小林製薬の株価が警戒感から下落推移・連続増配当【4967】

衛生・雑貨関係が主軸の小林製薬(4967)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待も確認していきます。

小林製薬の株価POINT
  • 株価は警戒感から下落推移
  • 利益はほぼ横ばい推移・配当は連続増配中
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小林製薬の株価情報と業績推移

小林製薬の株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:6,675円
予想PER:25.15倍
PBR:2.44倍
予想EPS:265.45円
時価総額:5,210億円

2023年9月29日終値時点のデータ
最新の株価参考サイト:小林製薬(株)【4967】:Yahoo!ファイナンス

PER、PBRともに割高感がありますが、業種全体的に割高傾向です。

業績の推移

下記は小林製薬の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

営業利益はほぼ横ばいで安定推移、最終利益は連続増益で推移しています。

2023年12月期は営業・経常減益見通しとしています。

参考:財務情報|小林製薬株式会社

株価のチャート

下記は小林製薬5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年以降で見ると割高感や業績伸び悩み警戒感などで下落

2023年以降で見ても厳しい推移です。

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小林製薬の配当情報と株主優待

小林製薬の配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2023年12月期の予定年間配当:96円
予想年間配当利回り:1.44%

配当金の推移について

下記は小林製薬の配当金推移です。配当権利日は6月(中間配当)と12月(期末配当)です。

小林製薬の年間配当金推移

2018年12月期:66円
2019年12月期:73円
2020年12月期:77円
2021年12月期:83円
2022年12月期:90円
2023年12月期:96円(予)

配当金は連続増配推移、2023年12月期も増配予定としています。

配当性向は2022年12月期が34.7%、2023年12月期の予想が約36%です。

配当方針の確認

配当方針は「安定的な配当を基本、連結業績を反映した配当」としています。

参考:配当情報|小林製薬株式会社

株主優待について

株主優待制度は「自社製品」、「通販割引」など、優待権利月は6月と12月の年2回です。

保有株式数優待内容
100株以上5,000円分の自社商品
通販製品10%割引
300株以上かつ3年保有復興支援選べるギフトを追加
(12月末のみ)

優待利回り

100株保有で年間1万円相当とした場合、優待利回りは約1.5%です。

参考:株主優待|小林製薬株式会社

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小林製薬の事業内容と今後について

小林製薬の事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

小林製薬(4967)の概要

小林製薬株式会社(こばやしせいやく、Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd.)は、医薬品と衛生雑貨(トイレタリー)の企画・製造・販売をおこなう日本の企業である。

製品開発において、非常に小回りの効く企業の一つとしてその名を知られると共に、ユニークなネーミングが冠された商品を多数持つ。

小林製薬 – Wikipediaより抜粋

医薬品、芳香剤、サプリメントや日用品雑貨など多くの家庭用品を製造・販売。

定番商品もある中、新製品を生み出すスピードにも定評があります。海外展開もしていますが、メインは国内です。

3カ月決算の実績

下記は小林製薬の各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

2023年12月期の連結経常利益は265億円見込みとしています。

キャッシュフロー

下記は小林製薬のキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは安定しています。

参考:小林製薬|Google Finance

小林製薬の今後について

2021年以降、業績の落ち着き・割高感などから株価は下落推移。

今後は個人消費の鈍化・様々なコスト増なども想定されます。

伸びしろ

「健康」や「衛生」に対する意識は国内だけでなく海外でも高まっています。短期的には厳しい条件もありますが、インバウンド需要が戻れば伸びる可能性はあります。

製品開発スピード・能力は非常に高く、数々のヒット商品も生み出しています。

リスク要因

多くの新製品を生み出していますが全てがヒットする保証はないです。

健康ブームなどもあり市場が拡大しているため、多くの企業が力を入れています。また、定番商品で類似製品の出現や技術で他社に先行されるリスクもあります。

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