リコー【7752】株主優待は自社製品の特別販売・株価は上昇強めの推移

カラー複合機やITサービスを展開するリコー(7752)、株主優待制度は自社製品の特別価格での販売を実施しています。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

リコーのPOINT
  • 株主優待制度はリコー製品が欲しい人には良い
  • 配当回復後は連続増配で高めの利回り
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リコーの株価情報と配当・優待

リコーの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年5月8日終値時点)

株価:1,295円
予想PER:16.27倍
PBR:0.75倍
予想EPS:79.58円
時価総額:7,893億円

最新の株価参考:(株)リコー【7752】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:38円
予想年間配当利回り:2.93%

配当金の推移について

下記はリコーの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は2021年3月期に減配、その後は増配推移。2025年3月期も増配予定としています。

配当性向は2024年3月期が49.6%、2025年3月期の予想が約47%です。

株主還元方針の確認

配当方針は「総還元性向50%を目安に段階的に引き上げ」としています。配当推移を見ると、安定と言うよりは業績連動の印象です。

参考:株主還元について|リコーグループ

株主優待について

株主優待制度は「自社製品の特別価格販売」を実施しています、優待権利月は3月と9月の年2回です。

保有株式数優待内容
全株主自社製品(カメラ・時計等)の特別価格販売

「自社製品の特別価格販売」は家電量販店より安い価格で購入できるものが多くお得ですが、あくまでもお得となるのは「リコー製品のカメラ・レンズの購入を検討している場合」です。

参考:株主様向け企画・優待|リコーグループ

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リコーの業績推移と株価推移

リコーの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はリコーの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は赤字で厳しくなりましたが、2022年3月期は黒字回復。2023年3月期は更に回復しましたが、2024年3月期は減益となりました。

2025年3月期は増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|リコーグループ

株価のチャート

下記はリコー5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に大きく下落も、2021年に入ると大きく上昇。

2021年6月以降は下落推移、2022年以降は下落する場面もありますが上昇が強めの推移をしています。

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リコーの事業内容と財務状況

リコーの事業内容と財務状況を確認していきます。

リコー(7752)の概要

株式会社リコー(英:Ricoh Company, Ltd. )は、事務機器、光学機器などを製造するメーカー。

主な製品は複写機、ファクシミリ、レーザープリンターやそれらの複合機、カメラである。

リコー – Wikipediaより抜粋

主力事業は複合機、プリンターなどの「オフィスプリンティング」、「オフィスサービス」です。

海外(主に欧米)の売上比率は約60%、子会社には「リコーエレメックス」、「リコーインダストリー」、「リコージャパン」があります。

キャッシュフロー

下記はリコーのキャッシュ・フロー推移です。

営業CFが減少していましたが、2024年3月期は増加しています。

リコーの配当・優待について

積極的な還元方針で配当利回りは平均より高いですが、業績連動感があります。

株主優待制度は「リコー製品」が欲しい場合には良いですが、お得度には換算しにくいです。

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