京セラの株価分析。減配発表、株価下落しているが今後どうなるのか【6971】

大手電気機器メーカーの京セラ(6971)の株価と配当は今後どうなるのか。業績推移・株価チャートを分析してみました。現在の株価は下落していますが利益見通しは厳しいものとなっています。また、減配当の予定としています。

京セラの株価POINT
  • 2021年3月期は厳しい見通しから配当を減配
  • 株価チャートは不安定、下落しているが底値圏とは言いずらい
  • 業績見通しを出しているものの不透明感は強い
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京セラの事業内容と株価指標

はじめに京セラの事業内容と株価指標を確認していきます。

京セラ(6971)とは

京セラ株式会社(きょうセラ)は、ファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾、医療用製品などを製造する大手電気機器メーカーである。

UFJグループ・みどり会に加盟。日経平均株価及びTOPIX 100の構成銘柄の一つである。

wikipediaより抜粋

主な事業は「産業・自動車用部品」、「半導体関連部品」、「電子デバイス」の部品部門と「コミュニケーション」、「ドキュメントソリューション」、「生活・環境」の機器システム部門です。情報通信サービスは子会社の京セラコミュニケーションシステム、プリンター・複合機などのドキュメントソリューションは京セラドキュメントソリューションズ(旧・京セラミタ)が手掛けています。

参考:会社概要|京セラグループについて

株価指標と配当利回り

下記は京セラの2020年5月1日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:5,580円
予定年間配当:120円
年間配当利回り:2.15%
予想PER:23倍、PBR:0.83倍

予想PERは割高、PBRは割安です。年間の配当利回りは平均的です。

京セラの業績推移と株価チャート

次に京セラの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記は京セラの売上高と経常利益の推移です。

2019年3月期、2020年3月期共に前期比で増益となっていますが、どちらも当初の利益予想から大きく下方修正して着地しています。また、2021年3月期は新型コロナウイルスの影響から大きく減益となる見通しです。

参考:業績ハイライト|京セラ

株価チャートの推移

下記は京セラ5年分の週足株価チャートの推移です。

株価チャートの推移はやや不安定です。2017年11月に高値を付けましたがその後下落、2020年1月にも株価が上昇していましたが新型コロナウイルスの影響もあり大きく下落しています。

利益見通しと過去の株価を考えるとまだまだ下落してもおかしくない水準です。

京セラの配当推移と決算内容

次に京セラの配当金の推移と決算内容の確認をしていきます。

配当金の推移

下記は京セラの配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

京セラの年間配当金推移

2016年3月期:100円
2017年3月期:110円
2018年3月期:120円
2019年3月期:140円
2020年3月期:160円
2021年3月期:120円(予)

2021年3月期は減配予想です。

配当方針として「連結配当性向を50%程度の水準で維持する配当方針」としています。2020年3月期の配当性向は53.7%、2021年3月期の予想配当性向は約49%です。ここ2年は業績を下方修正していることや新型コロナウイルスの影響を考えるとどうなるか見えない部分はあります。

参考:配当金|京セラ

決算内容の確認

2020年4月27日の決算にて2020年3月期の連結経常利益は1,488億円と発表、前期比で5.8%増となりましたが計画の1,650億円には届かず、また2021年3月期は1,200億円に減る見通しで年間配当は120円に減配する方針としています。

京セラ今後の株価について

最後に京セラの株価が今後どうなるのか上昇ポイント、下落ポイントを考えてみました。

株価上昇ポイント

自動車部品や半導体、電子デバイスの「部品事業」、スマートフォン・情報通信サービスやプリンター・複合機、ソーラーエネルギー関連の「機器・システム部門」と広く事業を展開しています。M&Aなども行い、規模を拡大しています。

利益の改善が進み2019年3月期、2020年3月期と当初の見込みまでは届かなかったですが増益で推移。PBRには割安感があるため、新型コロナウイルスの影響がなくなり利益が戻り、配当が増えれば株価が上昇する可能性は高いです。

株価下落ポイント

海外の売上比率が6割以上あるため、為替の影響を受けます。円安になれば利益を上乗せできますが、円高になればマイナス影響となります。

また、2021年3月期の業績見通しを出していますが、2020年7月ごろから緩やかに回復していく前提での算出です。回復時期や回復ペースの遅れ、景気減速が進めば想定より業績が悪化する可能性もあります。

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