北の達人コーポレーションの株価が緩やかに上昇推移・業績回復予想【2930】

健康食品や美容品の通販を行う北の達人コーポレーション(2930)。

今後の株価と配当はどうなるのか、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

北の達人コーポレーションの株価POINT
  • 株価は割高感が強め、配当利回りは低め
  • 株価は下落を抜けて緩やかに上昇推移
  • 高い優待利回りだが、お得の判断は分かれる
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北の達人の株価情報と業績推移

北の達人コーポレーション、株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:337円
予想PER:50.00倍
PBR:7.57倍
予想EPS:6.74円
時価総額:475億円

2023年4月18日終値時点のデータ
最新の株価参考:(株)北の達人コーポレーション【2930】:Yahoo!ファイナンス

PER、PBRともに割高感がかなり強いです。

業績の推移

下記は北の達人コーポレーション、売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年2月期までは売上・利益ともに右肩上がりで推移。しかし、2021年2月期は減収・減益、2023年2月期は大きく減益となりました。

2024年2月期は増収・増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|株式会社 北の達人コーポレーション

株価のチャート

下記は北の達人コーポレーション5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年8月から下落推移、2022年5月以降は緩やかに上昇しています。

株式分割について

過去に株価が大きく上昇した時に、株式分割を積極的に実施しています。

2015年6月に1株を2株、 2017年4月に1株を2株、2017年11月に1株を2株、2018年2月に1株を3株に。合計すると約3年で1株が24株になっています。

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北の達人の配当情報と株主優待

北の達人コーポレーション、配当情報と株主優待制度を見ていきます。

配当情報

2024年2月期の予定年間配当:2.1円
予想年間配当利回り:0.62%

配当利回りは低いです。

配当金の推移について

下記は北の達人コーポレーションの配当金推移です。配当権利日は8月(中間配当)と2月(期末配当)です。

北の達人の年間配当金推移

2019年2月期:3.6円
2020年2月期:4.3円
2021年2月期:3.0円
2022年2月期:2.9円
2023年2月期:1.5円
2024年2月期:2.1円(予)

2024年2月期の配当は増配予定としています。

配当性向は2023年2月期が60.7%、2024年2月期の予想が約31%です。

株主還元方針の確認

配当方針は「配当性向30%を目安」としています。

配当推移を見ると業績に連動しているため、利益が増えれば増配、減れば減配となる可能性が高いと考えられます。

参考:株主還元|株式会社 北の達人コーポレーション

株主優待について

株主優待制度は、自社製品のピーリングジェル「ピールショット」(約1か月分、4,864円)です。優待権利月は2月、100株以上保有で対象です。

優待利回りについて

100株保有で4,864円相当とした場合、優待利回りに換算すると約14%とかなり高いです。しかし、お得かどうかの判断は分かれそうです。

参考:株主優待制度|株式会社 北の達人コーポレーション

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北の達人の事業内容と今後について

北の達人コーポレーション、事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

北の達人コーポレーション(2930)の概要

株式会社北の達人コーポレーション(きたのたつじんコーポレーション)は、通信販売会社。

主にインターネット上で一般消費者向けに自社オリジナルブランドの健康美容商品等を販売する「Eコマース事業」を行っている。

定期購入型のビジネスモデル。リピート使用されやすいものを中心に開発・選定し、試作品のモニター調査を行い、商品化するという手順を踏んでいる。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や粉末オリゴ糖が主力商品。

北の達人コーポレーション – Wikipediaより抜粋

化粧品や健康食品のネット通販を行っており、売上の約7割が定期購入というのが特徴です。

3カ月決算の実績

下記は北の達人、各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年2月期の連結経常利益は14億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は北の達人、キャッシュ・フローの推移です。

営業CFは不安定な推移です。

参考:北の達人コーポレーション|Google Finance

北の達人の今後について

比較的若い会社ですが、成長だけでなく配当や優待にもしっかり還元しています

2023年2月期の業績は厳しくなりましたが、商品の品質は高く、話題になる物も多いため業績が大きく変わる可能性もあります。

割高感・リスクについて

割高感が強く、扱っている商品が「健康食品」、「美容商品」なので品質・安全性のリスクがあります。

また、他社に真似をされる可能性もあり、類似商品を販売している会社に対し訴訟を起こしたこともあります。これらの出来事が今後どれだけ業績に影響を与えるか、見えにくい部分もあります。

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