カゴメ【2811】株主優待は自社商品・配当は安定推移

トマト加工品で国内トップのカゴメ(2811)、株主優待は自社商品を実施。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。また、株主優待も確認していきます。

カゴメのPOINT
  • 割高感あり、株価は方向がつかみにくい動き
  • 配当は安定推移、優待との合計利回りは約1.9%
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カゴメの株価情報と配当・優待

カゴメの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2023年12月20日終値時点)

株価:3,082円
予想PER:29.48倍
PBR:1.98倍
予想EPS:104.54円
時価総額:2,908億円

最新の株価参考:カゴメ(株)【2811】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2023年12月期の予定年間配当:38円
予想年間配当利回り:1.23%

配当金の推移について

下記はカゴメの配当金推移です。期末(12月)の一括配当を実施しています。

2018年12月期は普通配当30円、記念配当10円です。そこを考慮すると配当は増配傾向です。

配当性向は2022年12月期が36.2%、2023年12月期の予想が約36%です。

配当方針の確認

カゴメの株主還元方針は「連結業績を基準に総還元性向40%」「年間配当金額35円以上を安定的に現金配当する」としています。

参考:株主還元|カゴメ株式会社

株主優待について

株主優待制度は「自社商品の詰め合わせ」を実施。優待権利月は6月、2019年から新制度に変わっています。

保有株式数優待内容
100株以上 半年以上継続保有2,000円相当
1,000株以上 半年以上継続保有6,000円相当

上記に加え、10年以上保有するとオリジナル記念品がもらえます。

優待利回りについて

100株保有で年間2,000円分とした場合、優待利回りは約0.6%です。

参考:株主優待|カゴメ株式会社

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カゴメの業績推移と株価推移

カゴメの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はカゴメの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2020年12月期はポルトガル子会社が保有する固定資産の減損損失を約30億円計上したことで大きく減益に。

2023年12月期は業績見通しを上方修正し営業増益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|カゴメ株式会社

株価のチャート

下記はカゴメ5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月以降に内食需要が堅調なこともあり急速に持ち直して上昇。

2020年11月からは、割高感や想定より伸び悩んだことで下落。

2021年中旬以降は上昇場面もありますが、不安定な推移をしています。

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カゴメの事業内容と財務状況

カゴメの事業内容と財務状況を確認していきます。

カゴメ(2811)の概要

カゴメ株式会社(KAGOME CO.,LTD.)は、食品・飲料・調味料の大手総合メーカーである。

トマト加工事業では国内最大手としてその名を知られており、1933年に国内初のトマトジュースを発売、同社の根幹を支える製品として、現在に至るまで発売され続けている。

株主を大事にする企業としても知られ、同社では個人株主のことを「ファン株主」と呼んでいる。

カゴメ – Wikipediaより抜粋

カゴメ株式会社は「トマト加工品で国内最大手」です。主な事業セグメントは国内の加工食品事業で代表的な商品は「野菜生活」、「トマトジュース」、「トマトケチャップ」などです。

トマトだけでなく野菜・果物が原料となる商品が多いため、それらの市場価格が業績に影響します。

3カ月決算の実績

下記はカゴメの連結最終利益の推移と前期との比較です。

2023年12月期の連結最終利益は90億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はカゴメのキャッシュ・フロー推移です。

カゴメの配当・優待について

配当は安定的に推移していますが、利回りは高くはないです。

株主優待制度は2019年から宅配コスト上昇などに伴い年1回に変更。また、半年以上の継続保有条件が追加、年間合計の優待金額は変わっていないです。

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