
  • 連続減益予想・株価は下落推移
  • 連続増配推移で高めの利回り
  • 需要が見込めるが、競争リスクなどもある
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佐川急便の株価情報と業績推移

SGホールディングスの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:2,047円
予想PER:18.04倍
PBR:2.33倍
予想EPS:113.45円
時価総額:1兆3,109億円

2023年5月1日終値時点のデータ
最新の株価参考:SGホールディングス(株)【9143】:Yahoo!ファイナンス

PBRにやや割高感があります。

業績の推移

下記はSGホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上・利益ともに右肩上がりで好調に推移し、2022年3月期は過去最高益を大きく更新。

2023年3月期は減収・減益(最終利益は増加)、2024年3月期は更に減収・減益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|SGホールディングス

株価のチャート

下記はSGホールディングスの週足株価チャートです。

株価は2020年4月から宅配業の需要増により大きく上昇。

2021年9月以降は割高感・材料出尽くし感から下落推移しています。

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佐川急便の配当情報と株主優待

SGホールディングスの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当情報

2023年4月期の予定年間配当:52円
予想年間配当利回り:2.54%

配当金の推移について

下記はSGホールディングスの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

SGホールディングスの年間配当金推移

2019年3月期:20.5円
2020年3月期:22円
2021年3月期:35円
2022年3月期:50円
2023年3月期:51円
2024年3月期:52円(予)

配当は増配推移、2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が25.6%、2024年3月期の予想は約46%です。

株主還元方針の確認

配当方針は「連結配当性向30%以上、増配を目標」としています。

参考:株主還元|SGホールディングス

株主優待について

株主優待制度は実施しておらず、実施予定も無しとしています。

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佐川急便の事業内容と今後について

SGホールディングスの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

SGホールディングス(9143)の概要

SGホールディングス株式会社(エスジーホールディングス、英語: SG Holdings Co.,Ltd.)は、佐川急便グループの純粋持株会社。国内宅配便ではヤマトホールディングスに次ぐ国内2位でシェアは33%。

2006年、佐川急便グループの経営戦略・管理機能と執行機能を分離する目的で純粋持株会社のSGホールディングス株式会社が設立。2017年、東京証券取引所市場第1部に上場。創業60年で株式公開を行う。

SGホールディングス – Wikipediaより一部抜粋

SGホールディングスは佐川急便を中心とした「デリバリー事業」のほか、「ロジスティクス事業」、「不動産事業」を展開をしています。

3カ月決算の実績

下記はSGホールディングスの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は1,065億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はSGホールディングスのキャッシュ・フローの推移です。

参考:SGホールディングス|Google Finance

SGHDの今後について

多くの企業がネット通販(EC)に力を入れていることもあり、宅配業界はこの先も多くの需要が望めます。

佐川急便はドライバー不足に対応するため、一部を海上輸送に転換するなど先を考えた対策も打ち出しています。

株価上昇・下落ポイント

主力のデリバリー事業は主にトラックを利用しています。エネルギーなどのコストが上昇したこともあり価格改定を発表しています。

今後は自動運転やドローンなどを利用した新しいサービスも展開されると予想されています。新技術で後れを取ったり、価格・サービス面で問題が生じた場合は他社に顧客が流れる可能性があります。

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