キユーピーの株価下落はいつ止まる?株主優待と今後の株価はどうなるか考えてみた【2809】

マヨネーズといえば、キユーピー(2809)。誰もが知っている有名企業ですね。正式名称は「キユーピー」ですが、小字の「キューピー」だと思われていたりもします。

そんな超有名企業のキユーピーですが、ここ数年は株価があまり冴えません。果たして、株価の下落はどこで止まるのか。株価指標・業績推移や株主優待制度について考えてみました。

キユーピーの株価POINT
  • 株価はあまりさえないが、配当・優待の合計利回りは約2%と高くない
  • 株主優待は3年以上継続保有のため、あくまでもオマケ。
  • 2期連続減益見通しと厳しく、株価に割安感もない
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キユーピーの株主優待制度と配当金について

はじめにキユーピーの株主優待制度の内容と配当金について確認していきます。

株主優待制度の概要

キユーピーの株主優待は「自社製品の詰め合わせ」で権利日は11月末です。3年以上の継続保有者限定で実施しています。

保有株式数優待品内容
100株~499株1,000円相当の商品詰め合わせ
500株~999株2,000円相当の商品詰め合わせ
1,000株以上3,000円相当の商品詰め合わせ

参考:株主優待品|キユーピー

株主優待の優待利回り

100株保有の場合、現在の株価2,418円で1,000円分と換算すると優待利回りは約0.4%です。

3年以上継続保有という条件付きでこの利回りはおいしくないですね。後述しますが、株主還元として配当を優先しています。そのため、今後の優待拡充や条件の見直しにはあまり期待できなさそうです。

株主優待はあくまでも長期に保有してくれている株主への「感謝の気持ち」として実施しているようです。個人的にはこの考えは非常に良いと感じます。

過去の配当推移を確認

2019年11月期の配当は創業100周年の記念配当5円があるため、2020年11月期は実質据え置きです。ここ数年は毎年増配していましたが、その勢いがなくなった印象です。

キユーピーの株主還元の基本方針ですが、配当を最優先として「連結配当性向30%以上を基準」とし、中間配当(5月末)、期末配当(11月末)の年2回実施しています。

2020年11月期の予想配当性向は約39%と若干上昇している点は気になりますが、配当が減る可能性は現時点ではまだ低そうです。

参考:配当情報|キユーピー

キユーピーの事業内容と業績の推移

次にキユーピーの事業内容と業績を確認していきます。

キユーピー(2809)とは

キユーピー株式会社(読みはキューピー、英: Kewpie Corporation)は、1919年(大正8年)に設立されたマヨネーズなどの調味料を主力としている食品メーカーで、株式会社中島董商店、アヲハタ株式会社と共に「キユーピー・アヲハタグループ」を形成している。

有名なマヨネーズのほかにも、様々な食品、調味料、業務用製品も手がけている。

wikipediaより抜粋

マヨネーズだけでなく、ドレッシング・サラダ・カット野菜・タマゴ加工品なども展開しています。この先は中国・東南アジアを中心に海外展開も強化していく予定です。

参考:どのようにして業績を拡大させていくのですか?|キユーピー

売上高と経常利益の推移

売上が厳しく推移するなかで経常利益は右肩上がりでしたが、2019年11月期は減益となり、2020年11月期も減益の見通しとなっています。

特にROEはこれまで約8%でしたが、2020年11月期は約6%まで下落する見通しと厳しいです。

参考:年度データ|キユーピー

キユーピーの株価指標と株価チャートについて

続いてキユーピーの現在の株価の各指標・配当利回りと株価チャートの動きを確認していきます。

株価指標と配当利回り

現在の株価:2,418円

予想年間配当:40円

年間配当利回り:約1.6%

予想PERは23.9倍、PBRは1.47倍

※2020年1月10日終値時点

減益見通しにより予想PERは若干割高に、PBRは平均的な水準です。ここ最近は株価がさえないので過去と比較すると安く感じますが、そこまではという印象です。

株価チャートの推移

下記はキユーピーの5年分の週足株価チャートです。

株価は大きな目で見るとレンジ内で動いていますが、レンジの上限をどんどん下げながら動いています。

2,300円周辺は強めの抵抗ラインなので、そこが一旦の反発ラインです。しかし、業績の見通しや相場の流れ次第では2,300円を下回りさらに下落する展開も考えられます。

また、反発した時の力も徐々に弱くなっているのも注意する点です。

キユーピーの最近の決算と今後の見通しについて

最後に、キユーピーの最近の決算と今後について考えてみます。

最近の決算について

2020年1月9日の決算にて2019年11月期の連結経常利益は332億円と発表。従来予想の344億円を下回り、前期比3.1%減となりました。また、2020年11月期も325億円の前期比2.3%減となる見通しとしました。

あわせて、今期の年間配当は記念配当5円を落とし、普通配当40円にする方針としました。

今後について

キユーピーは国内だけでなく、中国・東南アジアを中心に海外へも展開しています。これ以上、国内で売り上げを伸ばすのはかなり厳しく効率化して利益率を上げることが求められますが、それにももちろん限界があります。

海外に展開することはもちろんさまざまなリスクは伴いますが、売上を上げるチャンスともなります。

また、ここ最近は業績が厳しいながらも株価はよく耐えているという印象です。株主優待を3年以上継続保有に限定した理由の一つに「元々長期で株を保有している個人投資家が多い」というのがあります。

株価が大きく下がらないのはこれも少なからず影響しているのではないかと考えられます。創業100年の歴史があり、ブランド力もある会社です。そのため、大きく業績を伸ばすのは厳しいかもしれないですが、反対に大きな問題がない限りある程度の売上はキープできるとも考えられます。

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