オムロン【6645】安定増配当で推移・株価は下落し厳しい推移

大手電気機器メーカーのオムロン(6645)、配当は連続増配当で推移しています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当状況を確認していきます。

オムロンのPOINT
  • 株主優待廃止、配当は安定増配推移も高い予想配当性向
  • 株価は下落し厳しい推移
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オムロンの株価情報と配当・優待

オムロンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月28日終値時点)

株価:5,392円
予想PER:707.61倍
PBR:1.41倍
予想EPS:7.62円
時価総額:1兆1,121億円

最新の株価参考:オムロン(株)【6645】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:104円
予想年間配当利回り:1.93%

配当金の推移について

下記はオムロンの配当推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2024年3月期は増配予定としています。

配当性向は2023年3月期が26.3%。2024年3月期の予想が約1300%です。

利益配分方針の確認

オムロンの配当方針は「株主資本配当率(DOE)3%程度を目安、安定的、継続的な株主還元に努める」としています。

参考:配当金について|オムロン

株主優待について(廃止)

株主優待制度は「自社商品」を実施していましたが、2020年3月末で廃止となりました。

優待廃止の理由として「配当や自己株式取得などの株主還元全般が充実してきたこと」としています。目的達成としているため、優待が復活する可能性は現状では低そうです。

参考:株主優待廃止のお知らせ|オムロン

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オムロンの業績推移と株価推移

オムロンの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はオムロンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

やや厳しめに推移していた業績ですが、2022年3月期は大きく増益に。2023年3月期も増収・増益となり過去最高売上・経常利益を更新。

2024年3月期は大きく減益見通しとしています。

参考:直近の業績及び見通し|オムロン

株価のチャート

下記はオムロン5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年3月に一時下落しましたが、その後は大きく上昇して1万円を超えました。2022年に入ると割高感・警戒感から大きく下落

2023年に入ると上昇しましたが、2023年6月中旬から下落し厳しい推移です。

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オムロンの事業内容と財務状況

オムロンの事業内容と財務状況を確認していきます。

オムロン(6645)の概要

オムロン株式会社(英: OMRON Corporation)は日本の大手電気機器メーカー。

制御機器・FAシステム事業、電子部品事業、車載電装部品事業、社会システム事業、健康医療機器・サービス事業の主要5事業を、一部分社化を含め、カンパニー制で展開している。

世界初の無接点近接スイッチを開発するなど産業用オートメーション機器に強みを持つが、一般消費者には健康医療機器で知られる。家庭用電子血圧計は世界トップシェアを誇る。

オムロン – Wikipediaより一部抜粋

一般的にはヘルスケアで知られていますが稼ぎ頭は制御機器です。そのため、半導体市場の動きが業績に大きく影響します。

売上比率は日本が約40%、中華圏が約25%、それに続いて欧米、東南アジアです。

3カ月決算の実績

下記はオムロンの連結税引前利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結税引前利益は265億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記はオムロンのキャッシュ・フローの推移です。

2022年3月期の投資CFが大きいです。

オムロンの配当・優待について

配当は比較的順調な推移ですが、利回りは高くはないです。

DOE目安としているため、安定配当に期待が持てますが、予想配当性向がかなり高いのは気になるポイントです。

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