東海カーボンの株価分析!厳しい業績も株価は下落から上昇へ【5301】

タイヤ向けカーボンブラックで国内首位の東海カーボン(5301)。業績が大きく上昇したことで2019年にJPX日経400に新規採用。しかし、その後の厳しい業績見通しで株価が下落。果たして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

東海カーボンの株価POINT
  • 配当・優待の合計利回りはやや高め
  • 予想配当性向が高く、配当方針を考えるとさらに減配する可能性も
  • 最悪期は抜けたとの見方から株価が上昇
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東海カーボンの事業内容と株価指標について

はじめに東海カーボンの事業内容と株価指標を確認していきます。

東海カーボンの株価指標と配当利回り

株価:1,755円
予定年間配当:30円
年間配当利回り:1.71%
予想PER:42倍
PBR:1.86倍

2021年3月19日終値時点のデータ

PERは割高です。年間の配当利回りは平均水準です。

東海カーボン(5301)とは

東海カーボン株式会社(とうかいカーボン、英文社名:TOKAI CARBON CO., LTD.)は、炭素製品の大手メーカーである。

2004年4月 – 住友商事と共同で中国に東海炭素(天津)有限公司を設立。
2006年3月 – 中国の大連に大連東海結金藤素有限公司を設立。
2006年7月 – 東海高熱工業を完全子会社化。
2017年11月 – 昭和電工よりSGL GE Carbon Holding LLCを買収

東海カーボン – Wikipediaより抜粋

事業として、カーボンブラック・黒鉛電極・ファインカーボン・摩擦材および工業炉・関連製品などの製造、販売を行っています。中でもタイヤ向けのカーボンブラックは国内で首位です。

参考:事業 – 東海カーボン

東海カーボンの配当推移と株主優待制度について

次に東海カーボンの配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

東海カーボンの配当推移

下記は東海カーボンの配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

東海カーボンの年間配当金推移

2016年12月期:6円
2017年12月期:12円
2018年12月期:24円
2019年12月期:48円
2020年12月期:30円
2021年12月期:30円(予)

配当金は大きく増配推移していましたが、2020年12月期に減配しています。

配当方針は「連結配当性向30%を目安として、安定的・継続的に配当を行う」です。配当性向は2019年12月期が32%、2020年12月期が625%、2021年12月期の予想は約72%です。配当性向はかなり高い推移です。

参考:株主になると – 東海カーボン

東海カーボンの株主優待

東海カーボンの株主優待は「オリジナルカタログギフト」です。12月末が権利日です。

所有株式数優待品
100株以上 1,000株未満2,000円相当(1年以上3年未満)
3,000円相当(3年以上)
1,000株以上2,000円相当(1年未満)
3,000円相当(1年以上3年未満)
5,000円相当(3年以上)

100株保有で2,000円相当なので優待利回りは約1.1%ですが、1年以上継続保有することが条件です。

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東海カーボンの業績と株価チャートの推移

次に東海カーボンの業績と株価チャートの推移を確認していきます。

東海カーボンの売上高と経常利益の推移

売上・利益ともに2018年12月期に急上昇。2019年12月期は当初、増益予想でしたが減益で着地。2020年12月期は大きく下方修正を行い大幅減益で着地。2021年12月期は増益予想ですが、まだまだ完全回復とはならない見通しです。

東海カーボンの株価チャートの推移

下記は東海カーボン5年分の週足株価チャート推移です。

業績の好調さが出始めた2017年から株価が上昇。わずか1年で株価は約4倍まで跳ね上がりました。しかし、その後は割高さや業績下方修正などの影響により株価が下落。2020年中旬以降の株価はゆるやかに上昇し、業績がやや厳しいのを考えると短期の株価は強めです。

東海カーボンの決算内容と今後の株価について

最後に東海カーボンの決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2021年2月9日の決算にて2020年12月期の連結経常利益は62.6億円と発表。2021年12月期は169億円見通し、年間配当は30円の据え置き予定としています。

今後について

主力の「カーボンブラック事業」はタイヤメーカーの需要低下、操業停止等の影響により悪化。「黒鉛電極事業」も、世界的な景気減速の影響を受け悪化しています。日本国内だけでなく、アメリカ、中国にも会社があり原材料を輸入して製品を輸出しているため、為替の影響も受けます。

配当維持予定ですが配当性向は高く、さらに減配する可能性があります。しかし、国内の証券会社は今後は最悪期を抜け出す可能性が高いとし投資判断を格上げしています。その影響もあってか株価は上昇しています。

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