ダスキン【4665】優待は株主優待券・配当は安定期待も高い配当性向

「清掃用具レンタル」や「ミスタードーナッツ事業」を展開するダスキン(4665)、株主優待制度はミスタードーナッツ、モスバーガーなどで利用できる優待券を実施しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ダスキンのPOINT
  • 株主還元に積極的、優待は使いやすいが利回りは低め
  • 配当は安定期待だが高い配当性向
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ダスキンの株価情報と配当・優待

ダスキンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月16日終値時点)

株価:3,331円
予想PER:36.45倍
PBR:1.05倍
予想EPS:91.38円
時価総額:1,699億円

最新の株価参考:(株)ダスキン【4665】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:98円
予想年間配当利回り:2.94%

配当金の推移について

下記はダスキンの配当金推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

ダスキンの年間配当金推移

2019年3月期:50円
2020年3月期:56円
2021年3月期:40円
2022年3月期:83円
2023年3月期:88円
2024年3月期:98円(予)

2021年3月期は業績悪化で減配、2022年3月期は大きく増配。2024年3月期は普通配当78円、記念配当20円予定としています。

配当性向は2023年3月期が60.2%、2024年3月期の予想が約107%です。

配当方針の確認

ダスキンの配当方針は中期経営計画(~2025年3月期)にて「連結配当性向60%または自己資本配当率(DOE)2.5%のいずれか高い額」としています。

参考:株主還元|株式会社ダスキン

株主優待について

株主優待制度は自社サービスやミスタードーナッツ各店舗、モスバーガーでも利用できる「株主優待券」を実施、優待権利月は3月と9月の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上株主優待券1,000円分
300株以上株主優待券2,000円分

3年以上の長期保有で+500円分です。

優待利回り

100株保有で年間2,000円分とした場合、優待利回りは約0.6%です。

参考:株主優待|株式会社ダスキン

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ダスキンの業績推移と株価推移

ダスキンの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はダスキンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年3月期、2021年3月期は連続減益となりましたが2022年3月期に大きく回復。

2023年3月期は減益、2024年3月期は大きく減益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|株式会社ダスキン

株価のチャート

下記はダスキン5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落しましたが、すぐに下落前の水準に戻りました。

一時的なものを除くと2,500-3,000円あたりのレンジで推移していましたが、2023年以降はレンジを抜けて推移しています。

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ダスキンの事業内容と財務状況

ダスキンの事業内容と財務状況を確認していきます。

ダスキン(4665)の概要

株式会社ダスキン(英文名称:Duskin Co., Ltd.)は、清掃業務を中心に、外食産業なども展開する。ミスタードーナツの事業本部でもある。

埃取り用のモップ・化学雑巾・浄水器などの清掃・衛生用品レンタルサービスや各種清掃サービスを中核とするクリーンサービス事業を行っている。また、ミスタードーナツを中心とする外食事業も会社の売上高の多くの比重を占める。

ダスキン – Wikipediaより抜粋

メイン事業は清掃用具レンタル・ハウスクリーニングを主とした「訪販グループ事業」ですが、近年はミスタードーナッツを中心とした「フードグループ事業」が伸びています。

3カ月決算の実績

下記はダスキンの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年3月期の連結経常利益は65億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はダスキンのキャッシュ・フローの推移です。

ダスキンの配当・優待について

配当は高めの利回りで、配当方針にDOEも組み込まれており、ある程度の安定に期待が持てます。しかし、高い配当性向なのは注意するポイントです。

株主優待制度は優待券を実施、ミスタードーナツ、モスバーガーなど様々な商品・サービスで利用できますが、長期保有でも利回りは約1%です。

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