炭素繊維で世界2位の帝人(3401)、配当は減配推移しており株価も下落が強めの厳しい推移です。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認してみました。
- 配当は減配推移
- 株価は下落が強めの推移
株価情報と配当・優待
株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。
株価の指標(2024年5月22日終値時点)
株価:1,405円
予想PER:27.06倍
PBR:0.60倍
予想EPS:51.93円
時価総額:2,781億円
最新の株価参考:帝人(株)【3401】:Yahoo!ファイナンス
配当金の情報
2025年3月期の予定年間配当:30円
予想年間配当利回り:2.14%
配当金の推移について
下記は年間配当金の推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。
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配当は2023年3月期に減配し2024年3月期も減配となりました。2025年3月期は据え置き予定としています。
配当性向は2024年3月期が54.5%、2025年3月期の予想が約58%です。
配当方針の確認
配当方針は「安定的・継続的な配当に配慮」、「中期的な配当性向は30%を目安」としています。目安と予想配当性向を考えると厳しさが見えます。
参考:株主還元|帝人株式会社
株主優待について
株主優待制度は実施していないです。
業績推移と株価推移
業績推移と株価推移を確認していきます。
業績の推移
下記は売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/teijinuriage202405.png)
2021年3月期は減損損失などの影響もあり、最終損益は66.6億円の赤字に。2023年3月期も最終赤字となりました。
2024年3月期は黒字回復、2025年3月期は営業増益見通しですが厳しめです。
株価のチャート
下記は5年分の週足株価チャートです。
![](https://toushi-matomeblog.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/teijinchat202405.png)
業績悪化に加え、不透明感もあり厳しい株価の推移をしています。2023年以降は上昇する場面もありますが、まだまだ下落が強い動きをしています。
事業内容と財務状況
事業内容と財務状況を確認していきます。
帝人(3401)の概要
帝人株式会社(ていじん、英:Teijin Limited)は、日本の大手化学メーカー。帝人グループの中核企業であり、事業持株会社である。
みどり会構成企業の一つであり、かつては宇部興産、日立造船と共に「三和御三家」と呼ばれていた。2020年3月末時点の子会社及び関連会社数は174社である。
帝人 – Wikipediaより抜粋
「マテリアル事業」、「ヘルスケア事業」、「繊維・製品事業」を中心に事業を展開しています。
炭素繊維で世界2位ですが、医薬や在宅医療機器、樹脂、電子材料など様々な事業を展開しています。
キャッシュフロー
下記は帝人のキャッシュ・フロー推移です。
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2022年3月期の投資CFが大きいです。
配当・今後について
配当は減配で推移しており業績も厳しめ、株価も下落しています。
2025年3月期は営業増益見通しですが、複数の医薬品で承認申請・臨床試験を行っており、これらは一つのニュースで大きくプラスになる可能性もマイナスになる可能性も持っています。