東ソーの株価分析!業績悪化で株価下落も配当は据え置き予定【4042】

化学メーカーの東ソー(4042)が業績の伸び悩みで株価がやや下落した位置で推移しています。果たして今後の東ソーの株価と配当はどうなるのか。業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

東ソーの株価POINT
  • 業績・株価ともにさえない展開が続いている
  • 配当利回りは高めだが増配する可能性は低い
  • 割安感があるが業績の先行き不透明感は強い
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東ソーの事業内容と株価指標

はじめに東ソーの事業内容と株価指標を確認していきます。

株価指標と配当利回り

株価:1,633円
予定年間配当:56円
年間配当利回り:3.43%
予想PER:—
PBR:0.94倍

2020年9月4日終値時点のデータ

化学銘柄と考えるとよくある水準です。年間の配当利回りは平均と比較すると高めです。

東ソー(4042)とは

東ソーは苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っている。

東ソー – Wikipediaより抜粋

身近にあるものの中にも東ソーの製品が組み込まれているものはたくさんあります。様々な製品の素材として利用されています。

参考:身近な東ソー製品|東ソー株式会社

東ソーの業績推移と株価チャート

次に東ソーの業績推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

2018年3月期の業績は好調でしたが、2019年3月期は減益、2020年3月期も減収・減益となりました。2021年3月期の業績予想は未定ですが、さらに減益となる可能性が高いです。

株価チャートの推移

下記は東ソー5年分の週足株価チャートの推移です。

株価は先の業績見通しに不安が広がった時期から下落が進んでいます。何度か持ち直しそうなポイントはありましたが上昇できていないです。現在は底値から抜け出しやや上昇していますが一旦の上値メド水準の為、ここから下落する可能性もあります。

現在の株価を抜けて上昇すると更に上昇する可能性がありますが、業績見通しの厳しさを考えると強めの材料が必要とも考えられます。

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東ソーの配当推移と決算について

次に東ソーの配当推移と決算内容を確認していきます。

配当金の推移

下記は東ソーの配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。金額は株式併合を考慮した金額です。

東ソーの年間配当金推移

2016年3月期:28円
2017年3月期:48円
2018年3月期:56円
2019年3月期:56円
2020年3月期:56円
2021年3月期:56円(予)

配当は年間56円で据え置きです。

株主還元の基本方針として「利益還元を重要な資本政策の一つと位置づけ、継続的かつ安定的な配当を行うこととし中期の経営計画では配当性向30%程度を目安」としています。2020年3月期の配当性向は32.7%、2021年3月期は業績見通しを出していませんが配当は据え置き予定としているので減配する可能性は低いですが、配当性向を考えると減配する可能性も当然あります。

参考:配当情報|東ソー株式会社

参考:中期経営計画資料|東ソー株式会社

決算内容の確認

2020年8月3日の決算にて2021年3月期1Q(4-6月)の連結経常損益は5.2億円の赤字と発表、あわせて、上期(4-9月期)の業績予想は連結経常利益が110億円見通しとしています。

東ソーの今後の株価について

最後に東ソーの今後の株価について考えてみます。

今後について

中国経済の減速をはじめ、世界経済の停滞や為替の円高・原料高などさまざまな影響から今後の経営環境は不透明な部分が多いです。これは国外に事業展開している多くの企業に言えることです。

現在の株価に目立った割安感はないですが、ある程度株価が下落した位置では強い割安感や配当利回りの高さから下支えになることもあります。自己資本比率は年々上昇し財務が比較的安定しているのはプラスポイントです。

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