ロート製薬の株価が大きく上昇推移・業績が好調に推移【4527】

目薬国内最大手のロート製薬(4527)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待も確認していきます。

ロート製薬の株価POINT
  • 割高感あり、配当・優待利回りは低め
  • 業績好調、株価は大きく上昇推移
  • 配当は連続増配中、配当性向も適正水準
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ロート製薬の株価情報と業績推移

ロート製薬の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:4,051円
予想PER:33.61倍
PBR:4.2倍
予想EPS:120.54円
時価総額:9,568億円

2023年9月26日終値時点のデータ
最新の株価参考:ロート製薬(株)【4527】:Yahoo!ファイナンス

PBRに割高感があります。

業績の推移

下記はロート製薬の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

毎年しっかり上昇ではないですが好調な推移です。

2022年3月期は横ばい見通しから上方修正して過去最高益を更新。2023年3月期は更に増収・増益。

2024年3月期も増収・増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|ロート製薬株式会社

株価のチャート

下記はロート製薬5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年12月から下落していましたが、2021年6月以降に上昇。

一時的に下落する場面もありますが、2022年以降も大きく上昇し強い推移です。

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ロート製薬の配当情報と株主優待

ロート製薬の配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:24円
予想年間配当利回り:0.59%

配当金の推移について

下記はロート製薬の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。株式分割後の株数に換算してあります。

ロート製薬の年間配当金推移

2019年3月期:12.5円
2020年3月期:13円
2021年3月期:14円
2022年3月期:18円
2023年3月期:22円
2024年3月期:24円(予)

配当は増配推移です。2024年3月期も増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が19%、2024年3月期の予想が約20%です。

配当方針について

配当方針は「業績に応じた配当を行うことを基本方針」としています。

株主優待について

株主優待制度は「自社製品詰め合わせ」、「自社通信販売割引」など。優待権利月は3月です。

保有株式数優待内容
100株以上 500株未満通販製品の割引
ココロートパーク500ポイント
500株以上 1,000株未満製品詰め合わせ3,000円相当
通販製品の割引
ココロートパーク500ポイント
1,000株以上製品詰め合わせ10,000円相当
通信製品の割引
ココロートパーク500ポイント

3年以上の長期保有で株式数に応じた自社製品が追加です。

優待利回り

500株保有で3,000円相当とした場合、優待利回りは約0.1%。3年以上の継続保有の場合、100株保有で3,000円相当なので利回りは約0.7%です。

参考:株主になるメリット|ロート製薬株式会社

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ロート製薬の事業内容と今後について

ロート製薬の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

ロート製薬(4527)の概要

ロート製薬株式会社(ロートせいやく、英称:ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.)は、日本の製薬会社である。

胃腸薬や一般向け目薬をはじめとする一般用医薬品(OTC医薬品)や健康食品、スキンケア製品を主力商品としており、医療用医薬品には一切参入していない。

グループ企業としてアメリカ合衆国のメンソレータム社を傘下に置く。主力の一般用目薬ではトップシェアを誇る

ロート製薬 – Wikipediaより一部抜粋

売上構成比はアイケア関連が20%、スキンケア関連が66%です。

メンソレータム買収以降は海外へも積極的に展開、海外売上比率は約4割です。

3カ月決算の実績

下記はロート製薬の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は360億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はロート製薬のキャッシュ・フロー推移です。

参考:ロート製薬|Google Finance

ロート製薬の今後について

ロート製薬は目薬で世界首位、メンソレータム買収以降はスキンケア事業が成長し主軸となっています。

2023年3月期は業績好調で上方修正続き、2022年12月31日を基準日として1株を2株に株式分割を行っています。

成長期待度について

食品や再生医療にも事業を拡大し2020年4月には、わかもと製薬との包括的業務提携を合意するなど、今後もまだまだ成長する可能性はあります。

研究開発・設備投資もしっかり行っています。

リスクについて

新しい分野への進出は伸びしろと同時にリスクも抱えることとなります。海外も好調に推移していますが、為替の影響をはじめ各国の情勢に不透明感もあります。

また、原材料などの調達コスト、輸送コストなどもリスク要因と考えられます。

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