100円ショップで業界3位のキャンドゥ(2698)、株主優待制度では店舗で使える優待券を実施しています。株主優待に加え、業績推移、配当推移と株価推移を確認していきます。
キャンドゥの株価情報と配当と優待
キャンドゥの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年3月7日終値時点)
株価:2,660円
予想PER:—
PBR:3.68倍
予想EPS:-43.98円
時価総額:446億円
最新の株価参考:(株)キャンドゥ【2698】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2024年2月期の予定年間配当:17円
予想年間配当利回り:0.64%
配当金の推移について
下記はキャンドゥの配当金推移です。
2023年2月期は最終赤字、2024年2月期も最終赤字予想ですが、配当金は年間17円で据え置き推移です。
利益配分の方針を確認
キャンドゥの利益配分の基本方針は、「将来の事業拡大と企業体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、業績と連動した安定的な配当を継続」としています。
株主優待について
株主優待制度は「店舗で利用することができる優待券」を実施、優待権利月は8月です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 2,000円+税相当(20枚) |
300株以上 | 4,000円+税相当(40枚) 2,000円+税相当(20枚)(3年以上の継続保有で追加) |
500株以上 | 6,000円+税相当(60枚) 4,000円+税相当(40枚)(3年以上の継続保有で追加) |
1,000株以上 | 10,000円+税相当(100枚) 4,000円+税相当(40枚)(3年以上の継続保有で追加) |
長期保有で追加となるのは300株以上保有の場合となっています。
100株保有で年間2,200円相当とした場合、優待利回りは約0.8%です。
キャンドゥの業績推移と株価推移
キャンドゥの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記はキャンドゥの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年11月期は下方修正を行い減益で着地。2023年2月期も下方修正を行い減益、最終損益は赤字となりました。
2024年2月期も最終赤字予想で厳しめです。
株価のチャート
下記はキャンドゥ5年分の週足株価チャートです。
株価は2020年4月以降に需要増の期待から大きく上昇。
2021年10月にイオン(8267)がキャンドゥに対してTOB実施を発表。TOB価格を2,700円に設定したこともあり、株価が大きく動きました。
下落場面もありますが、株価は上昇推移しています。
キャンドゥの事業内容と財務状況
キャンドゥの事業内容と財務状況を確認していきます。
キャンドゥ(2698)の概要
株式会社キャンドゥ(英: CAN DO CO., LTD.)は、100円ショップチェーンを運営する日本の企業である。1位のダイソー、2位のセリアに次ぐ、業界第3位である。
100円ショップ「キャンドゥ」を運営し、日本全国で店舗を展開するほか、海外進出もしている。
2021年10月、流通大手のイオン株式会社がTOB実施を発表、2022年1月5日付でイオンの連結子会社となり、イオングループ入りした。
キャンドゥ – Wikipediaより抜粋
100円以外の高価格帯の販売も行っていますが、企業理念で100円にこだわりを持っています。
業界3位ですが、1位のダイソー、2位のセリアが高いシェアを持っています。
3カ月決算の実績
下記はキャンドゥの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。
2024年2月期の連結経常利益は8,700万円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャンドゥのキャッシュ・フローの推移です。
営業CFは減少推移しています。
キャンドゥの配当・優待について
配当は据え置きで推移していますが、利回りは低いです。また、最終赤字のため今後の見えにくさもあります。
株主優待制度は長期保有が新設されましたが300株以上保有が対象となっています。利回りは低めです。