中外製薬の株価分析!業績好調で長期株価は上昇だが短期では下落推移【4519】

スイス大手医薬品メーカーのロシュ傘下で大きく成長している中外製薬(4519)。業績が大きく伸びたことで長期の株価が上昇。しかし、短期で見ると調整的に下落しています。はたして今後の株価・配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

中外製薬の株価POINT
  • 株価指標は割高で配当利回りはやや低め
  • 配当は連続増配中で今後の増配期待値もある
  • 業績はまだまだ伸びる可能性があるが、株価には既にある程度反映済み
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中外製薬の株価指標と事業内容

はじめに、中外製薬の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標と配当利回り

株価:4,160円
予定年間配当:60円
年間配当利回り:1.44%
予想PER:—
PBR:6.5倍

2021年7月27日終値時点のデータです。
最新の株価はコチラ⇒中外製薬(株)【4519】:Yahoo!ファイナンス

PBRはかなり割高で、年間配当利回りはやや低めです。

中外製薬(4519)とは

中外製薬株式会社(ちゅうがいせいやく、英語: Chugai Pharmaceutical Co., Ltd.)は、大手医薬品メーカー。2002年、スイスの大手医薬品メーカー、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ(Fritz Hoffmann-La Roche)との「戦略的アライアンス」に基づきRocheグループ傘下。

実質上ロシュによる買収であるが、永山治CEO・COOは「買収ではなく戦略的提携」と発言。実際に現在も独立経営、および東証一部上場を維持している。

一般大衆薬事業をライオンに営業譲渡するまでの主力商品で著名なものはバルサンや栄養ドリンクのグロモント、中外アルペン、中外胃腸薬等がある。

中外製薬 – Wikipediaより抜粋

中外製薬の医療用医薬品は「がん」「骨・関節」「腎」を中心に構成。抗インフルエンザウイルス剤のタミフルも販売しています。

中外製薬の業績推移と株価チャート

次に、中外製薬の業績推移と株価チャートを見ていきます。

売上高・経常利益の推移

2019年12月期は売上・利益ともに大きく上昇。2020年12月期も大きく増収・増益で好調です。2021年12月期の売上は微増見通しです。

参考:業績・財務、その他指標の推移|中外製薬

株価チャートの推移

下記は中外製薬5年分の週足株価チャート推移です。

利益の上昇に反応するように株価も大きく上昇。2020年7月からやや下落しましたが、2020年11月には再び上昇。2021年からは下落しています。

株価のメドについて

上昇した場合のメドは6,000円、下落した場合のメドは3,500円辺りと見ることが出来そうです。

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中外製薬の配当推移と決算内容

次に、中外製薬の配当金推移と決算内容を見ていきます。

配当金の推移

下記は中外製薬の配当金の推移です。年2回、中間配当(6月)と期末配当(12月)を実施しています。株式分割後の株数に換算してあります。

中外製薬の年間配当金推移

2016年12月期:17.33円
2017年12月期:20.67円
2018年12月期:28.67円
2019年12月期:46.67円
2020年12月期:55円
2021年12月期:60円(予)

配当は連続増配推移です。

配当方針は「Core EPS対比平均して45%の配当性向を目処に、株主の皆様へ安定的な配当を行うことを目標」としています。Core配当性向の推移は特に問題無いです。

参考:株主還元|中外製薬

決算内容について

2021年7月26日の決算にて、2021年12月期2Q累計(1-6月)の連結経常1,612億円と発表。前年同期比15.5%増となりました。

中外製薬の今後の株価について

最後に、中外製薬の今後の株価の上昇ポイント・下落ポイントを考えてみました。

中外製薬の株価上昇ポイント

世界的製薬会社であるスイスのロシュの傘下で副作用が少ない医薬品の「抗体医薬品」が強いです。ガン領域、骨・関節領域のほかにインフルエンザ治療薬「タミフル」なども保有しています。

業績好調・積極投資

2019年12月期、2020年12月期は新製品や主力品が好調に推移し大きく増収増益。2021年12月期も好調な業績期待があります。また、投資にも積極的で中期的な成長期待もあります。

中外製薬の株価下落ポイント

医薬品を扱う企業は、新製品の開発遅れや断念など思った結果が出ない場合、大きく株価が下落するケースがあります。また、海外での訴訟問題(訴訟する側、される側両方から)は多くの医薬品メーカーが抱える問題です。類似商品などによるさまざまなリスクもあります。

既にやや落ち着いている株価

業績好調さが既に織り込まれた株価であるため、2021年以降でみると株価の動きはやや厳しめです。また、一時と比較するとやや株価が下落しましたが、まだ株価指標は割高です。

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