複合機中堅のコニカミノルタ(4902)。この先の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待も確認していきます。
- PERは割高感あり、PBRは割安感あり
- 業績は黒字回復見通しだが厳しめ
- 株価は底値から抜けているがレンジ推移
コニカミノルタの株価情報と業績推移
コニカミノルタの株価情報と業績推移を見ていきます。
株価指標
株価:543円
予想PER:48.74倍
PBR:0.47倍
予想EPS:11.14円
時価総額:2,729億円
2023年2月6日終値時点のデータ。
最新の株価参考:コニカミノルタ(株)【4902】:Yahoo!ファイナンス
PERは割高感、PBRは割安感があります。
業績の推移
下記はコニカミノルタの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2022年3月期は黒字回復予想でしたが赤字で着地。3期連続の最終赤字となりました。業績は大きく悪化しており、2023年3月期は黒字回復見通しですが厳しいです。
株価の推移
下記はコニカミノルタ5年分の週足株価チャートです。

株価は業績悪化を受けて、2019年中旬から大きく下落。2021年に入ると下落から抜けて上昇しましたが、警戒感が強く過去と比較すると安めの位置でレンジ推移しています。
コニカミノルタの配当情報と株主優待
コニカミノルタの配当情報と株主優待制度を見ていきます。
配当金情報
2023年3月期の予定年間配当:20円
予想年間配当利回り:3.68%
高めの配当利回りです。
配当金の推移
下記はコニカミノルタの配当金推移です。配当権利日は、9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2018年3月期:30円
2019年3月期:30円
2020年3月期:25円
2021年3月期:25円
2022年3月期:30円
2023年3月期:20円(予)
2022年3月期に回復した配当ですが、2023年3月期は減配予定としています。
2023年3月期の予想配当性向は約180%です。
株主還元方針の確認
コニカミノルタの配当政策は、「連結業績や成長分野への戦略投資の推進等を総合的に勘案しつつ、積極的に利益還元する」としています。
2023年3月期は減配予定ですが、予想配当性向はまだまだ高い水準です。
参考:株主還元|コニカミノルタ
株主優待について
コニカミノルタの株主優待制度は「オリジナルカレンダー」、「キンコーズ・年賀状印刷サービス」です。優待権利月は9月、100株以上保有が対象です。
優待としてのお得感は特にないです。
コニカミノルタの事業・決算内容と今後について
コニカミノルタの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。
コニカミノルタ(4902)とは
コニカミノルタ株式会社(KONICA MINOLTA, INC.)は、日本の電機メーカーである。
2003年8月に写真関連商品、及び複写機などのオフィス製品などを製造していたコニカ(東京)とミノルタ(大阪)の経営統合により発足した持株会社コニカミノルタホールディングス株式会社を前身とするが、2013年4月に事業子会社7社を吸収合併して事業会社に移行し、現在の商号に変更された。
コニカミノルタ – Wikipediaより抜粋
主力事業は、オフィス用プリンタなどの「デジタルワークプレイス事業」です。他には「プロフェッショナルプリント事業」、「ヘルスケア事業」、「インダストリー事業」を展開しています。
決算内容を時系列に確認
2022年3月期の連結最終損益は261億円の赤字と発表、2023年3月期の同損益は55億円の黒字見通し、年間配当は20円予定としています。(2022年5月12日の決算発表にて)
2023年3月期1Q決算
2023年3月期1Q(4-6月)の連結最終損益は87.3億円の赤字と発表。前年同期は9.7億円の黒字のため、赤字転落しています。(2022年7月28日の決算発表にて)
2023年3月期2Q決算
2023年3月期2Q累計(4-9月)の連結最終損益は67.4億円の赤字と発表。前年同期は43.1億円の赤字のため、赤字幅が拡大しています。(2022年11月2日の決算発表にて)
2023年3月期3Q決算
2023年3月期3Q累計(4-12月)の連結最終損益は32.5億円の赤字と発表。前年同期は132億円の赤字のため、赤字幅が縮小しています。(2023年2月2日の決算発表にて)
今後の見通しについて
2022年3月期はのれんの減損損失計上、アメリカ子会社の売掛金の回収見込み額減少など影響もあり、大きく業績が悪化しました。海外売上高比率が8割を超えているため、海外情勢・為替の影響を大きく受けます。
回復期待
2023年3月期2Qから単体で黒字化しており、2023年3月期は黒字回復見通しとしています。最悪期は抜けたとの見方もあり株価の下落が落ち着いています。
不安材料
株価は底値から抜けていますが、3期連続最終赤字・原材料価格上昇などの警戒感もあり上昇はせずレンジで推移しています。高い配当利回りですが減配しており、配当性向も高く不透明感は強いです。