東海カーボンの株価分析!高配当利回りだが減配する可能性について確認【5301】

タイヤ向けカーボンブラックで国内首位の東海カーボン(5301)。大きく業績が上昇しJPX日経400にも新規採用されましたが、連続減益見通しで株価はやや下落した位置にいます。果たして今後の東海カーボンの株価と配当はどうなるのか業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

東海カーボンの株価POINT
  • 株価指標はやや割安、年間の配当利回りは高い
  • 予想配当性向が高く、配当方針を考えると減配する可能性も
  • 業績は一時大きく上昇も、連続減益見通しとやや厳しい
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東海カーボンの事業内容と株価指標について

はじめに東海カーボンの事業内容と株価指標を確認していきます。

東海カーボン(5301)とは

東海カーボン株式会社(とうかいカーボン、英文社名:TOKAI CARBON CO., LTD.)は、炭素製品の大手メーカーである。

2004年4月 – 住友商事と共同で中国に東海炭素(天津)有限公司を設立。
2006年3月 – 中国の大連に大連東海結金藤素有限公司を設立。
2006年7月 – 東海高熱工業を完全子会社化。
2017年11月 – 昭和電工よりSGL GE Carbon Holding LLCを買収

東海カーボン – Wikipediaより抜粋

事業内容として、カーボンブラック・黒鉛電極・ファインカーボン・摩擦材および工業炉・関連製品などの製造、販売を行っています。中でもタイヤ向けのカーボンブラックは国内で首位です。

参考:事業 – 東海カーボン

東海カーボンの株価指標と配当利回り

2020年6月24日終値時点の東海カーボンの株価指標と配当利回りです。

株価:1,056円
予定年間配当:48円
年間配当利回り:4.55%
予想PER:13.6倍、PBR:1.13倍

株価指標はやや割安です。年間の配当利回りは株価が下落した影響もあり高いです。

東海カーボンの配当推移と株主優待制度について

次に東海カーボンの配当金の推移と株主優待制度を確認していきます。

東海カーボンの配当推移

下記は東海カーボンの配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。

東海カーボンの年間配当金推移

2015年12月期:6円
2016年12月期:6円
2017年12月期:12円
2018年12月期:24円
2019年12月期:48円
2020年12月期:48円(予)

配当金は大きく増配して推移していますが、2020年12月期は据え置き予定です。

配当方針は「連結配当性向30%を目安として、安定的・継続的に配当を行う」としています。2019年12月期の配当性向は32%、2020年12月期の予想配当性向は約62%です。配当方針を考えると減配する可能性も考えられます。

参考:株主になると – 東海カーボン

東海カーボンの株主優待

東海カーボンの株主優待は「オリジナルカタログギフト」です。12月末が権利日です。

所有株式数優待品
100株以上
1,000株未満
2,000円相当(1年以上3年未満)
3,000円相当(3年以上)
1,000株以上2,000円相当(1年未満)
3,000円相当(1年以上3年未満)
5,000円相当(3年以上)

100株保有で2,000円相当なので優待利回りは約1.9%ですが、1年以上保有することが条件です。

東海カーボンの業績と株価チャートの推移

次に東海カーボンの業績と株価チャートの推移を確認していきます。

東海カーボンの売上高と経常利益

下記は東海カーボンの売上高と経常利益の推移です。

売上・利益ともに2018年12月期に急上昇。2019年12月期も当初は更に増益予想でしたが減益で着地。2020年12月期も連続減益の見通しです。

東海カーボンの株価チャート

下記は東海カーボン5年分の週足株価チャートの推移です。

業績の好調さが出始めた2017年から株価が上昇をしはじめて僅か1年で株価は約4倍まで上昇しました。その後は割高さや業績下方修正などの影響により株価が下落。現在の株価はやや落ち着いていますが、まだ完全に下落が終了したとは言えないです。

東海カーボンの決算内容と今後の株価について

最後に東海カーボンの決算内容の確認と今後について考えていきます。

決算内容について

2020年5月11日の決算にて2020年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は65.7億円と発表、通期計画の278億円に対する進捗率は23.6%となりました。

今後について

主力の「カーボンブラック事業」はタイヤメーカーの需要低下、操業停止等の影響により悪化。「黒鉛電極事業」も、世界的な景気減速の影響を受け悪化しています。日本国内だけでなく、アメリカ、中国にも会社があり、原材料を輸入して製品を輸出しているため、為替の影響を受けます。

また、連続減益の見通しですが、業績予想を出したのは2月のため、現在やこれからを考えると状況が大きく異なります。株価指標にはやや割安感があり、配当利回りは高いですが今後業績や配当に修正が入る可能性もあります。

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