帝人の株価と業績推移を分析!そこそこ配当利回りは良いが・・・【3401】

炭素繊維で世界2位の帝人(3401)の株価と業績について分析して見ました。配当利回りはそこそこ良いですが、業績は若干伸び悩んでいます。

帝人の株価POINT
  • 株価は若干割安、配当利回りも平均より良い
  • 業績は大きく下落はしていないものの、伸び悩み
  • 配当は増配する可能性は低く、据え置きが本線
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株価指標と事業内容について

はじめに帝人の株価と事業内容についてみていきます。

株価指標と配当利回りについて

現在の株価:2,083円

予定年間配当:60円

年間配当利回り:約2.9%

予想PER:11.8倍、PBR:0.99倍

市場平均と比較すると割安です。配当利回りも平均より良いです。

※株価は2019年12月5日終値

帝人(3401)について

帝人株式会社(ていじん、英:Teijin Limited)は、日本の繊維事業者。帝人グループの中核企業であり、事業持株会社である。

UFJグループで、みどり会構成企業の一つであり、かつては宇部興産、日立造船と共に「三和御三家」と呼ばれていた。

2018年度で、アラミド繊維・炭素繊維等のマテリアル事業が売上高の76%・営業利益の48%を、独・ベーリンガーインゲルハイム社との合弁に端を発する医薬品等のヘルスケア事業が売上高の17%・営業利益の44%を占めている

wikipediaより抜粋

売上の大半は「マテリアル事業」、利益の大半は「マテリアル事業」と「ヘルスケア事業」がしめています。炭素繊維で世界2位ですが、医薬や在宅医療機器、樹脂、電子材料など様々な事業を展開しています。

参考:業績・指標|帝人株式会社

業績推移と株価チャート・配当推移について

次に業績の推移と株価チャート・配当推移についてみていきます。

売上高と経常利益の推移

売上・利益ともにやや安定しない印象です。2020年3月期は減収・減益予想となかなか厳しいですが、大きくは下落していないので、ここが耐えどころです。

株価チャートについて

下記は帝人の5年分の週足株価チャートです。

株価は比較的レンジで推移しています。一旦の下値メドとしては1,700円あたり、上値メドは2,500円あたりです。仮にこの後もレンジで推移すると想定する場合、1,000円台後半は買い場と見ることができそうです。

配当推移について

下記は帝人の配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
20円35円55円60円70円60円

2019年3月期ですが、100周年の記念配当が10円含まれています。そこを考慮すると配当は60円で推移しています。

配当方針として「配当性向30%を目安」としています。2020年3月期の予想配当性向は約34%と、若干厳しい数値です。可能性としては低いですが、2021年3月期は利益の見通し次第では減配となる可能性も少しあります。とはいえ、据え置きが本線です。

参考:株主還元|帝人株式会社

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年11月1日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は330億円と発表、あわせて、通期の同利益を従来予想の600億円から540億円に下方修正しました。

下方修正した通期計画の540億円に対する進捗率は61.3%、計画達成圏内の数値ですが、1Q、2Q共に前年同期比で減益となっているのは気になる点です。

今後について

株価の指標では割安感が出ており、配当利回りも良いです。しかし、原料価格、薬価・診療報酬改定、世界経済の成長鈍化の影響から業績下方修正を行うなど、苦しい状況です。ROEも2020年3月期は8%程度となる見通しから今後の業績に不安はあります。

また、複数の医薬品で承認申請、臨床試験を行っています。これらは一つのニュースで大きくプラスになる可能性も、マイナスになる可能性も持っています。

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