三菱電機(6503)の株価を診断、この先の株価と配当を過去の推移から考える

三菱電機(6503)の配当が未定としていた2020年3月期の中間配当を前年同期と同じ配当金額としました。期末の配当金はまだ未定としていますが、この先、配当がどうなるかと株価がどうなるかを業績や各指標、過去の配当推移から見通しについて考えてみました。

  • 現在の株価、各指標や配当利回りと過去の配当推移を確認
  • 業績の推移と株価チャートを確認
  • これからの見通しについて、最近の業績や今後の予測から確認

現在の株価、各指標などを確認

はじめに三菱電機の現在の株価の各指標と配当推移を見ていきます。

各指標と配当利回り

三菱電機の現在の株価は1432.5円。PERは12.8倍、PBRは1.3倍、年間配当を仮に2019年3月期と同額とした場合は1株当たり40円なので年間配当利回りは約2.8%です。

※株価は2019年9月30日終値

2020年3月期の中間配当は1株14円(権利日は9月末)、期末配当金は未定(権利日は3月末)となっています。

過去の配当推移を確認

三菱電機の過去の配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
27円27円27円40円40円未定

ここ2年は1株当たり40円です。三菱電機は基本方針として、収益状況に応じた利益配分と内部保留の充実による財務体質の強化の両面から、総合的に株主利益の向上を図ることとしています。

過去の配当性向は30%台であることを考えると、現状の利益予想通りならば2020年3月期も40円となる可能性は大きく、増配・減配の可能性はともに低いと見ています。

参考:配当金情報|三菱電機公式サイト

事業内容と業績の推移、株価チャートについて

三菱電機について

三菱電機は日本の大手総合電機メーカーであり、三菱電機グループの中核企業。日本の大手総合電機メーカーとしては、売上高において日立製作所に次ぐ業界2位。

家電から重電、人工衛星まで幅広い製品を販売している。FA機器、昇降機(エレベーターなど)、タービン発電機、鉄道車両用電機品、パワー半導体、人工衛星など多くの産業用電気機器で日本国内トップシェアである。

wikipediaより抜粋

主なセグメントは「重電システム」、「産業メカトロニクス」、「情報通信システム」、「電子デバイス」、「家庭電器」です。

参考:個人投資家向け会社説明会資料|三菱電機公式サイト

売上・利益の推移

過去5期分+今期の予想の売上高・経常利益の推移です。

利益がやや伸び悩んでいる感があります。ROEの目標を10%以上としていますが、2019年3月期と2020年3月期の予定は10%未満となっています。

株価チャート

三菱電機の直近約3年の週足株価チャートです。

2017年年末から下落トレンドが始まり、現在はややレンジで推移しています。株価が上昇した場合は1,600円が一旦の上値メド、下落した場合は1,200円辺りが下値のメドとなりそうです。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績を確認

2019年7月30日の決算にて2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益を597億円と発表。通期計画の3,200億円に対する進捗率は18.7%となりました。昨年同期比でも13.1%減少と、中々厳しい出足となっています。

その中でも、2019年9月24日に未定としていた中間配当金を前年と同額とする予定と発表しました。

今後の見通しについて

直近の業績では、産業メカトロニクスのFAシステム事業が国内の半導体・工作機械・自動車関連などの需要減速、海外の有機EL・スマートフォン関連需要の停滞などの影響で売上、利益ともに前年と比較して大きく減少しました。

その反面、通信システム事業と家庭電気事業は需要増加により前年より、売上・利益を伸ばしています。

1Qの結果や現状の環境を考えると2Qの決算では下方修正が入る可能性があります。現状の株価にはそこまで割安感は出ていないので現時点ではリスクがあると考えられます。しかし、下方修正は既に若干織り込まれている気もします。2Qの業績が良く、下方修正が入らない、もしくは下方修正幅が小さければ株価を伸ばす可能性もあると考えられます。

株価が1,300円以下ではあくまでも1株当たり40円の配当がキープできそうならば年間の配当利回りで3%を超えてくるのでそこからの下落幅は限られてきそうです。とはいえ、もし減配となればさらに株価が下落する可能性もあると考えています。

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