料理レシピサイトを運営するクックパッド(cookpad)(2193)。今後の株価と配当はどうなるのか、業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。また、株主優待制度も確認していきます。
- 配当はしばらく無配予定
- 先行き不透明感が強く、株価は安値で推移
- 株主優待は毎期見直す方針
クックパッドの株価情報と業績推移
クックパッドの株価情報と業績推移を見ていきます。
株価指標
株価:224円
予想PER:—
PBR:1.32倍
予想EPS:—
時価総額:241億円
2023年3月6日終値時点のデータ。
最新の株価参考:クックパッド(株)【2193】:Yahoo!ファイナンス
業績見通し非開示のため、PERは算出不可です。
業績の推移
下記はクックパッドの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上は減少傾向、利益も2019年12月期以降はかなり厳しく2021年12月期は赤字に。2023年12月期の業績見通しは非開示ですが、厳しくなる可能性もあります。
株価の推移
下記はクックパッド5年分の週足株価チャートです。

株価は2015年に2,500円を超えましたが、その後は下落し10分の1以下となっています。
長期で見ると大きく下落も、2019年以降は下落の勢いが弱まっています。しかし、短期で見ると200円前後で推移しており厳しさもあります。
クックパッドの配当情報と株主優待
クックパッドの配当情報と株主優待制度を見ていきます。
配当情報
2023年12月期の予定年間配当:0円
配当金について
クックパッドは2018年12月期から無配当が続いています。
2017年からの10年をさらなる大きな成長のための事業基盤創りに再度注力する「投資フェーズ」とし配当は行わない方針としています。そのため、しばらくは無配が濃厚です。
株主優待について
クックパッドの株主優待制度は「プレミアムサービス利用券」などです。優待権利月は12月、100株以上保有が対象です。
保有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 1年未満 | 「クックパッド」プレミアムサービス 6ヵ月無料クーポン1枚 「株主様専用ご紹介クーポン」プレミアムサービス 6ヵ月無料クーポン3枚 |
100株以上 1年以上 | 「クックパッド」プレミアムサービス 1年間無料クーポン1枚 「株主様専用ご紹介クーポン」プレミアムサービス 6ヵ月無料クーポン3枚 |
株主優待の内容は毎期見直しと提示していますが、2017年12月期-2022年12月期は同じ優待内容です。
クックパッドの事業・決算内容と今後について
クックパッドの事業・決算内容の確認と今後について考えてみます。
クックパッド(2193)とは
クックパッド(英: Cookpad)は、クックパッド株式会社(英: Cookpad Inc.)の運営による料理レシピのコミュニティウェブサイトである。1998年3月開設。
以前は無料ユーザーでも、検索ワードの工夫である程度人気レシピを探せたが、2014年に無料での検索機能に制限がかけられた。
クックパッド – wikipediaより抜粋
クックパッド株式会社は料理レシピ専門サイト「クックパッド」の企画・運営を行う会社です。「有料会員」と「広告収入」が収益源ですが、国内の利用者数・有料会員数は減少傾向です。
決算内容を確認
2022年12月期の連結最終損益は34.8億円の赤字と発表。2023年12月期の業績見通しは非開示、年間配当は無配予定としています。(2023年2月10日の決算発表にて)
今後について
2012年には上場中堅企業ランキング1位に選出され株価が大きく上昇。しかし、その後は様々なゴタゴタや業績悪化で株価が大きく下落。
ストックオプションを発行、他社サービスと競合、海外展開や事業拡大への投資費用などもあり、株価は安値で推移しています。
厳しさ・回復可能性
しばらくは無配当予定、売上減少で赤字が続き厳しい条件がそろっています。しかし、生鮮食品ECサイトのクックパッドマートなど、リスクはありますが投資を行い、他サービスで巻き返す可能性も秘めています。