アイスクリーム販売を行うB-Rサーティワンアイスクリーム(2268)、株主優待制度は商品を引き換えることができる電子ギフトを実施しています。株主優待に加え、業績推移・株価チャート・配当推移を確認していきます。
- 割高感が強く、配当・優待利回りは低め
- 株価は狭めのレンジで推移しているのが特徴
株価指標と株主優待
株価指標と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価指標(2024年6月7日終値時点)
株価:4,045円
予想PER:31.43倍
PBR:3.14倍
予想EPS:128.69円
時価総額:390億円
最新の株価参考:B-Rサーティワンアイスクリーム(株)【2268】:Yahoo!ファイナンス
株主優待制度について
株主優待制度は、製品と引き換えできる「eGift(電子ギフト)」を実施しています。優待権利月は6月と12月の年2回です。
保有株式数 | 優待品内容 |
---|---|
100株から499株まで | 「株主優待券」1,200円分 (600円×2枚) |
500株から999株まで | 「株主優待券」1,800円分 (600円×3枚) |
1,000株から4,999株まで | 「株主優待券」3,000円分 (600円×5枚) |
5,000株以上 | 「株主優待券」6,000円分 (600円×10枚) |
優待利回り
100株保有で、年間2,400円相当とした場合の優待利回りは約0.6%です。
配当情報
2024年12月期の予定年間配当:40円
予想年間配当利回り:0.99%
配当金の推移
下記は配当金の推移です。配当権利日は、6月(中間配当)と12月(期末配当)です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/31icehaitou202403.png)
年間30円で据え置き推移から、2023年12月期は増配しています。
配当性向は2023年12月期が32.1%、2024年12月期の予想が約31%です。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
売上高と利益の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/31iceuriage202403.png)
2021年12月期に大きく増益、2022年12月期、2023年12月期も増益となりました。
2024年12月期も好調な見通しとしています。
参考:業績・財務ハイライト|B-R サーティワンアイスクリーム
株価の推移
下記は5年分の週足株価チャートです。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/31icechat202406.png)
株価は2020年3月に大きく下落しましたがすぐに回復。
一時的な下落を除くと、2013年8月頃から4,000円前後のレンジで推移しています。
割高感は強いですが、業績が株価に及ぼす影響は小さく、通常はあまり動かないです。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
サーティワンアイスクリーム(2268)とは
バスキン・ロビンス (Baskin-Robbins Inc.) は、アメリカの世界最大級のアイスクリーム・パーラー・チェーンのひとつ。日本ではサーティワンアイスクリームの名前で知られる。
サーティワンとは英語の「31」で、「31種類のアイスクリームがあるため、1か月毎日違うアイスが楽しめます」という意味が込められている。
日本では、バスキン・ロビンスと不二家の合弁会社のB-R サーティワン アイスクリーム株式会社(英: B-R 31 ICE CREAM CO.,LTD.)がチェーン店を展開している。
バスキン・ロビンス – Wikipediaより抜粋
サーティワンアイスクリームは、不二家とダンキンブランズ(バスキン・ロビンス)が株式の43.2%づつ保有しています。
日本では「サーティワンアイスクリーム」の名前ですが、本国のアメリカでは「バスキン・ロビンス」です。
3か月決算の実績
下記は3か月決算の経常利益の推移と前期との比較です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/31icekesan202406.png)
2024年12月期の連結経常利益は19.6億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/31icecf202403.png)
営業CFはやや上下しています。
配当・優待について
配当は安定推移ですが、利回りは低く、株主優待制度と合わせた利回りでも低めです。
株価は2020年3月に大きく上下しましたが、それを除くと比較的狭いレンジで長年推移しています。
狭いレンジで動く理由として、不二家と米社のダンキン・ブランズが合わせて約86%の株式を保有。優待狙いで保持している人が多く、普段の出来高が少ないというのがあります。