村田製作所【6981】配当は安定増配推移・株価は下落推移から上昇

セラミックコンデンサで世界的メーカーの村田製作所(6981)、配当は安定増配推移ですが、利回りは高くはないです。株価指標と業績推移、株価チャートや配当推移の確認をしていきます。

村田製作所のPOINT
  • 配当は連続増配中で安定推移
  • 株価は下落推移から上昇・割高感あり
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村田製作所の株価情報と配当・優待

村田製作所の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年2月6日終値時点)

株価:3,040円
予想PER:25.52倍
PBR:2.3倍
予想EPS:119.1円
時価総額:6兆1,634億円

最新の株価参考:(株)村田製作所【6981】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定配当:50円
予想年間配当利回り:1.64%

配当金の推移について

下記は村田製作所の過去の配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

村田製作所の年間配当金推移

2019年3月期:31.11円
2020年3月期:32.33円
2021年3月期:38.33円
2022年3月期:43.33円
2023年3月期:50円
2024年3月期:50円(予)

配当は毎年増配推移しています。2024年3月期は据え置き予定としています。

配当性向は2023年3月期が37.4%、2024年3月期の予想が約42%です。

株主還元策の基本方針について

株主還元の方針は「中期的に配当性向30%程度を目安にDOE4%以上を実現」としています。

DOEも目安にしているので安定的な配当に期待が持てますが、予想配当性向が高めなのは気になるポイントです。

参考:株式・社債基本情報|村田製作所

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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村田製作所の業績推移と株価推移

村田製作所の業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は村田製作所の売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は過去最高売上・利益を更新、2022年3月期は更に業績が伸びました。

2023年3月期は減収・減益、2024年3月期は更に減収・減益見通しとしています。

参考:財務ハイライト|村田製作所

株価チャート

下記は村田製作所5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年9月以降に業績上振れ期待から大きく上昇。

その後は材料出尽くし感・受注減少傾向などから下落が強めの動きに。2023年以降は下落が落ち着き上昇場面もあります。

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村田製作所の事業内容と財務状況

村田製作所の事業内容と財務状況を確認していきます。

村田製作所(6981)の概要

株式会社村田製作所(むらたせいさくしょ、英: Murata Manufacturing Co., Ltd.)は、電子部品メーカー。電子部品を主力とする企業では世界トップクラスに位置している。

主力商品はセラミックスコンデンサーで、世界随一のシェアを占める。その他、セラミックフィルタ、高周波部品、センサー部品も強い。いずれも世界的に圧倒的なシェアを持つ。

村田製作所 – Wikipediaより抜粋

「コンデンサ」や「通信モジュール」が収益の柱です。海外の売上比率が高く、シェアは世界トップです。

海外売上比率が高いため、諸外国の動向と為替の影響を大きく受けます。想定レートからドル円が1円異なると営業利益で年間約60億円影響します。

3カ月決算の実績

下記は村田製作所の各決算期における連結税引き前利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年3月期の連結税引前利益は2,980億円予想としています。

キャッシュフロー

下記は村田製作所のキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは増加推移していましたが、2023年3月期は減少しています。

村田製作所の配当について

配当は増配傾向で推移していますが、利回りは高くはないです。

割高感があり、業績も気になるポイントです。

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