信越化学工業の株価分析!株価は長期も短期も上昇!財務安全性の高い企業【4063】

塩化ビニルや半導体シリコン事業を行う信越化学工業(4063)。今後の株価と配当がどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。信越化学工業は自己資本率が高く、ネットキャッシュの多い財務安全性の高い堅実経営として知られています。

信越化学工業の株価POINT
  • 株価指標はやや割高で配当利回りは若干低め
  • 配当は減る可能性は低いが、大きく増える可能性も低い
  • 財務健全性の高い安定企業
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信越化学工業の事業内容と株価指標

はじめに信越化学工業の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:18,770円
予定年間配当:240円
年間配当利回り:1.28%
予想PER:27.6倍
PBR:2.84倍

2021年1月28日終値時点のデータ

株価指標に割安感はないです。配当利回りも平均よりやや低めです。

信越化学工業(4063)とは

信越化学工業株式会社(しんえつかがくこうぎょう、英: Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)は、日本の化学メーカーである。東京証券取引所・名古屋証券取引所一部上場。日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄の一つ。

塩化ビニル樹脂、半導体ウエハ、シリコーン樹脂、希土類マグネットなどを主力商品とする。特に塩ビとウエハでは世界シェア首位。シリコーン樹脂では日本で最大のシェアを有する。

東証1部の化学セクタに上場する企業としては唯一、TOPIX Core30に組込まれており、同セクタ内で最大の時価総額の企業である。また、製品では業界内でシェアが高いものも多い。

信越化学工業 – Wikipediaより抜粋

主な売上の事業セグメントは「塩ビ・化成品事業」が33%、「半導体シリコン事業」が24%、「シリコーン事業」が14%、「電子・機能材料事業」が14%です。

信越化学工業の自己資本率は80%を超えています。財務健全性をはかる一つの材料であるネットキャッシュは2020年12月時点の上場企業第3位にランクインしていることから安全性の高い企業とされています。

参考:「金持ち企業トップ500社」|東洋経済オンライン

信越化学工業の業績推移と株価チャート

次に信越化学工業の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

利益は好調に推移し、2020年3月期も増益で過去最高益を更新しました。2021年3月期は減収・減益見通しですが、ある程度は維持するという見方もできます。

参考:「数字」でみる信越化学|信越化学工業株式会社

株価チャートの推移

下記は信越化学工業5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は長期でみても短期でもみても上昇しています。一時的に株価が下落する場面もありましたが、すぐに復活。2020年4月以降は大きく上昇しており、過去最高値を更新しています。

100株購入するのに約200万円の値がさ株なので、やや手が出しにくいというのはあります。投資単位については「必要性や時期等について、当社の株価水準や市場の要請等を総合的に勘案し、引き続き検討」としています。

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信越化学工業の配当推移と決算内容

次に信越化学工業の配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は信越化学工業の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

信越化学工業の年間配当金推移

2016年3月期:110円
2017年3月期:120円
2018年3月期:140円
2019年3月期:200円
2020年3月期:220円
2021年3月期:240円(予)

配当は毎年増配推移しています。

配当性向は2019年3月期が27.5%、2020年3月期が29.1%、2021年3月期の予想は約35%です。若干上昇していますが、中長期的な目安として配当性向35%前後を設定しており財務も健全です。

参考:株主還元|信越化学工業株式会社

決算内容を確認

2021年1月27日の決算にて2021年3月期3Q累計(4-12月)の連結経常利益は2,930億円と発表。前年同期比11.3%減、通期計画の3,900億円に対する進捗率は75.1%となり想定よりやや苦戦しています。

信越化学工業の今後の株価について

最後に信越化学工業の今後について考えていきます。

今後の見通しについて

財務が健全なのは「不測の事態に備えている」と考えることができ堅実と見ることができます。もちろん、お金を持っていることは悪いことではありません、しかし、「手元に資金がある=良い」というわけでもありません。

その理屈になるとネットキャッシュが5年連続トップでマイナスの多いソフトバンクグループ(9984)が悪いとなるからです。

企業の成長には設備投資・企業買収など投資は欠かせません。超低金利の続く日本では、借り入れを多くして成長に充てるというのはある意味、理にかなっています。一言で負債と言っても積極的なものか、消極的なものかで意味合いは全く異なります

手元に資金が多くあるというのは「安心感がある」という見方もできますが、ネットキャッシュが積み上がっているというのは、違う見方をすると投資先を見つけていない、お金をうまく使えていない、という見方もできます。信越化学工業は堅実に事業を行い、日本だけでなく世界的に大きなシェアを持っているのは非常に強みです。

投資会社やアナリストの評価も「買い」という評価や目標株価が高いのを見かけます。しかし、既に株価はかなり上昇していると見ることも出来ます。

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