日本水産(ニッスイ)の株価下落は止まったのか?株主優待はお得なのか検証【1332】

日本水産(1332)の株価がここにきて下落が止まり上昇する気配を見せています。はたして株価はどうなるか、業績推移・株価指標・配当利回りから考えてみました。

日本水産の通称はブランド名にもなっている「ニッスイ」で株主優待も実施しています。その内容と優待利回りのお得度も確認していきます。

  • 日本水産の株価指標と事業内容
  • 日本水産の業績推移と株価チャート
  • 日本水産の配当推移・株主優待の利回り
  • 最近の業績やこの先の見込みについて

株価指標と事業内容について

はじめに、日本水産の株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標について

現在の株価:636円

予定年間配当:8.5円

年間配当利回り:約1.3%

PER:11.3倍、PBR:1.32倍

PER、PBRともに平均的で適正値に近く、同業種と比較しても割安感、割高感は特にないです。

※株価は2019年11月6日終値

日本水産(1332)とは

日本水産株式会社(にっぽんすいさん、英称:Nippon Suisan Kaisha, Ltd.)は、日本の大手水産・食品会社。通称は同社のブランド名でもあるニッスイ(英称: NISSUI)。

水産事業、加工事業、物流事業、医薬品事業や船舶の建造・修繕および運航とプラント機材他の販売を行っている。1990年代前半まで自社で遠洋漁業を行っていたが撤退し、事業領域を整理した。売上規模では同業2社が経営統合したマルハニチロに次ぐものの、ファインケミカル事業による高純度エイコサペンタエン酸の医薬品向け原料供給により、水産業のなかでは収益性が高い傾向にある。

wikipediaより一部抜粋

ニッスイの現在の売上・利益の柱は「水産事業」「食品事業」です。「ファインケミカル事業」はこれからという感じです。

参考:ニッスイグループの事業|ニッスイ公式サイト

業績推移と株価チャート

次に日本水産の業績推移と株価チャートをみていきます。

売上高と経常利益の推移

売上・利益ともに右肩上がりの傾向です。2020年3月期ですが、売上高が前期比でマイナスとなる見込みですが、利益は増益見込みです。

参考:財務・業績ハイライト|ニッスイ公式サイト

株価チャートについて

下記は日本水産の直近約3年分の週足株価チャートです。

下値を切り上げながら上昇していましたが、ここ数カ月は下落した位置から上昇せずに若干伸び悩んでいました。

広く見ると下値メドは500円、上値メドは900円辺りでしょうか。600円ラインが強くここから上昇する可能性は有ります。

配当推移と株主優待について

次に日本水産の配当推移と株主優待を見ていきます。

配当推移について

下記は日本水産の配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
3円5円6円8円8円8.5円

日本水産の利益配分についての基本方針は、企業体質の強化・事業展開に備えた内部保留にも意を用いつつ、業績に応じた株主還元を行うこととしています。

「目標の配当性向は15%~20%としており、2020年3月期の予想配当性向も約15%」なので決して無理に配当を出していません。

また、中期経営計画では将来的に配当性向30%以上を目指していることから今後増配していく可能性は高いと考えられます。

参考:分割・株式配当の推移|日本水産公式サイト

参考:中期経営計画|ニッスイ公式サイト

株主優待制度について

日本水産の株主優待ですが、毎年3月末に保有株式数に応じて自社製品をいただくことができます。500株~1000株で保有で3,000円相当、1,000株以上保有で5,000円相当となります。

参考:株主優待|ニッスイ公式サイト

優待利回りを考えると500株保有(318,000円)で3,000円分なので優待利回りは約0.9%です。ものすごくお得というわけではないですね。 株価が安く比較的手を出しやすいので、株主優待の条件がもう少し緩くなるとおいしい優待となる可能性は秘めています。

比較的似た優待を実施しているのはマルハニチロです。

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について見ていきます。

最近の業績について

2019年11月5日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は121億円と発表、通期計画の265億円に対する進捗率は45.8%となりました。

1Qでは前年同期比でマイナスと厳しい出だしでしたが、2Qでは前年同期比で62.6%増と大幅なプラスとなりました。

今後の見通しについて

原価や燃料費などのコストの上昇は気になる点ですが、株価に割高感はなく、業績も安定して推移している点、今後も配当が増えていきそうなのはプラスポイントです。

また、冷凍食品はこれからは需要が見込めるだけに競争が激化していきます。

2019年7月に発表した商品にはこの先の「多様なライフスタイルへの対応」、「健康訴求への対応」などをポイントとして新たな切り口で強化を図っていきます。今後はどれだけ他社と差別化出来るのかが成長するカギとなりそうです。

参考:ニッスイ2019年 秋・冬商品発表について|ニッスイ公式サイト

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