オムロンの株価は上昇?下落?下方修正で雲行きが怪しいが今後どうなるか【6645】

大手電気機器メーカーのオムロン(6645)ですが、2019年10月29日に下方修正を発表し、株価が下落しています。これまで上昇トレンドだった株価ですが、この先はどうなるのか、業績見込み・株価指標・株価チャートから考えてみました。

  • オムロンについて、業績推移と株価チャート
  • オムロンの株価指標・配当と株主優待の確認
  • 最新の業績・今後の見通しについて

業績推移と株価チャートについて

まずはじめにオムロンについて、業績推移と株価チャートをみていきます。

オムロン(6645)とは

オムロン株式会社(英: OMRON Corporation)は日本の大手電気機器メーカー。

センシング&コントロール技術を核とした産業向け制御機器やシステム、電子部品のほか、ヘルスケア製品等を展開する「オムロングループ」の中核企業の役割を担っている。

制御機器・FAシステム事業、電子部品事業、車載電装部品事業、社会システム事業、健康医療機器・サービス事業の主要5事業を、一部分社化を含め、カンパニー制で展開している。

世界初の無接点近接スイッチを開発するなど産業用オートメーション機器に強みを持つが、一般消費者には健康医療機器で知られる。家庭用電子血圧計は世界トップシェアを誇る。

世界7極に地域統括本社を設置(日本、アメリカ、オランダ、中国、シンガポール、インド、ブラジル)。中国を中心とした海外へのビジネス展開に積極的で、既に連結での海外売上比率は5割を超えている。

wikipediaより一部抜粋

一般的にはヘルスケアで知られていますが、稼ぎ頭は制御機器です。そのため、半導体市場の動きが業績に大きく影響します。

売上高と経常利益の推移

下記はオムロンの過去5期分と今期の予想売上高・経常利益の推移です。

2020年3月期の経常利益ですが、当初は600億円の予定でしたが、現在は2度の下方修正で400億円の見通しとなっています。

株価チャートを確認

下記はオムロンの約3年分の株価チャートの週足です。

業績の伸び悩みから2018年は株価が下落していましたが、2019年に入り相場全体の上昇や日経平均株価の採用候補に挙がり株価が上昇。その後、実際に日経平均株価に採用されさらに株価を伸ばしました。

ここ最近でみると2019年7月に下方修正があり若干下落しましたが、証券会社の投資判断格上げなどの影響で株価を伸ばしています。

株価指標と配当、株主優待について

次にオムロンの各指標と配当・優待を見ていきます

株価指標と配当利回り

現在の株価:6,420円

予想年間配当:84円

年間配当利回り:約1.31%

PER:20倍、PBR:2.55倍

市場平均、日経平均採用の他社電気機器メーカーと比較すると指標は割高です。

※株価は2019年10月31日終値

過去の配当推移を確認

下記はオムロンの配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
71円68円68円76円84円84円

2020年3月期ですが、中間配当(9月末)に42円、期末配当(3月末)に42円の年間84円の予定としています。

オムロンの配当方針ですが、「2017~2020年度の中期経営計画期間は、配当性向30%程度およびDOE3%程度を目安」としています。

経常利益は下方修正を行いましたが、純利益は株式等譲渡に伴う売却益を計上することで増加する見込みの為、2020年期の配当性向は問題なさそうなので2020年3月期の減額修正はなさそうです。

しかし、2021年期以降はわかりません。このまま経常利益が上昇しない、または下落する見込みとなった場合、減配当となる可能性もあります。

参考:配当金について|オムロン公式サイト

株主優待制度について

オムロンは株主優待を実施しています。

3月末が権利月です。

保有株式数優待内容
100株以上2,000円相当の自社商品
300株以上6,000円相当の自社商品

※優待に変えて寄付を選択することもできます。

優待利回りは100株保有(642,000円)で年間2,000円分なので約0.3%です。

参考:株主優待|オムロン公式サイト

最近の業績と今後について

最後に直近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年10月29日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益274億円と発表しました。

あわせて、通期の同利益を従来予想の525億円から400億円に下方修正、ただし、通期の連結最終利益は株式等譲渡に伴う売却益を計上することで従来予想の425億円から660億円に上方修正しました。また、500万株を上限とする自社株買いの実施も発表しました。

下方修正を行った通期計画の400億円に対する進捗率は68.6%です、今回の下方修正は下期も厳しくなるとの見込みからと考えられます。

今後について

2019年7月25日(1Q)の決算では経常利益を600億円から525億円へ下方修正を行い、株価が下落しました。しかし、その後の株価は証券会社の投資判断格上げ、相場全体の上昇もあり、しっかりと伸ばしています。

今回の下方修正でも大きく株価が下落しています。

相場全体の上昇影響もあり、株価が割高になっているため、前回と同じように下落しても押し目となるかは判断が難しいところです。

現状の業績は厳しいと言わざるを得ないですが、中長期的には将来の成長に向けてしっかり投資を行っている印象です。相場全体を含め、落ち着いた頃に中長期的な視線で保有するのは有効だと個人的には考えています。

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