自動車メーカーのマツダ(7261)。今後の株価・配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。
- 割安感あり、復配で高めの利回り
- 株価は長期下落から抜けて上昇
- 業績回復も不透明感あり
マツダの株価情報と事業内容について
マツダの株価情報と事業内容を見ていきます。
株価指標
株価:1,111円
予想PER:8.75倍
PBR:0.54倍
予想EPS:127.01円
時価総額:7,019億円
2022年5月23日終値時点のデータです。
最新の株価参考:マツダ(株)【7261】:Yahoo!ファイナンス
PBRはかなり割安感があります。
マツダ(7261)とは
マツダ株式会社(英語: Mazda Motor Corporation)は、日本の自動車メーカーである。
2015年5月にはトヨタ自動車と中長期的な提携関係を結ぶことを発表し、2017年8月には業務資本提携を結ぶことで合意。相互に500億円分ずつ株式を取得し、トヨタがマツダの第2位の大株主となった。
THS-Ⅱの供給や、EV開発会社と北米工場の共同設立など、両社は急速に距離を縮めている。
マツダ – Wikipediaより抜粋
マツダは中堅の自動車メーカーで、輸出比率が高いです。
ロータリーエンジンに代表されるような独自技術に強みを持っています。ここ数年はトヨタとの連携を強め、資本提携もしています。
マツダの業績推移と株価推移について
マツダの業績推移と株価推移を見ていきます。
売上高と営業利益・経常利益の推移

2019年3月期から2021年3月期まで連続で減益、2021年3月期の最終損益は316億円の赤字となりました。
2022年3月期は円安の影響もあり大きく回復、2023年3月期も好調な見通しです。
株価の推移
下記はマツダ5年分の週足株価チャートです。

株価は長期で下落していましたが、2021年以降は底値から抜けています。
2022年3月以降で見ると、急激な円安の影響もあり上昇しています。
マツダの配当情報と決算内容について
マツダの配当情報と決算内容を見ていきます。
配当情報
2023年3月期の予定年間配当:35円
予想年間配当利回り:3.15%
配当金の推移
下記はマツダの配当金推移です。
配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2018年3月期:35円
2019年3月期:35円
2020年3月期:35円
2021年3月期:0円
2022年3月期:20円
2023年3月期:35円(予)
2021年3月期は8期ぶりの無配転落、2022年3月期は復配、2023年3月期は更に回復予定としています。
配当性向は2022年3月期が15.4%、2023年3月期の予想が約28%です。
参考:【MAZDA】配当の状況
決算内容について
2022年5月13日に決算発表。
2022年3月期の連結経常利益は1,235億円と発表。
2023年3月期は1,050億円見通し、年間配当は35円予定としています。
マツダの株価上昇・下落ポイントについて
マツダの今後について考えてみます。
今後について
2022年3月期は想定以上の売上改善、為替の円安影響で好調となりました。
しかし、国内の自動車メーカーはマツダに限らず日産自動車、三菱自動車などもここ数年は苦戦しています。
厳しい推移
2022年3月期は大きく業績回復。株価は下落から抜けて上昇していますが、ここ数年は減益が続き、2021年3月期は無配に転落していました。
為替・諸外国の経済状況など、まだまだ不安要素が多いです。
割安感・回復期待
株価には割安感があり、まだ悪材料を織り込んだ株価です。
業績回復・復配と明るい材料もあり、この先もコスト削減が進み、トヨタ自動車との連携が進めばさらに業績改善となる可能性も当然あります。