東ソーの株価と配当は今後どうなるのか。業績・配当推移を分析【4042】

東ソー(4042)が業績の伸び悩みで株価が下落して推移しています。この先、東ソーの株価と配当はどうなるのかを株価指標・業績推移・株価チャート・配当推移を分析してみました。

東ソーの株価POINT
  • 業績・株価ともにさえない展開が続いている
  • 配当に関しては減配、増配する可能性は共に低い
  • 業績見通しは厳しいが悪材料出尽くし感がある
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東ソーの事業内容と株価指標

はじめに、東ソーの事業内容と現在の株価指標を確認していきます。

東ソー(4042)とは

東ソーは苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っている。

wikipediaより抜粋

身近にあるものの中にも東ソーの製品が組み込まれているものはたくさんあります。

参考:身近な東ソー製品|東ソー株式会社

株価指標について

現在の株価:1,718円

予定年間配当:56円

年間配当利回り:約3.26%

予想PER:9.8倍、PBR:約0.98倍

※株価は2020年2月7日終値

化学銘柄と考えると割とある割安水準です。配当利回りは平均と比較し高めです。

東ソーの業績推移と株価チャート・配当推移

次に東ソーの業績推移と株価チャート・配当推移を見ていきます。

売上高と経常利益の推移

2018年3月期の業績は絶好調でしたが、その後は苦しんでおり2020年3月期も減収・減益の見通しです。

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株価チャートの動き

下記は東ソー5年分の週足株価チャートです。

株価は先の見通しに不安が広がった時期から下落が進んでいます。何度か持ち直しそうなポイントはありましたが上昇できずにいます。現在は底値から抜け出し上昇している様に見えますが不透明感は強いです。

株価1,400円以下では割安さに加えて、配当利回りの高さで反発するラインではありますが、現状では大きく株価が伸びる要因が見えにくいと感じます。

配当金の推移について

下記は東ソーの配当推移です。年2回、中間配当(9月)と期末配当(3月)を実施しています。金額は株式併合を考慮してあります。

東ソーの年間配当金推移

2015年3月期:20円
2016年3月期:28円
2017年3月期:48円
2018年3月期:56円
2019年3月期:56円
2020年3月期:56円 (予)

配当は年間56円で据え置きです。

基本方針は「利益還元を重要な資本政策の一つと位置づけ、継続的かつ安定的な配当を行うこととし中期の経営計画では配当性向30%程度を目安」としています。2020年3月期の配当性向は約32%となる見通しです。

まだ減配する水準ではないですが、利益が減少したことで配当性向が上昇しているのは気になる点です。増配の期待値は小さいです。

参考:配当情報|東ソー株式会社

参考:中期経営計画資料|東ソー株式会社

東ソー最近の決算と今後

最後に東ソーの直近決算の確認と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2020年2月3日の決算にて2020年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は701億円と発表、通期計画の860億円に対する進捗率は81.5%となりました。

前回の決算にて経常利益を1,000億円から860億円に下方修正しましたが、そこまでは悪くなさそうです。

今後について

中国経済の減速をはじめ、世界経済の停滞や為替の円高・原料高などさまざまな影響から今後の経営環境は不透明な部分が多いです。これは国外に事業展開している多くの企業に言えることです。

不透明感やこの先の業績不安から株価が安くなっていますが、ある程度下がったところでは割安感や配当利回りの高さから下支えになることもあります。ROEは10%以上をキープ、自己資本比率は年々上昇し財務が比較的安定しているのはプラスポイントです。

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