ヤマダHD(ヤマダデンキ)の株主優待は割引券・株価はレンジ推移だが下落場面も【9831】

家電量販店最大手のヤマダホールディングス(9831)、株主優待制度は割引券を実施。配当と合わせた合計利回りは高いです。株主優待に加え、株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

ヤマダホールディングスのPOINT
  • 株主優待制度は買い物割引券
  • 配当・優待の合計利回りは約5.9%
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株価情報と株主優待について

ヤマダホールディングスの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年11月14日終値時点)

株価:474.2円
予想PER:11.63倍
PBR:0.53倍
予想EPS:40.79円
時価総額:4,585億円

最新の株価参考:(株)ヤマダホールディングス【9831】:Yahoo!ファイナンス

株主優待について

株主優待制度は「買い物割引優待券(1枚500円分)」を実施しています、2021年3月末から内容を変更しています

保有株式数優待内容
100株以上<3月末>1枚 <9月末>2枚 年間合計1,500円分
500株以上<3月末>4枚 <9月末>6枚 年間合計5,000円分
1,000株以上<3月末>10枚 <9月末>10枚 年間合計10,000円分
10,000株以上<3月末>50枚 <9月末>50枚 年間合計50,000円分

2015年3月に「100株保有で540円券1枚」から約6倍の年間3,000円分に変更。しかし、2021年3月から100株保有で年間1,500円分に改悪しています。

また、1,000円ごとに1枚(500円)の優待券が利用できるため、あくまで「最大50%引きになる買い物割引券」です。

優待利回り

100株保有で1,500円相当とした場合、優待利回りは約3.2%です。

参考:株主優待制度|YAMADA HOLDINGS

配当金の情報

2025年3月期の予定年間配当:13円
予想年間配当利回り:2.74%

配当金の推移について

下記は配当金の推移です。期末の一括配当(3月)を実施しています。

2021年3月期は大きく増配も、2023年3月期は減配。2025年3月期は据え置き予定としています。

配当性向は2024年3月期が37.4%、2025年3月期の予想が約32%です。

配当方針の確認

配当方針は「連結配当性向30%以上を目標」としています。

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業績推移と株価推移について

ヤマダホールディングスの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2021年3月期は需要が増えたことで大きく増益に、2022年3月期は反動減。2023年3月期、2024年3月期は減益となっています。

2025年3月期は増益見通しとしています。

参考:各種データ – YAMADA HOLDINGS

株価のチャート

下記は5年分の週足株価チャートです。

株価は2021年4月から大きく下落。2022年5月に2億株または1,000億円を上限とする自社株買い実施発表の影響で大きく上昇。

その後はレンジ気味に推移していますが、下落する場面も出ています。

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事業内容と財務状況について

ヤマダホールディングスの事業内容と財務状況を確認していきます。

ヤマダホールディングス(9831)の概要

株式会社ヤマダホールディングス(英: YAMADA HOLDINGS CO., LTD.)は、家電量販店を経営するヤマダデンキを中心とするヤマダグループの持株会社である。

上場以降、積極的に規模の拡大を指向しており、その手段の一つとしてM&Aを行っている。

ヤマダホールディングス – Wikipediaより一部抜粋

2017年に家電販売店チェーンの「ベスト電器」を完全子会社化、2019年12月に「大塚家具」、2020年10月に「ヒノキヤグループ」を子会社化。

積極的な規模の拡大を行っています。

3か月決算の実績

下記は3か月決算の連結経常利益の推移と前期との比較です。

2025年3月期の連結経常利益は532億円見通しとしています。

キャッシュフローの推移

下記はキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは2021年3月期に大きく増えましたが、2022年3月期は大きく減っています。

配当・優待について

株主優待制度は買い物割引券を実施し、高い利回りです。しかし、2021年2月に株主優待改悪を発表しており、あくまでも最大50%引きとなる割引券です。

配当は高い利回りですが、業績連動感が強く不透明感もあります。

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