東ソー【4042】安定配当で高い利回り・株価は下落推移から上昇

塩化ビニル・苛性ソーダなどで大手の化学メーカー、東ソー(4042)。配当が安定推移しており高い利回りです。株価指標と業績推移、株価チャートと配当推移を確認していきます。

東ソーのPOINT
  • 安定した配当推移、高めの利回り
  • 配当性向は高め、割安感あり
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東ソーの株価情報と配当・優待

東ソーの株価情報と配当状況・株主優待制度を確認していきます。

株価の指標(2024年3月29日終値時点)

株価:2,062円
予想PER:11.13倍
PBR:0.85倍
予想EPS:185.34円
時価総額:6,703億円

最新の株価参考:東ソー(株)【4042】:Yahoo!ファイナンス

配当金の情報

2024年3月期の予定年間配当:80円
予想年間配当利回り:3.88%

配当金の推移について

下記は東ソーの配当金推移です。配当権利日は9月(中間配当)と3月(期末配当)です。

2022年3月期に大きく増配、2024年3月期は据え置き予定としています。

配当性向は2023年3月期が50.6%、2024年3月期の予想が約43%です。

株主還元方針の確認

株主還元の基本方針は、中期経営計画(~2024年度)にて「安定配当を基本とし、自己株取得による資本効率向上にも努める」、「配当性向は30%を目安」としています。

参考:配当情報|東ソー株式会社

株主優待について

株主優待制度は実施していないです。

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東ソーの業績推移と株価推移

東ソーの業績推移と株価推移を確認していきます。

業績の推移

下記は東ソーの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

2019年3月期から厳しめの業績で推移していましたが、2022年3月期は大きく増収・増益で過去最高売上・利益を更新。

しかし、2023年3月期は大きく減益となりました。2024年3月期は増益見通しとしていますが弱めです。

参考:財務・業績推移|東ソー

株価のチャート

下記は東ソー5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年4月ごろから上昇。2021年11月から下落が強めに推移していましたが、2023年以降で見ると上昇しています。

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東ソーの事業内容と財務状況

東ソーの事業内容と財務状況を確認していきます。

東ソー(4042)の概要

東ソー株式会社(とうソー、英: TOSOH CORPORATION)は、日本の大手総合化学メーカー。

苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っている。

東ソー – Wikipediaより抜粋

様々な製品の素材を製造しており、身近にあるものの中にも東ソー製品が組み込まれているものが多くあります。

みずほ銀行(旧・日本興業銀行)との関わりが深く、1948年から1984年までの社長は日本興業銀行の出身者でした。

3カ月決算の実績

下記は東ソーの連結経常利益の推移と前期との比較です。

2024年3月期の連結経常利益は980億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記は東ソーのキャッシュ・フロー推移です。

2023年3月期の営業CFはマイナスです。

東ソーの配当について

配当は安定的に推移し、高い利回りです。また、株価には割安感があります。

配当性向が目安より高めなのは警戒したいポイントです。

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