ウエルシアの株価が警戒感から下落場面も・業績好調推移【3141】

「イオン子会社」でドラッグストア最大手級のウエルシアホールディングス(3141)。

今後の株価と配当がどうなるのか、株価指標と業績推移、配当推移と株価チャートを確認してみました。また、株主優待制度も確認していきます。

ウエルシアホールディングスの株価POINT
  • やや割高感あり、配当・優待利回りは低め
  • 株価は警戒感から下落場面も
  • 連続増配中で今後の増配期待値もある
スポンサーリンク

ウエルシアの株価情報と業績推移

ウエルシアホールディングスの株価情報と業績推移・株価チャートを確認していきます。

株価の指標

株価:2,714円
予想PER:20.23倍
PBR:2.55倍
予想EPS:134.14円
時価総額:5,690億円

2023年7月13日終値時点のデータ
最新の株価参考:ウエルシアホールディングス(株)【3141】|Yahoo!ファイナンス

ドラッグストア銘柄というのを考慮しても、割高感があります。

業績の推移

下記はウエルシアホールディングスの売上高・営業利益・経常利益・最終利益の推移です。

売上・利益ともに右肩上がりで好調に推移しています。2022年2月期は売上が1兆円を突破し、営業利益・経常利益は過去最高を更新。

2024年2月期も増収・増益見通しとしています。

株価のチャート

下記はウエルシアホールディングス5年分の週足株価チャートです。

株価は2020年7月から下落。2021年6月には下落が止まり上昇しましたが2021年11月から再び下落。

2022年7月以降はレンジ気味に推移していますが、警戒感から下落する場面も出ています。

スポンサーリンク

ウエルシアの配当情報と株主優待

ウエルシアホールディングスの配当情報と株主優待制度を確認していきます。

配当金の情報

2024年2月期の予定年間配当:34円
予想年間配当利回り:1.25%

配当金の推移について

下記はウエルシアホールディングスの配当金推移です。配当権利日は8月(中間配当)と2月(期末配当)です。

ウエルシアホールディングスの年間配当金推移

2019年2月期:21円
2020年2月期:25円
2021年2月期:28.5円
2022年2月期:30円
2023年2月期:32円
2024年2月期:34円(予)

配当は連続増配中、2024年2月期も増配予定としています。

配当性向は2023年2月期が24.7%、2024年2月期の予想が約25%です。

利益配分の基本方針を確認

ウエルシアホールディングスは利益配分の方針として「再投資のための資金確保と安定的な配当継続を念頭に置きながら財政状況、収益レベル、配当性向などを総合的に勘案」としています。

株主優待について

株主優待制度は「株主優待買い物券」、優待権利月は2月です。

保有株式数優待内容
100株以上 500株未満3,000円分
500株以上 1,000株未満5,000円分
1,000株以上10,000円分

優待券と引換えにお米、カタログギフト、Tポイントと交換することもできます。

優待利回り

100株保有で3,000円相当とした場合、優待利回りは約1.1%です。

参考:株主優待|ウエルシアホールディングス

スポンサーリンク

ウエルシアの事業内容と今後について

ウエルシアホールディングスの事業内容と財務情報の確認と今後について考えてみます。

ウエルシアホールディングス(3141)の概要

ウエルシアホールディングス株式会社(英文社名:Welcia Holdings Co.,Ltd.)は、調剤薬局併設型ドラッグストアチェーンの運営を行う企業の持株会社である。

子会社であるウエルシア薬局からの流れでイオングループに属する。2022年2月期の売上高はドラッグストア業界で初となる1兆円を突破。

ウエルシアホールディングス – Wikipediaより抜粋

2020年は3月によどやを完全子会社化、6月にクスリのマルエを子会社化、7月にネオファルマーとサミットを完全子会社化。

2021年、2022年も継続的にM&Aを行い拡大しています。

3カ月決算の実績

下記はウエルシアの各決算期における連結経常利益の推移と前期との比較グラフです。

2024年2月期の連結経常利益は525億円見通しとしています。

キャッシュフロー

下記はウエルシアのキャッシュ・フローの推移です。

営業CFは不安定な推移です。

参考:ウエルシアホールディングス|Google Finance

ウエルシアの今後について

業績は好調推移、積極的なM&A・業務提携や譲渡などで店舗数を増やしています。

伸びしろとリスク

今後も拡大する可能性が高いですが、大量出店は見極めが重要です。

店舗同士で競合するケースや24時間営業を行う店舗もあり、人材確保などのリスクもあります。また、ドラッグストア業界は競争が激化しています。

短期的な動向・長期的な動向

長期で高い成長率を維持しており株価下落の場面では買い場となる可能性もあります。

しかし、警戒感から下落する場面もあり、以前ほどではないものの割高感があります。

参考:月次報告|ウエルシアホールディングス

タイトルとURLをコピーしました