自動車メーカーのマツダ(7261)、配当が大きく回復し、減配予定ですが高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。
株価情報と配当状況について
マツダの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年11月28日終値時点)
株価:959円
予想PER:4.32倍
PBR:0.35倍
予想EPS:222.16円
時価総額:6,059億円
最新の株価参考:マツダ(株)【7261】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:55円
予想年間配当利回り:5.74%
配当金の推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
2021年3月期は8期ぶりの無配に転落。2022年3月期は復配、2023年3月期、2024年3月期は増配も、2025年3月期は減配予定としています。
配当性向は2024年3月期が18.2%、2025年3月期の予想が約25%です。
配当方針について
配当方針は「安定的に配当性向30%以上」としています。
参考:【MAZDA】株主還元
業績推移と株価推移について
マツダの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
2021年3月期の最終損益は316億円の赤字となり厳しくなりました。その後、2022年3月期、2023年3月期と回復、2024年3月期も大きく増益となりました。
2025年3月期は減益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
株価は長期で下落していましたが、2021年以降は底値を抜けて推移。
2023年は業績回復などもあり上昇していましたが、2024年は下落推移しています。
事業内容と財務状況について
マツダの事業内容と財務状況を確認していきます。
マツダ(7261)の概要
マツダ株式会社(英語: Mazda Motor Corporation)は、日本の自動車メーカーである。
2015年5月にはトヨタ自動車と中長期的な提携関係を結ぶことを発表し、2017年8月には業務資本提携を結ぶことで合意。相互に500億円分ずつ株式を取得。
THS-Ⅱの供給や、EV開発会社と北米工場の共同設立など、両社は急速に距離を縮めている。
マツダ – Wikipediaより抜粋
マツダは中堅の自動車メーカーで、輸出比率が高いです。ロータリーエンジンに代表されるような独自技術に強みを持っています。
ここ数年はトヨタとの連携を強め、資本提携もしています。
3か月決算の実績
下記は各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。
2025年3月期の連結経常利益は1,900億円見通しとしています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。
2024年3月期の営業CFは大きくプラスです。
配当について
配当は大きく回復、2025年3月期は減配予定ですが、株価が下落した影響もありかなり高い利回りです。
株価は業績警戒感もあり下落が強い推移です。