東ソーの株価・配当は業績悪化でどうなるのかを診断してみた【4042】

東ソー(4042)が業績の伸び悩みで株価が下落し、割安かつ高配当利回りになっています。この先、東ソーの株価と配当はどうなるのかを株価指標・業績推移・株価チャート・配当推移を分析し、考えてみました。

東ソーの株価POINT
  • 業績・株価ともにさえない展開が続いている
  • 配当に関しては減配、増配する可能性は共に低い
  • 業績見通しは厳しいが悪材料出尽くし感が若干ある
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株価指標と事業内容について

はじめに、東ソーの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標について

現在の株価:1,596円

予定年間配当:56円

年間配当利回り:約3.5%

PER:9.1倍、PBR:約0.93倍

化学業界と考えると割とある水準ですが、若干割安で配当利回りは平均と比較し高めです。

※株価は2019年11月20日終値

東ソー(4042)とは

東ソーは苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っている。

wikipediaより抜粋

身近にあるものの中にも東ソーの製品が組み込まれているものはたくさんあります。

参考:身近な東ソー製品|東ソー公式サイト

業績推移と株価チャート・配当推移

次に東ソーの業績推移と株価チャート・配当推移を見ていきます。

売上高と経常利益の推移

2018年3月期の業績は絶好調でしたが、その後は苦しんでおり、2020年3月期も減収・減益の見通しです。

株価チャートについて

株価は先の見通しに不安が広がった時期から下落が進んでいます。何度か持ち直しそうなポイントはありましたが、上昇できずにいます。現在は底値から若干抜け出している様に見えますが不透明感は強いです。

株価1,400円以下では割安さに加えて、配当利回りの高さで反発するラインではありますが、現状では大きく株価が伸びる要因が見えにくいと感じます。

配当推移について

下記は東ソーの配当推移です

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
20円28円48円56円56円56円

配当ですが、ここ数年は年間56円で据え置きです。

配当の基本方針は、利益還元を重要な資本政策の一つと位置づけ、継続的かつ安定的な配当を行うこととしています。中期の経営計画では配当性向30%程度を目安としています。2020年3月期の配当性向は約32%となる見通しです。

まだ減配する水準ではないですが、利益が減少したことで配当性向が上昇しているのは気になる点です。増配は期待できなさそうです。

参考:配当情報|東ソー公式サイト

参考:中期経営計画資料|東ソー公式サイト

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績を確認

2019年10月31日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は418億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の1,000億円から860億円に下方修正しました。

下方修正を行った通期計画の860億円に対する進捗率は48.7%となりました。1Qの業績は前年同期比で45.2%減、2Qも前年同期比で18.9%減と厳しい状況です。

今後の見通しについて

米中貿易摩擦、中国経済の減速、世界経済の停滞や為替の円高、原料高などさまざまな影響などから今後の経営環境は不透明な部分が多いです、もちろん、これは国外に事業展開している多くの企業に言えることですが。

不透明感やこの先の業績不安から株価が安くなっていますが、ある程度下がったところでは割安感や配当利回りの良さから下支えになることもあり、ROEは10%以上をキープ、自己資本比率は年々上昇し財務が比較的安定しているのは個人的にはプラスポイントと考えています。

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