炭素繊維で世界2位の帝人(3401)、配当は増配予定で高めの利回り、株価は上昇していますが、下落場面も出ています。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。
- 株価は安値圏から上昇推移も下落場面あり
- 配当は高めの利回り
株価情報と配当状況について
帝人の株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2026年8月10日終値)
株価:1,764.5円
予想PER:7.56倍
PBR:0.82倍
予想EPS:233.26円
時価総額:3,493億円
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
配当金の情報
2027年3月期の予定年間配当:50円
予想年間配当利回り:2.83%
配当金の推移について
下記は年間配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

配当は2023年3月期、2024年3月期が減配、2025年3月期は増配。2027年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2026年3月期が最終赤字、2027年3月期の予想が約21%です。
配当方針の確認
配当方針は「1株当たり年間50円の配当を基本、DOEの設定を検討」としています。
参考:株主還元|帝人株式会社
業績推移と株価推移について
帝人の業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2023年3月期は最終赤字、2024年3月期は赤字。2025年3月期は大きく営業・経常赤字、2026年3月期も大きく赤字で厳しい推移です。
2027年3月期は黒字回復見通しとしています。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。

業績悪化に加え、不透明感もあり株価は下落が強めの推移に。2023年以降はレンジ気味の推移でしたが、2025年4月に大きく下落。
2025年後半から上昇が強い推移でしたが、2026年3月からレンジ気味の推移をしています。
事業内容と財務状況について
帝人の事業内容と財務状況を確認していきます。
帝人(3401)の概要
帝人株式会社(ていじん、英:Teijin Limited)は、日本の大手化学メーカー。帝人グループの中核企業であり、事業持株会社である。
みどり会構成企業の一つであり、かつては宇部興産、日立造船と共に「三和御三家」と呼ばれていた。2020年3月末時点の子会社及び関連会社数は174社である。
帝人 – Wikipediaより抜粋
「マテリアル事業」、「ヘルスケア事業」、「繊維・製品事業」を中心に事業を展開しています。
炭素繊維で世界2位ですが、医薬や在宅医療機器、樹脂、電子材料など様々な事業を展開しています。
キャッシュフロー
下記はキャッシュ・フローの推移です。

2022年3月期は投資CFが大きいです。
配当・今後について
配当は年間50円を基本としており高い利回りですが、過去には減配しています。
2026年3月期は大きく赤字。2027年3月期は黒字回復予想ですが不透明感があります。また、複数の医薬品で承認申請・臨床試験を行っており、これらは一つのニュースで大きくプラスになる可能性もマイナスになる可能性も持っています。

