東海カーボンの株価分析!厳しい業績推移も株価は下落から抜け上昇気配【5301】

タイヤ向けカーボンブラックで国内首位の東海カーボン(5301)。株価は下落から抜け出し上昇していましたが、短期では調整的にやや下落しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

東海カーボンの株価POINT
  • 指標に割安感はなし
  • 配当性向は高めで推移
  • 最悪期は抜けたとの見方で株価上昇も短期ではやや下落
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東海カーボンの株価指標と事業内容について

はじめに、東海カーボンの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,599円
予定年間配当:30円
年間配当利回り:1.88%
予想PER:28.4倍
PBR:1.55倍
時価総額:3,597億円

2021年9月6日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒東海カーボン(株)【5301】:Yahoo!ファイナンス

PERはやや割高です。年間配当利回りは平均水準です。

東海カーボン(5301)とは

東海カーボン株式会社(とうかいカーボン、英文社名:TOKAI CARBON CO., LTD.)は、炭素製品の大手メーカーである。

2004年4月 – 住友商事と共同で中国に東海炭素(天津)有限公司を設立。
2006年3月 – 中国の大連に大連東海結金藤素有限公司を設立。
2006年7月 – 東海高熱工業を完全子会社化。
2017年11月 – 昭和電工よりSGL GE Carbon Holding LLCを買収

東海カーボン – Wikipediaより抜粋

事業ではカーボンブラック・黒鉛電極・ファインカーボン・摩擦材および工業炉・関連製品などの製造、販売を行っています。中でもタイヤ向けのカーボンブラックは国内で首位です。

東海カーボンの業績推移と株価チャート

次に、東海カーボンの業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高と経常利益の推移

売上・利益ともに2018年12月期に急上昇、2019年12月期は増益予想でしたが減益で着地。2020年12月期は大幅減益で着地。2021年12月期は増益予想ですが、まだまだ完全回復とはならない見通しです。

株価チャートの推移

下記は東海カーボン5年分の週足株価チャートです。

業績の好調さが出始めた2017年から株価が上昇。わずか1年で株価は約4倍まで跳ね上がりました。しかし、その後は割高さや業績下方修正などの影響により株価が下落。2020年3月以降の株価は上昇していましたが、2021年5月からやや下落しています。

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東海カーボンの配当推移と株主優待制度

次に、東海カーボンの配当推移と株主優待制度を見ていきます。

配当推移

下記は東海カーボンの配当金推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

東海カーボンの年間配当金推移

2016年12月期:6円
2017年12月期:12円
2018年12月期:24円
2019年12月期:48円
2020年12月期:30円
2021年12月期:30円(予)

配当金は大きく増配推移していましたが、2020年12月期に減配。配当性向は2019年12月期が32%、2020年12月期が627%、2021年12月期の予想は約53%です。

配当方針の確認

配当方針は「連結配当性向30%を目安として、安定的・継続的に配当を行う」です。配当方針を考えると、配当性向はかなり高いです。

参考:株主になると – 東海カーボン

東海カーボンの株主優待

東海カーボンの株主優待は「オリジナルカタログギフト」です。12月末が権利日です。

所有株式数優待品
100株以上 1,000株未満2,000円相当(1年以上3年未満)
3,000円相当(3年以上)
1,000株以上2,000円相当(1年未満)
3,000円相当(1年以上3年未満)
5,000円相当(3年以上)

100株保有で2,000円相当なので優待利回りは約1.3%ですが、1年以上継続保有が条件です。

東海カーボンの決算内容と今後について

最後に、東海カーボンの決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2021年8月10日の決算にて、2021年12月期2Q累計(1-6月)の連結経常利益は106億円と発表。あわせて通期の同利益を169億円予想から226億円予想に上方修正しています。

今後について

2020年12月期は主力の「カーボンブラック事業」がタイヤメーカーの需要低下、操業停止等の影響により悪化。「黒鉛電極事業」も、世界的な景気減速の影響を受け悪化しました。2021年12月期はまだ不透明感はありますが、需要が想定以上に回復しています。

リスク要因

日本国内だけでなく、アメリカ・中国にも会社があり原材料を輸入して製品を輸出しているため、為替の影響を受けます。また、配当は維持予定ですが高い配当性向が続いています。最悪期は抜けたとの見方で株価が上昇していましたが、短期では落ち着きやや調整的に下落しています。

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