ニコン(Nikon)【7731】配当が回復推移で高めの利回り・株価は下落場面も

光学機器メーカーのニコン(7731)、配当が回復推移で高めの利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。

ニコンのPOINT
  • 配当は連続減配から回復推移
  • 高めの配当利回りだが予想配当性向が高め
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ニコンの株価情報と配当・優待

ニコンの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月22日終値時点)

株価:1,628.5円
予想PER:20.89倍
PBR:0.86倍
予想EPS:77.95円
時価総額:5,724億円

最新の株価参考:(株)ニコン【7731】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:50円
予想年間配当利回り:3.07%

配当金推移について

下記はニコンの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2020年3月期、2021年3月期と連続減配も、その後回復推移しています。

配当性向は2023年3月期は35.9%、2024年3月期の予想が約64%です。

株主還元方針の確認

利益配分は2023年3月期から2026年3月期までの新中期経営計画にて「総還元性向を40%以上」を目標としています。

参考:株主還元について|Nikon

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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ニコンの業績推移と株価推移

ニコンの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記はニコンの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

取り巻く環境の悪化もあり2021年3月期は大きく赤字となりましたが、2022年3月期は回復。

2024年3月期は減益見通しとしています。

参考:業績ハイライト|Nikon

株価のチャート

下記はニコン5年分週足株価チャートです。

株価は2018年から大きく下落推移していましたが、2021年から回復期待などから底値から抜けて上昇推移。

2022年7月以降は大きく上昇・下落する場面がありますが、広めのレンジで推移しています。

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ニコンの事業内容と財務状況

ニコンの事業内容と財務状況を確認していきます。

ニコン(7731)の概要

株式会社ニコン(英: Nikon Corporation)は、日本の光学機器メーカー。

カメラ、デジタルカメラ、双眼鏡、望遠鏡、顕微鏡、ステッパー、メガネ、測定機、測量機、光学素材、ソフトウェアなど光学関連装置の大手メーカーであり、三菱グループの一員。

事業規模としては2020年3月期時点でカメラなど映像事業が売上げの38%、半導体製造装置などの精機事業が同40%、顕微鏡などのヘルスケア事業が10%、光学測定器などの産業機器事業が10%となっている。

ニコン – Wikipediaより抜粋

メイン事業はデジタルカメラ・レンズなどの「映像事業」と「精機事業」です。

3カ月決算の実績

下記はニコンの連結税引前利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結税引前利益は370億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はニコンのキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期の投資CFが大きいです。

ニコンの配当について

配当が回復したことで高めの利回りです。

しかし、過去には大きく減配し、予想配当性向も高めなのは気になるポイントです。

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