サーティワン(2268)の株価が下落しないのは株主優待があるから?

サーティワン(2268)はここの数年売り上げが伸びておらず、2019年期も厳しい動きとなっています。しかし、そんな中でも株価は大きく下落していません。

そんなサーティワンの株価が今後どうなるのかを業績推移や株価チャートに加え、株価の各指標や配当・株主優待から考えてみました。

  • 株価の各指標と配当、株主優待の利回りを確認
  • 業績推移と株価チャートを確認
  • 最近の業績と今後の見込みについて

株価の各指標と配当、優待について

はじめに株価の各指標と配当、株主優待について見ていきます。

株価の各指標を確認

サーティワンの現在の株価は3,975円。年間配当は30円の予定なので年間配当利回りは約0.7%です。PERは114倍。PBRは4.17倍。PER、PBRともにかなり割高です。

※2019年10月16日終値時点

過去の配当推移を確認

サーティワンの配当推移を見てみます。

2014年12月期2015年12月期2016年12月期2017年12月期2018年12月期2019年12月期(予)
80円60円40円40円30円30円

配当は減配傾向です。業績の厳しさが配当に現れていると感じます。配当性向は100%をこえているため、この先も利益を伸ばすことが出来なければ減配する可能性があります。

また、10-15年前は利益が大きく伸びており、その時は配当がどんどん増えていたので、もし利益が伸びればその分、配当が増える可能性はあります。

株主優待制度について

サーティワンの株主優待ですが、毎年6月末と12月末の年2回「株主優待券」がいただけます。

保有株式数優待品内容
100株から499株まで「株主優待券」1,000円分(500円×2枚)
500株から999株まで「株主優待券」1,500円分(500円×3枚)
1,000株から4,999株まで「株主優待券」2,500円分(500円×5枚)
5,000株以上「株主優待券」5,000円分(500円×10枚)

100株保有の場合、優待利回りは約0.5%です(100株397,500円で2,000円分として計算)。 利回りでみるとそこまでお得な優待という感じではないですね。

参考:IR情報|サーティワン公式サイト

業績推移と株価チャート

次にサーティワンについて、業績推移と約3年の株価チャートを確認します。

売上高と経常利益の推移

サーティワンの過去5期分+今期の予想売上高・経常利益の推移です。

売上はほぼ横ばい、利益に関しては2019年2月期は増益予想ですが、2017年期、2018年期は当初の予想からそれぞれ下方修正を行っています。

株価チャートを確認

ここ約3年のサーティワンの週足株価チャートをみてみます。

大きく下髭がついている場所もありますが、基本的には割と狭めのレンジで推移しています。利益伸び悩み・減配している中、株価はかなりたえている様に感じます。

最近の業績と今後の見通しについて

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績を確認

2019年7月26日の決算にて2019年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常損益(非連結)は1億1000万円の赤字と発表しました。上期は6000万円の赤字予想でしたので赤字幅が拡大しました。

ただし、2Qだけで見ると過去比で割と好調です。また、毎年3Q(7-9月)が稼ぎ時でこの結果が業績に大きな影響を与えます。

今後の見通しについて

サーティーワンは消費税増税後も税込み販売価格を据え置くとしており、売上は増税前と変わらないでしょう。しかし、利益がどうなるかは分からないです。当然、物流コスト・原材料費・人件費などさまざまなコストはこれからも上昇します。

9月度としての売り上げは過去最高を記録したというニュースはプラス材料ですが、株価への影響はほとんどありませんでした。

JASDAQに上場しており、出来高も少ない銘柄ですがここ5年くらいの株価は3,900円-4,400円の比較的狭いレンジで推移しています。

その大きな理由の一つが大株主の不二家と米社のダンキン・ブランズが合わせて約86%の株式を保有していることです。これは株価が安定するという良い面もあれば、もちろんデメリットもあります。

参考:消費税増税・軽減税率導入についてのお知らせ|サーティワン公式サイト

参考:9月度として最高売り上げを記録|サーティワン公式サイト

タイトルとURLをコピーしました