丸紅の株価が下落して低いが今後の株価と配当金はどうなるか分析【8002】

総合商社の丸紅(8002)の株価が大きく下落し買いやすい価格まで低くなっています。今回はそんな丸紅の株価と配当が今後どうなるのかを業績推移・株価チャート・配当方針から分析してみました。

丸紅の株価POINT
  • 株価は商社銘柄にありがちな配当利回りの高さ
  • 業績を大きく下方修正し今後の配当は不透明感が強め
  • 株価が低く買いやすさはあるが業績を考えるとかなり厳しい
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丸紅の事業内容と株価指標

はじめに丸紅の事業内容と株価指標を確認していきます。

丸紅(8002)とは

丸紅株式会社(まるべに、英文社名:Marubeni Corporation)は、芙蓉グループの大手総合商社である。

丸紅は、伝統的に紙・パルプ部門、食料部門、電力部門に強みを持っている他、空前の資源高の恩恵、またはリスク・マネジメントの強化などもあって、2013年3月期は2期連続で過去最高益を更新し、売上高は七大商社中第3位となった。

wikipediaより抜粋

穀物、発電で商社首位。プラントや輸送機、農業化学品にも強みがあります。

参考:事業紹介|丸紅株式会社

株価指標と配当利回り

下記は丸紅の2020年4月14日終値時点の株価指標と配当利回りです。

現在の株価:501.8円

予想年間配当:35円

年間配当利回り:約6.97%

予想PER:–、PBR:0.44倍

商社銘柄にありがちなPBRの割安さと配当利回りの高さです。最終利益が赤字見通しなのでPERは算出不可です。

丸紅の業績推移と株価チャート

次に丸紅の業績推移と株価チャートを確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記は丸紅の売上高と経常利益の推移です。

売上は右肩下がりですが、利益は上昇しています。2020年3月期の純利益は当初2,400億円の黒字見込みでしたが1,900億円の赤字に下方修正しています(2019年3月期は約2,308億円)。

参考:業績推移グラフ|丸紅株式会社

株価チャートの推移

下記は丸紅5年分の週足株価チャートです。

2016年半ばより利益回復から株価が上昇、その後は上昇がやや落ち着いてレンジで推移していました。しかし、新型コロナウイルスの影響で株価は大きく下落、業績見通しも過去最大の赤字に下方修正していることから更に下落する可能性もあります。

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丸紅の配当推移と決算内容

次に丸紅の配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は丸紅の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

丸紅の年間配当金推移

2015年3月期:26円
2016年3月期:21円
2017年3月期:23円
2018年3月期:31円
2019年3月期:34円
2020年3月期:35円 (予)

2016年3月期は利益減少から減配しましたが、ここ数年の配当金は増配しています。

配当方針として「連結配当性向25%以上、かつ各年度の期初に公表する予想配当金を下限」としているため、2020年3月期の配当は年間35円が下限となります。しかし、赤字見通しなので2021年3月期の配当はかなり厳しくなるのが想定されます。

参考:株主還元・配当|丸紅株式会社

決算内容を確認

2020年2月5日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は1,456億円と発表、あわせて、通期の同利益を従来予想の2,400億円から2,000億円に下方修正しました。

また、2020年3月25日に業績修正を発表し2020年3月期の連結最終損益を2,000億円の黒字から1,900億円の赤字に大きく下方修正しました。

丸紅の今後について

今回の大きな下方修正は主に新型コロナウイルスの影響に加えて原油などの資源価格の下落による減損損失を計上したことです。2021年3月期の最終利益も2,000億円に届かない可能性が高く、配当が減る可能性が強めです。

現在の株価は配当利回りが高いのに加えて株価が安いので5万円程度から買える買いやすさはあります。しかし、世界的な景気不安など不透明感は強いです。株価は下落したことである程度減配当や業績悪化を織り込んだ形になっています。ここから業績が回復し配当を維持できれば株価が上昇する可能性は高いですが、さらに業績悪化、減配・無配となれば株価が下落する可能性も高いです。

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