丸紅の株価分析!業績悪化で減配当も株価下落が落ち着き?【8002】

総合商社の丸紅(8002)が業績悪化・減配当の影響もあり株価が大きく下落していました。しかし、投資会社バークシャー・ハサウェイ傘下の企業が日本の商社銘柄を大量保有しているニュースで株価が上昇。果たして今後の丸紅の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当方針を分析してみました。

丸紅の株価POINT
  • 株価指標は商社銘柄にありがちな割安さ
  • 業績が過去最大の赤字で大きく減配当
  • 株価はまだ安く買いやすさはあるが、今後の不透明感は強め
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丸紅の事業内容と株価指標

はじめに丸紅の事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:655円
予想年間配当:15円
年間配当利回り:2.29%
予想PER:11.4倍
PBR:0.73倍

2020年9月11日終値時点のデータ

商社銘柄にありがちな割安さです。減配当により配当利回りが悪くなりましたが、それでも平均よりは高めの利回りです。

丸紅(8002)とは

丸紅株式会社(まるべに、英文社名:Marubeni Corporation)は、芙蓉グループの大手総合商社である。

丸紅は、伝統的に紙・パルプ部門、食料部門、電力部門に強みを持っている他、空前の資源高の恩恵、またはリスク・マネジメントの強化などもあって、2013年3月期は2期連続で過去最高益を更新し、売上高は七大商社中第3位となった。

丸紅 – Wikipediaより抜粋

穀物、発電で商社首位。プラントや輸送機、農業化学品にも強みがあります。

参考:事業紹介|丸紅株式会社

丸紅の業績推移と株価チャート

次に丸紅の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と最終利益の推移

2020年3月期の最終利益は当初2,400億円の黒字見込みでしたが1,974億円の赤字となりました。2021年3月期は1,000億円の黒字見通しです。

参考:業績推移グラフ|丸紅株式会社

株価チャートの推移

下記は丸紅5年分の週足株価チャートの推移です。

2016年半ばより利益回復から株価が上昇。

その後は上昇がやや落ち着いてレンジで推移した後に、業績悪化の警戒感から大きく株価が下落しました。現在は商社銘柄への注目があり株価が上昇していますが、下落前の水準までは上昇していません。

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丸紅の配当推移と決算内容

次に丸紅の配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は丸紅の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

丸紅の年間配当金推移

2016年3月期:21円
2017年3月期:23円
2018年3月期:31円
2019年3月期:34円
2020年3月期:35円
2021年3月期:15円(予)

2021年3月期は大きく減配予定としています。

配当方針として「連結配当性向25%以上、かつ各年度の期初に公表する予想配当金を下限」としています。2021年3月期の配当は年間15円が下限となります。予想配当性向は約26%です。

参考:株主還元・配当|丸紅株式会社

決算内容を確認

2020年8月4日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結最終利益は581億円と発表、前年同期比10.8%減となりましたが、通期予想を1,000億円見通しとしていることから、想定よりは悪化していない印象です。

丸紅の今後について

注目されたことで株価はやや上昇したものの、まだ安めで買いやすさはあります。しかし、まだまだ世界的な景気不安など不透明感は強いです。業績が回復すれば配当は間違いなく復活し、配当利回りが高くなる可能性もありますが、さらに業績悪化すれば減配・無配となる可能性もあります。

業績復活までにどれだけ時間がかかるか、大手総合商社は多くの事業を手掛けるため、業績が経済動向に大きく左右され時間を要する可能性もあります。

「バークシャー・ハサウェイ」は、日本の総合商社5社をまんべんなく保有し「長期保有を目的」としています。このことから、日本の総合商社の株価は安いと判断しているが、どこの総合商社が業績を伸ばすか、いつ伸ばすかまでは断定していないと見えます。仮に2社の株価が大きく下落しても残り3社が上昇すれば問題ない。そんな考えかもしれないです。もちろん、バークシャーの真意は現時点ではわかりません

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