光学機器メーカーのニコン(7731)、配当が高めの利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。
- 配当は高めの利回りだが、高い配当性向
- 株価は下落が強めの推移
株価情報と配当状況について
ニコンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2025年5月26日終値時点)
株価:1,381.5円
予想PER:15.14倍
PBR:0.71倍
予想EPS:91.23円
時価総額:4,608億円
最新の株価参考:(株)ニコン【7731】:Yahoo!ファイナンス
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2026年3月期の予定年間配当:50円
予想年間配当利回り:3.62%
配当金推移について
下記は配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は2022年3月期から2024年3月期は回復推移、2026年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2025年3月期は280%、2026年3月期の予想が約55%です。
株主還元方針の確認
利益配分は2023年3月期から2026年3月期までの新中期経営計画にて「総還元性向を40%以上」を目標としています。
業績推移と株価推移について
ニコンの業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

取り巻く環境の悪化もあり2021年3月期は大きく赤字となりましたが、2022年3月期は回復。2024年3月期は減益、2025年3月期は大きく減益に。
2026年3月期は増益見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分週足株価チャートです。

株価は2021年から回復期待などで上昇推移に。2022年7月以降は大きく上昇・下落する場面が出ています。
2024年11月以降は下落が強めに推移しています。
事業内容と財務状況について
ニコンの事業内容と財務状況を確認していきます。
ニコン(7731)の概要
株式会社ニコン(英: Nikon Corporation)は、日本の光学機器メーカー。
カメラ、デジタルカメラ、双眼鏡、望遠鏡、顕微鏡、ステッパー、メガネ、測定機、測量機、光学素材、ソフトウェアなど光学関連装置の大手メーカーであり、三菱グループの一員。
事業規模としては2020年3月期時点でカメラなど映像事業が売上げの38%、半導体製造装置などの精機事業が同40%、顕微鏡などのヘルスケア事業が10%、光学測定器などの産業機器事業が10%となっている。
ニコン – Wikipediaより抜粋
メイン事業はデジタルカメラ・レンズなどの「映像事業」と「精機事業」です。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期の投資CFが大きいです。
配当について
配当が高めの利回りですが、過去には大きく減配しており、予想配当性向も高めです。