帝人の株価分析!業績悪化で減配・株価も長期下落推移で今後どうなる【3401】

炭素繊維で世界2位の帝人(3401)。株価は業績悪化の影響で下落推移しています。果たして今後の株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

帝人の株価POINT
  • 株価指標は割安だが業績はやや厳しい動き
  • 配当金は今後も増配・減配する可能性あり
  • 長期的にはヘルスケア事業中心の投資がカギ
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帝人の株価指標と事業内容

はじめに帝人の株価指標と事業内容を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,800円
予定年間配当:55円
年間配当利回り:3.06%
予想PER:9.9倍
PBR:0.85倍

2021年6月4日終値時点のデータ

市場平均と比較すると割安です。年間配当利回りは高めです。

帝人(3401)とは

帝人株式会社(ていじん、英:Teijin Limited)は、日本の繊維事業者。帝人グループの中核企業であり、事業持株会社である。

UFJグループで、みどり会構成企業の一つであり、かつては宇部興産、日立造船と共に「三和御三家」と呼ばれていた。

2018年度で、アラミド繊維・炭素繊維等のマテリアル事業が売上高の76%・営業利益の48%を、独・ベーリンガーインゲルハイム社との合弁に端を発する医薬品等のヘルスケア事業が売上高の17%・営業利益の44%を占めている

帝人 – Wikipediaより抜粋

利益は「ヘルスケア事業」と「繊維・製品事業」が多くを占めています。炭素繊維で世界2位ですが、医薬や在宅医療機器、樹脂、電子材料など様々な事業を展開しています。

参考:業績・指標|帝人株式会社

帝人の業績推移と配当推移

次に帝人の業績推移と配当推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

連続減収・減益で推移。2021年3月期の最終損益は固定資産にかかる減損損失などの特別損失の影響もあり、66.6億円の赤字となりました。

業績見通し

2022年3月期は不透明感はあるものの2019年度並みの水準まで回復する見込みとしています。

配当金の推移

下記は帝人の配当金の推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。

帝人の年間配当金推移

2017年3月期:55円
2018年3月期:60円
2019年3月期:70円
2020年3月期:60円
2021年3月期:50円
2022年3月期:55円(予)

2019年3月期は100周年の記念配当が10円です。配当性向は2020年3月期が45.6%、2021年3月期は最終赤字、2022年3月期の予想は約30%です。

配当方針の確認

配当方針は「安定的・継続的な配当に配慮」「中期的な配当性向は30%を目安」です。

参考:株主還元|帝人株式会社

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帝人の株価チャートと決算内容について

次に帝人の株価チャートと決算内容を確認していきます。

株価チャートの推移

下記は帝人5年分の週足株価チャート推移です。

株価は長期で下落気味のレンジで推移しています。やや厳しめの株価の動きです。

株価のメドについて

ここから上昇した場合のメドは2,000円、下値した場合のメドは1,600円と見ることが出来そうです。

決算内容を確認

2021年5月11日の決算にて2021年3月期の連結経常利益は536億円と発表。2022年3月期の同利益は600億円見通し、年間配当は55円予定としています。

帝人の今後について

最後に帝人の今後の株価について考えてみます。

今後について

原料価格、薬価・診療報酬改定、世界経済の成長鈍化など短期的にも長期的にもやや苦しい条件がある状態です。また、複数の医薬品で承認申請・臨床試験を行っており、これらは一つのニュースで大きくプラスになる可能性もマイナスになる可能性も持っています。

中期的な動き

中期経営計画2020-2022ではヘルスケアを中心に設備投資・M&Aに3年累計で3,500億円の投資を行うとしています。ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(JTEC)(7774)へのTOBもその一環と考えられます。今後はヘルスケア事業がどこまで伸びるかが業績のカギを握っています。

参考:中期経営計画2020-2022|帝人株式会社

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